更新日:2007年1月6日 (土) 1:42
 
■ビラボンASPワールドジュニア・
チャンピオンシップ■
 

■2007年1月1日-8日■ノースナラビーン、オーストラリア■photo:ASP■#1#2#3

■田中英義がラウンド4進出、大澤17位、橋本、大村ともに9位


▲ジョディ・スミス(ZAF)
▲大澤信幸との日本人対決に快勝した田中英義
▲エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)
【2007年1月5日金曜日、ノースナラビーン、オーストラリア】プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会5日目。昨日はコンディション不良のため、コンテストの開催は見送られたが、2フィートまでなんとか持ち直したコンテスト会場のノースナラビーンで、ガールズのラウンド3とボーイズのラウンド3のヒート12までが行われた。

そんななかで驚異的なディスプレイで話題を独占したのは、新進気鋭のウイメンズサーフィン界のスーパー・スターであるステファニー・ギルモア(AUS)。日本の橋本小百合と対したギルモアは,男女合わせた今日のベストスコアとなった9・17をマーク。圧倒的なフォームでクオーター進出を決め、優勝目指してまっしぐらだ。

「予想したより多くのターンを入れる事の出来る素晴らしい小さい波を、やっとの思いで手に入れることができたの」とギルモアが言った。「そして、ジャッジは明らかに、私のサーフィンを高く評価してくれたわ! サユリは全く油断出来なかった。彼女がより良い波を手に入れる事が出来れば、彼女が勝っていたわ」とコメント。
ミッチ・コールボーン(AUS)
▲ステファニー・ギルモア(AUS)

一方、ボーイズ・ディビジョンでは、ミッチ・コールボーン(AUS)とマット・ウィルキンソン(AUS)が、信じられないエアリアルとテールスライドを見せて、今日のトップスコアで勝ち進んだ。なかでもメイン・イベントに出場するためにトライアルから戦わなければならなかったコールボーンは、かなりの要注意人物で,彼自身この先、全く不安を感じていない様子だった。「まだまだビッグネームがいるからね」とコールボーン。「この数日間はソリッドなコンディションになるだろうね。かなり自信はある。うまく行けばファイナルだって夢じゃないさ。もちろん優勝だって視野に入れている」とコメント。

また、メキシコのアンジェロ・ロザノを倒したマット・ウィルキンソン(AUS)は「しばらく波が割れなくて心配したよ。でもラッキーにも、いくつかの波をゲット出来て、なんとか勝ち上がれた。次のラウンドでミッチ・コールボーンと戦うのはハードだね。でも、このイベントは全てのヒートがハードだから、誰と当たるかなんて問題ではないけどね。同じオージーと戦うのは嫌だけど、結果として少なくとも一人のオージーがクオーターに進出出来るってことだからね」とコメント。

その他に、今回のナンバ−1シードのエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、14才で今回の最年少であるタヒチのタマロア・マコームに快勝。ハワイのハンク・ギャスケルも南アフリカのロリー・ビーチに圧勝した。

今日のチームジャパンは,不運にもボーイズで田中英義と大澤信幸が一騎打ち。田中がオープニングライドで7ポイントをスコアし、立て続けに8ポイントのハイスコアを叩き出す。終始ヒートをリードし続けた田中英義がコンビネーション・シチュエーションに大澤を追いやり、大差で勝利しラウンド4進出を決めた。大澤は17位でフィニッシュ。また、ガールズの大村奈央はアナリ・ゴメスと、橋本小百合は、あのステファニー・ギルモアとマンオンマン対決したが二人とも惨敗。大村、橋元ともに9位という結果で終わった。コンテストディレクターのルーク・イーガンが明朝、ゴーサインを出せばメンズラウンド3の残りの13ヒートからスタートする。これで残った日本人は田中英義のみ。日本のチャンピオンとして精一杯のサーフィンを見せてもらいたい。がんばれヒデヨシ。がんばれ日本。



ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はASPのオフィシャルサイトで。http://www.aspworldtour.com/



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