更新日:2007年2月7日 (水) 18:02
 
■ASPーWQS4スターイベント
モンスターエナジー・パイプラインプロ
プレゼンテッドバイ・ビラボン■
 

■2007年1月27日-2月10日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP■#1#2#3■final

■パイプラインで堀口真平がベスト32進出


▲満点のマシューズ
▲強烈なパイプラインで9.50のハイスコアをマークした堀口真平
▲ブラッド・エッチンガー
【現地2007年2月6日火曜日、パイプライン、ハワイ】コンディション不良のため1週間も中断を強いられ、ようやく再開したASPーWQS4スターイベント「モンスターエナジープロ・プレゼンテッドバイ・ビラボン」。大会主催者は昨日、今日到着が予定されたビッグスウェルを待つことを選んだ。そして期待された波はやって来た。しかも今年のモンスターエナジー最大といえる12ー15フィートのコンディションとなって。そんなコンディションで試合はラウンド4のヒート6までが終了した。

そんなパイプラインで、フルタイムで素晴らしいライディングが披露されたラウンド3において、オーストラリアのマーク・マシューズは、パーフェクトなチューブライドで満点をたたき出した。彼は、午後に行われたラウンド4で、オンショアで悪化したコンディションで強烈なワイプアウトをしたにもかかわらず勝ち続けた。

ちなみに今日のトップ・ヒート・スコアは、17.5ポイントをたたき出したロサンゼルスのデーン・レイノルズだった。
▲ショーン・ヘイズ
フリン・ノヴァク

24才のマシューズは、このパイプラインではダークホース的存在だ。彼は16歳の時からオアフ島のノースショアに来ていたが、怪我のために過去2シーズンは来ることが出来なかった。「バレルを抜けた時は、僕がこれまでに感じた中でもベストなフィーリングだったよ」とシドニー出身であるマシューズが言った。「僕はなんとか持ちこたえて、ただ最善の結果を望んでいただけさ。そのバレルは、水がぐるぐる回っている巨大な部屋のようだった。バレルが開くにつれて、全ての空気が吸い込まれて、自分を吐き出す前に、バレルの奥深く後方に引っ張られたんだ。信じられない感じだった」

マシューズは、10ポイント・ライドで、Makitaウェイブ・オブ・ザ・デイ賞も獲得した。ウネリは次から次へと入って来ていて、どんどんサイズアップしているようだった。20分ヒートには巨大なセットも入り、かなりハードな状況でスコアも、エクセレントなチューブライドを決める選手もいれば、全く波に乗れない選手もいた。4本のサーフボードが折れ、2人のサーファーがゼッケンを引きちぎられた。

そんな状況で、ハワイのデリック・ホーを含むショーン・ムーディ、マーカス・ヒックマンといったパイプライン・スペシャリストたちが姿を消した。一方で、早くもラウンド5であるラウンドオブ32の進出を決めたのは、カルロス・キャバレロ、カイ・バーガー(Haw)、デーン・レイノルズ(CA)、ミカラ・ジョーンズ(Haw)、堀口真平 (Jpn) 、ダニエル・ロス(Aus)、マーク・マシューズ(Aus)、レイモンド・レイチェル(Haw)、フリン・ノヴァク(Haw)、ギャヴィン・ジレット(Haw)、トーリー・バロン(Haw)カイル・ガースン(CA)。そして、お待ちかねのイベント・チャンピオンであるロブ・マチャドとモンスター・ライダーのシェーン・ドリアン(ハワイ)がいよいよ登場する。

今日出場した日本人サーファーは、小川直久、牛越峰統、脇田貴之、堀口真平、仲野仁人。なかでも堀口真平は、ラウンド3で9.50というエクセレントなスコアをメイク。1位通過かと思われたがマーク・マシューズに逆転されはしたものの2位でラウンド4へ勝ち進んだ。続いて午後遅くに行われたラウンド4ではダニエル・ロス、ランドル・ポールソンらを抑え、堂々の1位通過を果たし、ラウンド5進出を決めベスト32に残った。その他に日本が誇るパイプライナーの2人、小川直久と脇田貴之もラウンド4に勝ち進んでおり、シードの田中樹も登場する。頑張れ日本。コンテストは2月9日までのウエイティング・ピリオド。大会主催者は現地の金曜日のファイナルを予想している。



  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はwww.billabongpro.com


トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2006 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます

 
ASPJAPAN