■ケリー、今季初のパーフェクト10でラウンドアップ。
「それはバランスなんだ。失敗して、自分の頭の中のどの部分の、何が悪かったのを理解する。邪魔になっているものは何でも。それで、それを整理して海に戻る。今日はこの2、3年の中でもベストヒートだったね」。スレーターは、ヒート中盤でラディカルなマニューバーを全て演じることによって2007年のフォスターズASPワールド・ツアー・シーズン初のパーフェクト10をマークした。フルレール・カーヴィング、エアリアル、焼き付くようなカットバックと彼の引き出しにあるテクニックが全て披露されたようなテクニックのオンパレードの1本だった。
また、本日のもう一人のハイパフォーマーはミック・ファニング。2005年にクイックシルバー・プロに勝ったファニングは、18.07対12.93でラウンド2でアンディ・アイアンズを倒したパターソンを下した。「ヒートでは全てがうまくいったよ。前のヒートのケリーを見ていたけど、彼は手に負えないな。」とファニングが言った。「自分がこれまで見て来たコンテスト開催中のスナッパーとしては、これはベストだね。僕はずっとここでサーフしているんだけど、いつもなら1000人は居るね。ターンなんて出来ないんだから」。
ヒート終了後、ファニングとその友達は、対戦相手のパターソンを肩車してビーチを駆け登った。「ジェイクとサーフするラストイベントだからね。彼は10年以上ツアーに居て、彼がツアーに居てくれたことは僕にとって特別なことだった」とファニング。「僕がツアーを回り始めた時からずっと、彼が面倒を見てくれたんだ。僕はジェイクの最後のヒートを彼とシェア出来て本当に嬉しかったよ」とコメントした。
そして、トップシードのジョエル・パーキンソン(AUS)とタジ・バロウ(AUS)もラウンドアップ。パーキンソンは午後に行われたラウンド4でもブルースを破り早くもクオーターファイナル進出を決めた。パーキンソンは今日のファーストヒートで、ブラジリアン・ルーキーのレオナルド・ネヴスを克服した。「レオナルドは今年、かなりハードな対戦相手になる」とパーキンソンが言った。「彼は相当、暴れるだろうね。彼と当たったら全くのんびりなんかしていられないよ。しばらく窮地に陥って良い波が来ることだけを祈ってたよ。彼との次の戦いは勘弁だな」とコメント。
また、その他にツアールーキーのカイ・オットン(AUS)が、昨年の新人王ボビー・マルチネス(USA)を破り、ジョシュ・カー(AUS)とベン・ダン(AUS)のルーキーたちもラウンドアップしている。さて、大会も大詰め。コンディションによって試合が再開されれば、大会主催者は明日がファイナルになると予測している。ネクストコールは明朝6時。
クイックシルバー・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:
ジョエル・パーキンソン(AUS)19.10
ブルース・アイアンズ(HAW)7.83
ヒート2:
ビード・ダービッジ(AUS)11.67
カイ・オットン(AUS)7.33
ラウンド4
ヒート3:
テイラー・ノックス(USA)対
マイケル・キャンベル(AUS)
ヒート4:
グレッグ・エムズリー(ZAF)対
ケリー・スレーター(USA)
ヒート5:
ミック・ファニング(AUS)対
ダニエル・ウイルス(AUS)
ヒート6:
ジョシュ・カー(AUS)対
ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート7:
タジ・バロウ(AUS)対
トラヴィス・ロジー(ZAF)
ヒート8:
ベン・ダン(AUS)対
ラオニ・モンテイロ(BRA)
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