【現地2008年8月2日土曜日、インドネシア】ASPワールドツアー第6戦「リップカールプロ・サーチ」は、メイン会場のソリッドな6フィートのコンディションでラウンド3が終了。ルーキーで現在39位のティアゴ・ピレス(PRT)がケリー・スレーター(USA)を破る番狂わせが起きた。 ヒート終了間際に逆転するために7.16を必要としていたピレスは、優先権を保持するスレーターがセットの最初の波を取るのを見守った。そして、その後にピレスは8.40をマークして大逆転で勝利した。「2つの波が、そのヒートの終わりに来たんだ。そして、彼が最初の波に行った。そして、僕は2本目に行った。それが本当に良い波になったんだ」とピレスが言った。「僕がバレルから出て、チャネルに行ったとき、誰もが叫んでいた。これは、自分のキャリア最大の勝利である。僕はいくつかのASPーWQSイベントで勝ったけど、このコンディションでスレーターに勝てたなんて信じられないよ」。
ピレスが2008年にスレーターを破った最初のツアラーとなったので、ピレスは、崖の上で待っていたでASPトップ45の数人のメンバーに祝福を受けた。「洞窟を昇ってきた時、このイベントに優勝したような気分になったよ」とピレスが言った。「みんなが叫んでいて、歓声をあげていた。それは、本当に素晴らしい感じだったね。他の誰も今年彼を倒せなかったから、これは凄い事だと思う。でも激しくトレーニングしてきたし、このイベントでさらに勝ち進みたいね」。 2008年のASPワールドツアーのこれまでのところ、5回のイベントのうちの驚異的な4勝をしたスレーターは、彼の敗北にも取り乱さず、彼の戦術的ミスを考えて、対戦相手を祝った。「その最初の波に行くべきでないのを知っていた」とスレーター。「彼が本当に良いサーフィンをしたね。ティアゴ(ピレス)にお祝いを言いたいよ。明らかに自分は彼を過小評価するつもりはないね。たぶん彼は世界一のバレルライダーだよ。それが実際に起こる約1分前までは頭で勝ち続けていたが、時々起こる状況の1つだったね。このコンテストが始まる前に、自分の運がどこかで尽きるはずで、それがここじゃないかと推測していたんだ」 2008年のタイトルレースにおける快適なリードを維持するスレーターは、再編成して、9月にカリフォルニアで行われる次のイベントに目を向けている。「ここでの結果は残念なものだね。だれも17位は好きではないはずさ」とスレーター。「僕たちは2つ必要のない結果を捨てる事が出来るんだ。自分がそれをすると、今年4つの優勝があるだけ。それはかなり良いね。ローワーズは、いつも僕にとって、良い開催地だった。それは僕の裏庭のような感じで、いつも良い結果を出せるんだ。いかなるヒートで誰も決して度外視することはできない。彼らは世界で最高のサーファーなんだ。彼らは皆、危険だよ」 世界チャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、そんなスレーターのヒートの後に海の中にいて、ロドリゴ・ドーネルス(BRA)に快勝した。「我々のヒートは、波がスローで、それが信じられなかった」とファニングが言った。彼は、スレーターの早い除去から利益を得て、彼の2008年のワールドタイトル・デフェンシブ・キャンペーンを再編成するポジションにいる。 また現在2位のジョエル・パーキンソン(AUS)は、今日の最高点となる18.40でロイデン・ブライソン(ZAF)を倒した。 「インドネシアは、潮の干満によるスポットである」とパーキンソンが言った。「いくつかのヒートは本当に良い波でも、他のヒートがそうとは限らない。我々の時にスイッチが入ってくれて感謝しているよ。良い波をつかむことができた」。予報では、夜を通して現在の南西スウェルは明日まで維持する予想。しかし、明日の夜にかけてダウンする傾向にあると言う。明朝のファーストコールは午前6時半で7時スタートを目指す。
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