■ミック・ファニングが優勝。ホームブレイクのスナッパーで幸先良いスタート。
「このスナッパーで、みんなの前で優勝出来るなんて、まるで夢のようだよ」とファニングが言った「僕は有頂天さ。そして、ファイナルでビードと一緒にサーフできた...彼はずっとリップしてたね。彼はいつも驚くべきサーファーなのさ。彼は今年スポンサーなしにサーフィンするんだけど、僕は業界の人たちに言いたい『彼をスポンサーするべきですよ。だって彼は今年大暴れしますよ』ってね。実際ファイナルまで残ったしね。それにしても僕はもうヘトヘト。仲間と一緒にパーフェクトなスナッパーで、今シーズンをスタートできるなんて最高だよ。ともかく地元で優勝出来た。それは素晴らしいことなんだ。」
今回の優勝はファニングにとってフォスターズASPワールド・ツアー通算7度目となる勝利で、いまだ達成することの出来ない世界タイトル獲得に向けて、幸先の良いスタートを切った。ファニングは2005年、2006年ともレイティング3位で、昨年はジェフリーズとブラジルで優勝した。「僕は昨年の後半、6試合のうち3戦でファイナル進出出来たんだ。」とファニング「それで自分のサーフィンに凄く自信を持てたのさ。今年もその調子をキープしたいね。今回は全体的にリラックスして過ごせたんだ。それが功を奏したみたい。最悪の状況になっても、波がやって来る感じで、素晴らしい1日だったよ。ここで僕は2度目の優勝なんだけど、前回とはちょっと違う感じだね。前回は大怪我からのカムバック優勝で、安堵の気持ちでいっぱいだった。でも今回は凄く集中出来ているし、ワールドタイトル獲得も出来るぞって本当に思うんだ。それに加えて、僕はそれを今まで以上に楽しんでいるんだよ」と歓喜のファニングが言った。
今回3位となったスレーター。彼の調子は決して悪くなかった。しかし、ダービッジとのセミファイナルで先制攻撃を受けた。一時はコンビネーション・シチュエーションに追いやられたスレーターだったが、後半に奇跡の大逆転を決めた。だったが、そのあとダービッジが終了間際に再び逆転するとは誰も思わなかった。「何をすれば良いのさ」とスレーター。「逆転してトップに立って、あの波が来たんだ。逆転されるとは思わなかったよ。我々は非常に高い得点で争っていた。両者とも良いサーフィンをしていたけど、僕より彼の方が上手くサーフしたってことだね」とコメント。その他の結果は以下の通り。
フォスターズASPワールド・ツアーの次のイベントは4月3日からベルズ・ビーチで行われるリップカール・プロ。そちらのリポートもお楽しみに。
最終結果:
Final: ミック・ファニング(AUS)16.17
ビード・ダービッジ(AUS)12.00
セミファイナル1:
ビード・ダービッジ(AUS)19.40
ケリー・スレーター(USA)18.73
セミファイナル2:
ミック・ファニング(AUS)18.13
タジ・バロウ(AUS)7.33
クォーターファイナル1:
ビード・ダービッジ(AUS)18.34
ジョエル・パーキンソン(AUS)10.33
クォーターファイナル2:
ケリー・スレーター(USA)15.83
マイケル・キャンベル(AUS)13.57
クォーターファイナル3:
ミック・ファニング(AUS)19.53
ジョシュ・カー(AUS)19.10
クォーターファイナル4:
タジ・バロウ(AUS)14.96
ベン・ダン(AUS)11.00
フォスターズASPワールド・ツアー・レイティング
1位:ミック・ファニング(AUS)1200
2位:ビード・ダービッジ(AUS)1032
3位:ケリー・スレーター(USA)、タジ・バロウ(AUS)876
5位:ジョエル・パーキンソン(AUS)、マイケル・キャンベル(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)732
9位:ベン・ダン(AUS)、テイラー・ノックス(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)、ダニエル・ウイルス(AUS)、グレッグ・エムズリー(ZAF)、トラヴィス・ロジー(ZAF)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、ジェレミー・フローレス(FRA)、カイ・オットン(AUS)600
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