更新日: 2008年10月6日 (月) 2:27
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第9戦ビラボンプロ・ムンダッカ
■2008年9月29-10月12日■ムンダッカ、スペイン■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■R1R29XKELLY

■終了間際の大逆転、C.J.ホブグッド(USA)4年振りに優勝


写真:C.J.ホブグッド(USA)優勝

【現地2008年10月4日土曜日 ムンダッカ,スペイン】ASPメンズ・ワールド・ツアー第9戦「ビラボンプロ・ムンダッカ」が終了。元ASPワールドチャンピオンのC.J.ホブグッド(USA)は、3フィートのムンダッカで行われたファイナルで、ジョエル・パーキンソン(AUS)を破り、4年振りにワールドツアーでの優勝を手に入れた。それは、2004年に日本で行われたファイナルを見ているかのようで、ホブグッドは終了間際に大逆転で勝利を掴んだ。

「僕がジョエルなら、たった今、僕を殺したいね」とホブグッドが言った。「僕は正直なところ、それがどのように起こったか分からない。そのいくつかのことは、そうなる運命だったとは思うけど。今年は非常に厳しい1年だった。想像以上に自分のサーフィンで苦しんだね。それが人生なんだけど。年をとって、人生はカーブボールを投げてくる。そして、それが今のこの喜びを素晴らしいものしてくれている」

     


写真:CJ

パーフェクトに近い9.93をヒート前半にマークしたにもかかわらず、ホブグッドは終了15秒前まで、パーキンソンを逆転するために5.90ポイントが必要だった。明暗を分けた最後のセットで、パーキンソンは彼のリードを増やすために最初の波をとった。その後に入った波で小さいバレルを抜けたホブグッドは8.57をマークし、大逆転したのだった。

「僕とジョエルはその最後の波を吟味した。彼は一生懸命それについて考えていたよ」とホブグッドが言った。「僕は彼が行くつもりなのかを確信しようとしていて、そうでなければ僕は行くつもりだった。僕はもう1本、その後にあるということを知らなかったからね。でも笛が聞こえて、振り向いたら波が見えた。それが僕の最後のチャンスだと思ったよ。

波を調べてなかったけど、精一杯、自分が出来る限りパドルしたよ。そして、困難なことを成し遂げたんだ。ほんの少し貪欲だったかもしれないけど、僕は、その残りの波を掴んでバレルをゲットして、絶好のチャンスをものにしたんだ」ホブグッドは、今日の結果でレイティング6位にジャンプ。パーキンソンは、3位となった。ファイナル進出はホブグッドにとって今シーズン2回目。前回はフィジーでスレーターに破れた。そして、パーキンソンは今季初だ。「僕は、ストークした。良いファイナルだったよ」とホブグッド。「パーコは手に負えない感じだったよ。ただ自分は最後にチャンスをつかんだだけさ。僕たちにとって最高のファイナルだったと思うよ。この3日間のムンダッカは最高のブレイクを見せていたよ」

驚くほど堅実な1年を過ごして来たにもかかわらず、パーキンソンは2年以上もの間、遠ざかっている優勝を手中に収めることができなかった。「彼はファイナルのベストウェイブを掴んだ。僕はそれの残り物さ。僅かなリードにしがみついていた僕が振り向いて、その最後の波が来るとすぐに、それは私からそっと逃げ出した。僕はちょっと興奮していた。ただ1勝したかった。しばらく優勝していないから、勝ちたいと思っていたんだ。彼は優勝に値するよ。良いサーフィンをしていた。今回のイベントは彼にピッタリとはまっていたね。彼がさわったすべてのものが金に変わった。そして、彼のサーフィンは本当に流れに乗っていたんだ」。とコメントした。次回は10月28日-11月5日、ブラジルのサンタカタリナで開催予定のハングルーズ・サンタカタリナプロ。そちらのリポートもお楽しみに。

ビラボンプロ・ムンダッカ最終結果: Final: C.J.ホブグッド(USA)18.50ジョエル・パーキンソン(AUS)15.83
セミファイナル: ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.80エイドリアン・バカン(AUS)14.50
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)14.66ルーク・ステッドマン(AUS)6.70
クォーターファイナル: ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)14.34エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)6.17
ヒート2:エイドリアン・バカン(AUS)12.83トム・ホイッティカー(AUS)7.40
ヒート3:C.J.ホブグッド(USA)15.34タジ・バロウ(AUS)8.10
ヒート4:ルーク・ステッドマン(AUS)13.16ビード・ダービッジ(AUS)10.24

ビラボン・プロ・ムンダッカ後、ASP World Tourトップ10−
1.ケリー・スレーター(USA)8042
2.タジ・バロウ(AUS)6324
3.ジョエル・パーキンソン(AUS)6180
4.ビード・ダービッジ(AUS)5990
5.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)5748
6. C.J.ホブグッド(USA)5760
7.エイドリアン・バカン(AUS)5730
8.ミック・ファニング(AUS)5310
9.ボビー・マルチネス(USA)5282
10.ルーク・ステッドマン(AUS)4696


写真:2位のパーコ

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