4ラウンドを通して、毎ヒートで9ポイント以上のスコアをマークしていたフィッツギボンズは、セミファイナルではローラ・エネバー(AUS)に対して、『パーフェクト10』までスコアした。「ローラとの『セミファイナル』はタフだったわ。彼女は私を、かなりのハイスコアが必要なシチュエーションに追いつめた」とフィッツギボンズ。「もし良い波が来れば勝てると思った。でも来なければ彼女の勝ち。あのヒートを勝てて本当に最高だったわ。あれはファイナルへの最後の切り札だった」フィッツギボンズは、ジェシー・マイリー-ダイヤー(2005年)とニコラ・アサトン(2006年)に続く、ガールズイベントで優勝した3人目のオージーとなった。彼女は、2007年のエリート・ウイメンとして、ASPワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)と肩を並べて、ステージに立つこととなる。「私は、オージーがこのイベントで良い成績を続けることを望んでいたの」とフィッツギボンズが言った。「私がファイナルをメイクしたから、あとは私次第だった。私はオーストラリアのために頑張って、優勝することが出来た」 2位で賞金US$3400を獲得したページ・ハーブのパフォーマンスは、このイベント・ヒストリにおけるニュージーランド・サーファーのマークしたベストリザルトである。「ヒートがスタートする前に、サリーと私はちょっとしたパドル・バトルをしたの」とハーブが説明した。「奥まで行き過ぎて、ちょっと時間を無駄にしたわ。サリーは上手く波をゲットした。そして、私は海でリズムを手に入れることができなかった。今日は自分の日ではなかったの」とコメント。また3位タイで賞金US$750を獲得したのは、ASPインターナショナル・ワイルドカードのローラ・エネバー(AUS)とコートニー・コンルーグ(USA)。フィッツギボンズは2月にゴールドコーストで行われるASPアワード・バンケットで、昨日のボーイズのワールド・ジュニア・チャンピオン、パブロ・パウリーノ(BRA)とともに、2007年のASPワールドタイトルのトロフィーを与えられる。 そして日本勢の最後の砦となった大村奈央。ラウンド3を戦った大村だったが、優勝者のフィッツギボンズと対戦し敢無く敗退した。とはいえ、日本人最高位となる9位入賞。大村奈央は2年連続で9位である。このイベントは2007年の締めくくりとなるものだが、2008年のシーズンも新たな気持ちで世界を目指し精一杯のサーフィンを見せてもらいたいと思う。がんばれ日本。 ビラボン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ガール最終結果: 優勝:: サリー・フィッツギボンズ(AUS)16.77 2位:ページ・ハーブ(NZL)7.84 セミファイナル ヒート1:ページ・ハーブ(NZL)14.17 コートニー・コンルーグ(USA)11.74 ヒート2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.83 ローラ・エネバー(AUS)14.00
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