彼はメイン・ラウンドのシードを断り、トライアルからファイナルまでサーフィンを続け、ここでの彼の強さと勢いを見せる多くの機会を持った。最終的に、サリヴァンは他のどのサーファーよりも多い合計8ヒートを戦った。オールハワイアンのファイナルは、サリヴァンの仲間のWCTサーファーであるフレッド・パターチアが2位、ロイ・パワーズが3位、そしてダスティン・バルカが4位という結果となった。
「コンディションはかなり難しい状況だったから、僕の計画は少しずつ崩すことだった」とサリヴァンが言った。「小さい波が、より開いたフェイスを提供していたんだ。僕の狙いは、それなりのスコアを積み上げて行くことだったのさ。結局はラッキーで良い波をゲット出来たんだけどね。トライアルからスタートしたことは多くの運が関係する。僕は惨敗しなかった幸運なサーファーさ。セミファイナルは波が来なくて参ったよ。でもWCTがスタートする前に、僕は出来るだけ多くのヒートを戦いたいと思っていたから、これはトレーにングとしてする素晴らしかったよ」。
2位となったはフレッド・パターチア。最後に彼はパンチョを追いかけるのを諦め海から上がってしまった。そして、サーフボードをピンクのボディボードにとり変えて戻って来た。一度はトップにたったパターチアだったがサリヴァンにハイスコアを出されコンビネーション・シチュエーションに追いやられた「僕は優勝が全てだったから、パンチョがスコアをゲットしたのを見て、諦めたよ」とパターチア。3位のパワーズも4位のバルカも、ラスト10分で良いライディングを手に入れることができず、パターチアは、そのまま2位をキープして3,500ドルをゲットした。
コンディションに悩まされながらも無事にファイナルを迎えた「モンスターエナジー・パイプラインプロ ・プレゼンテッドバイ・ビラボン」。このイベントは12月の「ビラボン・パイプライン・マスターズ」のロコトライアルの役目も果たしており、14のワイルドカード選手が決定する。サリヴァン、パターチア、パワーズのファイナリストの3名はWCT選手のため、ワイルドカードは必要ない。ファイナル進出を果たした4位のバルカをはじめ、TJバロン、マーカス・ヒックマン、マクアカイ・ロスマン、ダニエル・ジョーンズ、ジェシー・メレルジョーンズ、ネーザン・キャロル、イアン・ウォルシュ、ケコア・バカルソ、オラ・エレオグラムと行った上位入賞者がワイルドカードをゲットすることになるだろう(完全なリストはまだ発表されていない)。エレオグラムは、イベント間の彼の不屈のスピリットが評価され「トッド・チェッサー・スポーツマンシップ賞」に選ばれた。最終日に登場した日本期待の田中樹は、TJバロン、ギャビン・ベシャン、ダニー・フラーと対戦したが、惜しくも4位で敗退した。今年も世界を目指して、がんばれ日本。
FINAL
優勝:$7,000−パンチョ・サリヴァン(HI)(18.75ポイント(10、8.75))
第2位:$3,500−フレッド・パターチア(HI)−14.25(7.75、6.5)
第3位:$2,500−ロイ・パワーズ(HI)−9.1(7.0、2.1)
第4位:$2,000−ダスティン・バルカ(HI)−6.5(4.5、2.0)
セミファイナル:
H1:ロイ・パワーズ(HI)、パンチョ・サリヴァン(HI)、マクアカイ・ロスマン(HI)、マーカス・ヒックマン(HI)
H2:ダスティン・バルカ(HI)、フレッド・パターチア(HI)、TJバロン(HI)、イアン・ウォルシュ(HI)
クオーターファイナル:
H1:ロイ・パワーズ(HI)、マクアカイ・ロスマン(HI)、オラ・エレオグラム(HI)、マット・モハゲン(USA)
H2:パンチョ・サリヴァン(HI)、マーカス・ヒックマン(HI)、ケコア・バカルソ(HI)、ウィゴリー・ダンタス(Brz)
H3:イアン・ウォルシュ(HI)、ダスティン・バルカ(HI)、ネーザン・キャロル(HI)、デボン・トレシャー(USA)
H4:フレッド・パターチア(HI)、TJバロン(HI)、ジェシー・メルル-ジョーンズ(HI)、ダニエル・ジョーンズ(HI)
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