Volcom Stone’s VQS Totally Crustaceous Tour “Sashimi”　2010第2戦鴨川大会

毎年5月に行われるVOLCOM世界大会VQS CHAMPIONSHIPSの日本予選第2戦目が9/5（日）千葉県鴨川市マルキポイントで行われた。この大会は何とエントリー費無料、大会記念Tシャツ、お弁当、お菓子、飲み物付と何とも通常の大会では考えられないコンテストになっている。ルールの方もユニークでVOLCOM STONEルール（エアー、トリック、スタイル重視）とVOLCOMらいしコンテストである。

当日の天候は快晴で、波のサイズは腰セット腹前後。風の方は、朝は無風で午後にはゆるいサイドオンが入るコンディションとなった。

GIRLSクラスは、13名のエントリーがあり、男顔負けのサーフィンで白熱したヒートが繰り広げられた。ファイナルは、大村奈央、野呂玲花、亀田砂由里、高橋みなと。4位には亀田砂由里、3位には高橋みなと、ファイナルまで余裕の1位で勝ち上がった大村奈央だったが、もう一本が決められず2位に。しっかりとしたラインでリップをメイクした野呂玲花が見事優勝した。

GROMクラスは30名のエントリーがあり、最年少には7歳のキッズがエントリーするなど元気いっぱいのクラスになった。ファイナルには、仲村拓久未、佐藤魁、大原洋人、安井拓海など国内のコンテストでもファイナルに残る有望なキッズ達が残り、大人顔負けのライディングを披露した。大原洋人はリズムが合わず4位、安井拓海は3位に。仲村拓久未はフロントサイドでエアリバをメイクしハイポイントを1本持っていたが、もう1本が決められず惜しくも2位に。フロントサイドでエアー気味のリップを連発し安定したサーフィンを見せた佐藤魁が見事優勝した。

JUNIORクラスは15名のエントリーがあり、PRO-AMクラスに引けを取らない熱いサーフィンを披露してくれた。ファイナルに残ったのは加藤嵐、小嶋海生、石田銀二、川畑友吾の4人。国内のコンテストや世界戦のメンバーで熱いヒートになった。地元の川畑友吾は良い波に恵まれず4位、3位には加藤嵐。フロントサイドのビックカーブで応戦した小嶋海生だったが決め手がなく2位に。小さい体ながらバネを生かしたサーフィンでフロントリップエアーを連発し石田銀二が見事優勝に輝いた。

PRO-AMクラスは30名のエントリーがあり、ファイナルにふさわしいエアー合戦になった。2010年カリフォルニアで行われたVQS CHAMPIONSHIPSにも出場した田嶋鉄兵、エアーを武器とする飛田剛、アマチュアサーファーながらエアーで勝ち上がった中浦章、トリッキーなサーフィンで安定感抜群の田中樹のヒートとなった。

ファイナルまでリップを連発しワールドクラスのサーフィンを見せてくれた田嶋鉄兵は、波とのリズムが合わず4位、3位には飛田剛。中浦章は、ファイナルまで高さのあるフロントサイドエアーを連発しファイナルでも決めていたが惜しくも2位に。インサイドでビックなカービングやリーンエアーで9ポイントライドを決めた田中樹が見事優勝に輝いた。

また、今大会を通して一番やばいトリックとして大橋海人がショービットをメイクしてElectric Volt Thrower(ベストトリック賞)に輝いた。

大会中にはVOCOM主催のビーチランゲームや輪投げゲームを行い、一般のお客さんやキッズ達が楽しんだ。

これで、来年の2011年VQS CHAMPIONSHIPSのメンバーが決定。PRO-AMクラスから飛田剛、田中樹。JUNIORクラスから石田銀二、加藤嵐。GROMクラスから西修二、佐藤魁。GIRLSクラスから水野亜沙子、野呂玲花が参加する予定だ。



All photo by s.yamamoto　Text by volcom japan

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