更新日: 2007年12月15日 (土) 17:31
トリプルクラウン最終戦
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■最終戦
■ビラボン・パイプラインマスターズ■
■2007年12月8日-20日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■#1#2#3

■ラウンド3終了。最愛のオーストラリアン・サーフスター「オッキー」 引退。
 
■ケリー・スレーター(USA)
 
■41才のオクルーポは80年代から続いたキャリアに終止符を打つ タジ・バロウ
【2007年12月14日金曜日、バンザイパイプライン、ハワイ】今シーズンのプロサーフィンを締め括る「ビラボン・パイプラインマスターズ」が3-5フィートのコンディションで行われ、ラウンド3が終了した。

これまでも引退が囁かれていた「オッキー」ことマーク・オクルーポだったが、彼は引退試合としてビラボン・パイプライン・マスターズを選び、彼がラウンド3で敗退したことによって、プロサーフィン界における最も長いキャリアが終わった。

41才のオクルーポのキャリアは、80年代中頃から今日までプロサーフィンの四半世紀にわたり、世界チャンピオンであるショーン・トムソン、トム・カレン、トム・キャロル、ケリー・スレーターという偉大なサーファーの3ジェネレーションとともに世界の波をシェアした。
 
■フレッド・パターチア(HAW)
 
    ■引退するオッキー
プロサーフィンの歴史の中で最も素晴らしいカムバックを見せたあと、1999年には彼自身の名前を世界チャンピオン・リストに加えた。オクルーポは、オーストラリアはシドニー、カーネルの町の「サーフィンの神童」として11歳のときに初めて注目を浴びた。そして、クナラの地元のボードライダーズクラブに参加、彼は11ー13歳のジュニア・チャンピオンだった。1982年にプロコンテストに参加したオクルーポは、1983年の17歳の時に、フルタイムのプロサーフィン・キャリアを開始して、初めてトップ16に入った。1985年には、このパイプラインで最大の波でのサーフィンコンテストに参加、19才で見事優勝した。1986年には世界3位となり、ワールドタイトルはそう遠くはないと誰もが思っていた。しかし、数年間続いた輝きも、直ぐにかげりが見え始め、1987年にはツアーを離脱、1999年に33歳でワールドタイトルを獲得するまで13年もの歳月が流れた。

今日のトロイ・ブルックス(オーストラリア)とのヒートは、オッキーが終始リードしていた。しかし、最後にブルックスが波を手に入れ、オッキーが大逆転負けを食らった。海から上がって来たオッキーは、友人とビラボン・チームメイトに肩車されて、ファンとメディアの待つステージに到着した。「僕はハッピーだけど、悲しい。今の気持ちを上手く説明できないよ」」とオクルーポ。「ビーチでのレセプションは最高だったよ。まだ引退する実感は無いな。多分、僕が一人になったとき、実感するんだろうな。でも、すこしは覚悟をしていた。決して言いたくはないけど、僕はフルタイム・コンペティションから正式に引退する。いくつかのワイルドカードは受けるかもしれないけど、それはそれでしかない」とオッキーが言った。

そして、今朝ミッキー・ブルノー(ハワイ)に勝った8X世界チャンピオン・ケリー・スレーター(フロリダ)は彼のヒートのあと「来年は、いくつかのイベントを慎重に選ぶかもしれない」と言った。「僕は、もっと個人的な時間を持ちたいと思っている。まだ決定ではないけど、多分来年フルでツアーをサーフィンしないだろう。昨年、それをしたいと言ったけど、今回、数試合にするつもりというのは、かなり確実だ」とコメント。

また、2003年のパイプライン・マスターズ・チャンピオンのジェイミー・オブライアン(HAW)は、レイティング33位のローカル・サーファー、フレッド・パターチア(HAW)に破れた。「僕は、いつもパイプラインの試合で勝ちたかった」とパターチアが言った。「僕はちょうどこの道のむこうにあるサンセットエレメンタリースクールに通っていたんだ。このイベントを見るために学校をよくサボったよ。僕はいま33位。現段階でどうすればリクオリファイできるかはわからない。でも僕はあまり、そのことは心配しないよ。ヒートでスマートにサーフしようとしているだけ。それが出来れば上手くし、ダメならダメ。来年の3つのWQSももうエントリーしたしね。自分のベストを尽くすだけさ」

そして、ブラジリアンのラオニ・モンテイロとビクター・リーバスは、パターチア同様、リクオリファイするためパイプラインで良い結果を必要していたが、彼等の今日の結果では一歩及ばなかった。昨日敗退したショーン・キャンスディル(AUS)とゲイブ・クリング(USA)も彼等の目標は達成できなかった。また、ダニー・ウイルス(AUS)とリッキー・バスネット(ZAF)のようなサーファーもまた、ラウンド4に勝ち上がっているマクドナルド、パターチア、ブルース・アイアンズ(HAW)のようなサーファーとともに際どいポジションにいる。ロイデン・ブライソン(ZAF)エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)はWCTからリクオリファイできなかったが、WQSから来年度の参加資格を得た。ネクストコールは明朝7時だ。


For complete results, please visit: www.triplecrownofsurfing.com

  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はオフィシャルサイトでご覧下さい

トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2007 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます