更新日: 2008年8月4日 (月) 17:00
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第6戦リップカールプロ・サーチ
■2008年7月30-8月10日■インドネシア■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■R1R2R3

■ハワイのブルース・アイアンズがWCT初優勝
 
■ブルース・アイアンズ(HAW)
 
■ASP-WCTイベントで初優勝のブルース・アイアンズ(HAW) ■フレデリック・パターチア(HAW)


【現地2008年8月3日日曜日、インドネシア】ASPワールドツアー第6戦「リップカールプロ・サーチ」が終了。メイン会場の4フィートのコンディションで行われたファイナルで、フレッド・パターチアを破り、ブルース・アイアンズ(HAW)が優勝した。2008年のASPワールド・ツアー11戦中の第6戦リップカールプロ・サーチの長かった最終日は、二人のヤングハワイアンによる素晴らしいバレル・シュートアウトで幕を閉じた。

ファイナルまでにASPワールド・チャンピオンに君臨しているミック・ファニング(AUS)とドリームツアー2年目のベン・ダン(AUS)を下したブルースは、ファイナルの残り時間10分で、8.33、9.33をマークして大逆転。彼にとって初めてのASPワールドツアー優勝を手に入れた。「ツアーに参加出来たときの僕の目標の1つは優勝することだった。今シーズンでツアーを離れることを決めてから、優勝出来るとは思わなかった」とアイアンズ。

 
■ティアゴ・ピレス(PRT)3位
 
    ■クリス・ワード(USA)3位


「しかし、波はこのイベントで最高だった。ドリームツアーは絶えず、こうあるべきだね。僕は確かに今年の終りにASPツアーから離れる。しかし、僕は引退はしない。パイプラインやチョープーで、僕が参加できる会場で試合に出る計画なんだ」。ロースコアを重ねるパターチアに対して、乗る波を選びファイナルを慎重に進めたプログレッシブ・ナチュラル・フッターのブルース。激しいバックハンド・チューブを誘発して、ドライリーフの上でコミットメントされたリエントリーを決め勝利を手に入れた。ASPワールド・ツアー・レイティングも10位にランクアップだ。「フレッドと僕のことがアナウンスされ続けていたとき、海の中でちょっとよく分からなくなって、それが全く聞こえなかったんだ」とアイアンズ。「ツアーでファイナルは2度目、WCTでは一度も優勝できなかった。今回はハードにトライしたよ」

リップカールプロ・サーチ・イベントは、これまでブルースの兄のアンディが2年連続でタイトルをホールドしていた。今回ブールースが優勝したことで、アイアンズ・ファミリーのタイトル独占は維持された。「兄貴は二度このイベントで優勝している。そして、僕がファイナルで考えたのは、そのトロフィーが欲しいかどうかってことだけさ」とアイアンズ。「最高だよね。素晴らしいイベントだった。僕達は今夜大きなパーティーを開くつもりさ!」

2位となったパターチアは、このイベントを通して素晴らしいフォームを見せ、ハイスコアをマークしてトップシードを倒してファイナルまで勝ち上がった。「ブルース(アイアンズ)と僕は親友だ。でも我々はそのファイナルでは熾烈な争いを演じたよ」とパターチアが言った。「僕は序盤に1つの波を持っていた。ブルースは終盤に2本の凄い波を掴んだんだ。彼はそれに狙いをつけていたのかもしれない」。今シーズン初めに怪我を負ったパターチアは、フィジーとジェフリーズ・ベイで9位入賞し盛り返して、このインドネシアで2位となった。スタイリッシュなグーフィー・フッターは、今ではASPワールド・ツアー14位にいる。「今年のスロースタートから、カムバック出来て素晴らしいと感じるよ」とパターチアが言った。「このイベントは波が非常によかったけど優勝できなくて残念だね。でもブルース(アイアンズ)が優勝してくれた。彼はツアーを離れるから、我々がハワイにタイトルをキープ出来たことが嬉しいね」。

大多数のトップシード選手が早いラウンドで敗退したため、レイティング・リーダーのケリー・スレーター(USA)がラウンド3で破れたにも関わらず、独走態勢の彼との差は縮まらない。2008年のASPワールド・ツアーの次のコンテストは、2008年9月7-13日にカリフォルニアのローワー・トラッソルズで行われるブーストモバイル・プロ。詳細は、www.aspworldtour.comへログインしてください。


RIP CURL PRO SEARCH FINAL RESULTS
1−ブルース・アイアンズ(HAW)17.66 2−フレデリック・パターチア(HAW)11.16
RIP CURL PRO SEARCH SEMIFINAL RESULTS
SF 1: フレデリック・パターチア(HAW)10.16 ティアゴ・ピレス(PRT)8.50
SF 2: ブルース・アイアンズ(HAW)13.70 クリス・ワード(USA)13.50
RIP CURL PRO SEARCH QUARTERFINAL RESULTS
QF 1: フレデリック・パターチア(HAW)16.50 カイ・オットン(AUS)14.17
QF 2: ティアゴ・ピレス(PRT)12.00 キーレン・ペロウ(AUS)11.34
QF 3: ブルース・アイアンズ(HAW)19.40 ベン・ダン(AUS)9.67
QF 4: クリス・ワード(USA)16.34 タジ・バロウ(AUS)13.90
RIP CURL PRO SEARCH ROUND 4 RESULTS
ヒート1: カイ・オットン(AUS)11.67 ビード・ダービッジ(AUS)10.67
ヒート2: フレデリック・パターチア(HAW)19.50 ジョエル・パーキンソン(AUS)18.40
ヒート3: キーレン・ペロウ(AUS)10.00 ボビー・マルチネス(USA)6.30
ヒート4: ティアゴ・ピレス(PRT)13.77 ダイヤン・ネイヴ5.06の(AUS)
ヒート5: ブルース・アイアンズ(HAW)10.84 ミック・ファニング(AUS)10.83
ヒート6: ベン・ダン(AUS)15.97 ミカエル・ピーコン(FRA)12.37
ヒート7: タジ・バロウ(AUS)12.43 ディーン・モリソン(AUS)11.83
ヒート8: クリス・ワード(USA)18.17 アンディ・アイアンズ(HAW)11.33

CURRENT ASP WORLD TOUR TOP 10
1.ケリー・スレーター(USA)5620ポイント
2.ジョエル・パーキンソン(AUS)4548ポイント
3.ビード・ダービッジ(AUS)4382ポイント
4.タジ・バロウ(AUS)4370ポイント
5.ミック・ファニング(AUS)4353ポイント
6.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)3950ポイント
7.アンディ・アイアンズ(HAW)3938ポイント
8. C.J.ホブグッド(USA)3870ポイント
9.ボビー・マルチネス(USA)3628ポイント
10.ブルース・アイアンズ(HAW)3392ポイント


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更なる情報はオフィシャルサイトでご覧下さい

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