更新日: 2007年12月18日 (火) 16:48
トリプルクラウン最終戦
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■最終戦
■ビラボン・パイプラインマスターズ■
■2007年12月8日-20日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■#1#2#3

■ビード・ダービッジが優勝、トリプルクラウン・タイトルも獲得
 
■3Xクラウンもダービッジ。
 
■WCT2度目の優勝がパイプラインマスターズとなったダービッジ。 ■ディーン・モリソン(AUS)2位
【2007年12月17日月曜日、バンザイパイプライン、ハワイ】「ビラボン・パイプラインマスターズ」が3フィートのスモール・コンディションのオフザウォールで終了。オーストラリアのビード・ダービッジが優勝し、トリプルクラウン・タイトルまでも手に入れた。ディーン・モリソン(AUS)、パンチョ・サリヴァン(HAW)、ジョエル・パーキンソン(AUS)といったファイナリスト達と戦ったダービッジは、16.67というスコアをマークし勝利を手に入れた。

「僕は完全に大喜びさ」とダービッジが言った。「明らかに、コンディションはクラシック・パイプラインでなかったけど、試合はかなり激しかった。我々は新しいデュアル・ヒート・フォーマットを使った。そして、来年のクオリファイを狙うサーファーがたくさんいたから、この試合では、みんな物凄くハングリーだったよ。今シーズンは、常に冷静でいるように心掛けていた。スポンサーがいて、フリーサーフィンか試合なのかとかは関係なくね。そして今日のが僕のアプローチさ。完璧にストークしたね。最高の形でシーズンを終えることが出来た。来年は更なる頂点を目指すよ」
 
■パンチョ・サリヴァン(HAW)3位
 
    ■ジョエル・パーキンソン(AUS)4位
今シーズン、ダービッジはスポンサー無しでスタート、自分自身で資金調達して世界を回った。そんな彼に、優勝賞金4万ドルと、2万5千ドルの限定版シボレー・コロラド・トラックとカスタムメイドの1万ドルのニクソン腕時計が贈られた。彼は、マイク・ロンメルシーが1997年に優勝したとき以来のトリプルクラウン・タイトルを獲得したのオージーである。1998年にトリプルクラウン・タイトルを勝ちとったアメリカのケリー・スレーターを除いては、ハワイアンが、それ以来タイトルを保持していた。

「トリプルクラウンに勝つことは、長い、長い間、僕の夢だった。そして、僕はいつも、ハワイで自分自身を証明することはワールドタイトルに勝つことに匹敵することだと感じていた」とダービッジが言った。ダービッジの最終レイティングは、世界5位。彼はファイナルで9.50という本大会のベスト・シングル・スコアでリードを広げた。「ファイナルはあまり波が来なかったんだ。我々4人は、かなり接近して波を待っていた」とダービッジが言った。「他の3人は、そのポジションから離れていったんだ。そうしたら僕のところに波が入って来た。その波は最高に良い壁になって、何度か最高なターンを決められた。僕はジャッジがそれが気に入ったんだったと思う。そして、僕はそのスコアをゲット。あの波で他のみんなが窮地に落ちたね」

そして、ビラボン・パイプライン・マスターズで2位となったモリソンは、レイティング9位となりトップ10に滑り込んだ。「僕たちがハワイへ行くための荷物をまとめていたときには、誰もパイプがこれほどサイズダウンするとは予想もしなかった」とモリソンは言った。「バレル・ライディング・イベントというよりは、むしろマニューバー・イベントで終わったね。でも僕にとっては今年初のファイナルだったから最高だったよ。ビードにお祝いを良いたい。彼は一日中、リップしていたからね」

パーキンソンもまた今年初のファイナル。4位入賞でレイティング4位で今年を終えた。「こんな波でも、最後の試合を良い結果で終ることが出来て嬉しいよ。僕は今年1度もファイナルに残れなかったからね。8フィートのパーフェクトなパイプをみんな望んでいた。でも、毎年そんな波で出来るわけ無いけどね」そして、ファイナルでのただ一人のハワイアンで3位となったサリヴァンは、2007年のシーズンを自己ベストである7位でフィニッシュした。「誰でもパイプでは勝ちたいさ。ファイナルに残れて本当に嬉しいよ。去年は全く良いところが無かった。今日は本当に集中できて、ファイナルまで勝ち上がれて嬉しかった」とサリヴァンが言った。

今日のパフォーマンスで2008年のASPワールド・ツアーのスポットを手に入れたのは、ブルース・アイアンズ(HAW)とフレッド・パターチア。逆に2008年のASPワールド・ツアーの資格を得ることができなかった選手は、グレッグ・エムズリー(ZAF)、コリー・ロペス(USA)、フィル・マクドナルド(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、トロイ・ブルックス(AUS)、ベルナルド・ミランダ(BRA)、ゲイブ・クリング(USA)、ショーン・キャンスディル(AUS)、ビクター・リーバス(BRA)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、そして引退者のマーク・オクルーポ(AUS)とミック・ロウ(AUS))である。怪我をしていたためトップ27を外れたベン・ダン(AUS)、ティム・レイズ(USA)、トラヴィス・ロジー(ZAF)は、ワイルドカードが適用される可能性があるが、彼らのスポットは、まだ確定ではない。また、ASP-WQSから2008年のASPワールド・ツアーにリクオリファイする選手は、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ダイヤン・ネイヴ(AUS)、ルーク・マンロー(AUS)。

これで2007年のプロサーフィンは全て終了。2008年2月、ツアーがオーストラリアのゴールドコーストでキックオフするまで、ASPワールド・ツアーはブレイクとなる。

ビラボン・パイプライン結果:
優勝:ビード・ダービッジ(AUS)16.67、2位:ディーン・モリソン(AUS)13.00、
3位:パンチョ・サリヴァン(Haw)9.60、4位:ジョエル・パーキンソン(AUS)7.43

フォスターズASPワールド・ツアーFinal Top 27


1. ミック・ファニング(AUS) 8136ポイント 2. タジ・バロウ(AUS) 7104ポイント 3. ケリー・スレーター(USA) 6516ポイント 4. ジョエル・パーキンソン(AUS) 6432ポイント 5. ビード・ダービッジ(AUS) 5774ポイント 6. アンディ・アイアンズ(Haw) 5151ポイント 7. パンチョ・サリヴァン(Haw) 4938ポイント 8. ジェレミー・フローレス(FRA) 4770ポイント 9. ディーン・モリソン(AUS) 4690ポイント 10.Bobbyマルチネス4582の(USA)ポイント 11. C.J.ホブグッド(USA) 4580ポイント 12. カイ・オットン(AUS) 4563ポイント 13. トム・ホイッティカー(AUS) 4493ポイント 14. テイラー・ノックス(USA) 4309ポイント 15. ダミアン・ホブグッド(USA) 4274ポイント 16. ルーク・ステッドマン(AUS) 4177ポイント 17. マイケル・キャンベル(AUS) 3987ポイント 17. クリス・ワード(USA) 3987ポイント 19. エイドリアン・バカン3982の(AUS)ポイント 19. ロドリゴ・ドーネルス(BRA) 3982ポイント 21. ネコ・パダラッツ(BRA) 3934ポイント 22. レオナルド・ネヴス(BRA) 3797ポイント 23. フレデリック・パターチア(Haw) 3675ポイント 24. ブルース・アイアンズ(Haw) 3660ポイント 24. リッキー・バスネット(ZAF) 3660ポイント 26. ダニエル・ウイルス(AUS) 3617ポイント 27. ロイデン・ブライソン(ZAF) 3612ポイント

For complete results, please visit: www.triplecrownofsurfing.com

  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はオフィシャルサイトでご覧下さい

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