ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラ 2008年7月29日(火曜日)〜8月3日(日曜日)
ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラが8月3日、田原市赤羽根町大石海岸、通称ロングビーチでファイナルデーを迎えた。1週間の長い戦いを勝ち抜いたのは、ハワイのダスティン・クイゾン選手だった。 昨日に引き続きスモールウエイブコンディションだったので、潮回りのいい時間を選び、9時45分にクオーターファイナルからスタートした。
ポイントになる波が少なく、選手たちにとって、今日はミスが命取り。チャンスの波でミスをすればそれは直ちに負けにつながる。もちろん波の選択ミスも許されない。ベストウエイブを選び、的確な組み立てのサーフィンをミスなく行った選手が勝ちあがっていった。 この大会期間中最も波が良く見えていて、技の入れにくいスモールウエイブコンディションにもかかわらず正確なサーフィンを繰り広げていた、ナザニエル・カランとダスティン・クイゾンはクオーターの第一ヒートで対決。事実上の決勝戦とも言える組み合わせだったが、ヒートが開始すると意外にも一方的な展開。いつものように会場中央からブレイクするレフトの波でのバックハンドサーフィンに狙いを絞ったダスティンが7.17と7.83の2本を早いうちに揃え、ナザニエルを1本のライディングでは逆転できない差のコンビネーションに追い込む。ナザニエルはどうしてもポイントになる波が見つけられずに、ここで敗退した。 エアリアル360などのトリッキーなテクニックを、いとも簡単に繰り出してファイナルデーまで勝ちあがってきたジャドソン・アンドレだったが、セミファイナルで元WCT選手のペドロ・ヘンリークに当たり、いい波をじっくり選んで確実にポイントにしたペドロに抑えられ3位。賞金4500ドルと1875ポイントを手にした。 昨日田嶋鉄兵と戦い、いぶし銀のタクティクスで勝ちあがっていた元WCT選手のグレッグ・エムズリーは、セミでダスティン・クイゾンと対戦。クオーターとまったく同じ組み立てで7.33、8.00を簡単にそろえたダスティンに対し、自分の思う波がどうしても来ず、波を待ち続けたグレッグだったが、最後まで波に恵まれず、実力を発揮できないままセミで敗退、3位となった。 ファイナルは好調のダスティン・クイゾン(23歳・ハワイ)対ペドロ・ヘンリーク(26歳・ブラジル)。ファイナルヒートがスタートするやいなや、それまでのヒートとまったく同じようにダスティンがバックハンドで8.83のハイポイントを出して先攻、その後7.33のバックアプライドも決めて一方的な展開になった。しかしヒート中盤ペドロが8点を出して、後1本、8.17のライディングが必要なところまで追いつくが、結局そのままハイポイントになる波は来ずに、ダスティン・クイゾンが2008年ASP WQS 6スター 夢屋ビラボンプロ タハラのウイナーとなり、優勝賞金15,000ドル、2500ポイントを手にした。2位のペドロは賞金7400ドルと2188ポイント。 この結果でダスティンはWQSランキングを46位から28位に上げ、ぺドロは17位から11位、また日本の田嶋鉄兵は166位から116位に、大野修聖選手は101位にそれぞれジャンプアップした。 ASP WQS 田原大会実行委員会
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