更新日:2007年1月7日 (日) 2:10
 
■ビラボンASPワールドジュニア・
チャンピオンシップ■
 

■2007年1月1日-8日■ノースナラビーン、オーストラリア■photo:ASP■#1#2#3#4

■ガールズはオーストラリアのニコラ・アサトンが優勝、田中英義は9位


▲優勝のニコラ・アサトン
▲ジュニアのウィメンズチャンピオンとなったニコラ・アサトン
▲2位のゴメス
【2007年1月6日土曜日、ノースナラビーン、オーストラリア】プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会6日目。若干風の影響を受けたものの3フィートのまずまずのコンディション。ボーイズのラウンド4と、ガールズはファイナルまでが終了。オーストラリアのニコラ・アサトンがファイナルでペルーのアナリ・ゴメスを見事破り、ジュニアのウィメンズチャンピオンとなった。

ガールズ・クラスとはいえ、ニュースクール・トリックとオールドスクール・パワーカーヴィングを併せ持った2人のファイナリストは、ウイメンズサーフィン自体のパフォーマンス・バーを劇的に上げ、今後のウイメンズサーフィンにとって大事な1日となった。

今回優勝したアサトンは、昨年の同イベントでジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)に次いで2位でフィニッシュ。そんな昨年のリベンジを果たし8.17のハイスコアを含む素晴しいディスプレイで優勝した。
▲ジュリアン・ウイルソン(AUS)
▲ハワイのメイソン・ホー

「今はただ、救われた感じがしている! どれほど気分が良いか説明することができないわ」と歓喜のアサトンが言った。「まだ信じられないわ。でも全てが終わって本当に嬉しいの。優勝出来て、もうこれで悩まされなくてすむ。やっと解放されたわ。私がワールドチャンピオンよ[笑]... 私は、6ヵ月前からこの大会の準備を始めていたの。今回が私の最後のジュニアのイベントで、そこで優勝なんて信じられない!」今回優勝したアサトンは、昨年ここで優勝した彼女の親友で現在の世界ナンバー4のジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)を追従する。 両選手は共にシドニー、ブロンテの小さな町の出身で、アサトンにとってマイリーダイヤーのようなライバルの存在が成功への原動力となった事は言うまでもない。

「ブロンテは小さいビーチなんだけど、たくさんの素晴しいサーファーを育てているの」とアサトン。「そこには、素晴しいライバル関係を育む小さな環境がある。それに加えて、私たちは常にサーフィンについてアドバイスをもらえる人に囲まれている。それが凄くプラスになるの。ジェシーは、いつでも私にインスピレーションを与えてくれた。だから、彼女が獲得したこのタイトルを自分が手にすることは本当に素晴らしいと感じるの」。

また、もう一人のファイナリストであるゴメスと他のイベントでサーフしたことのあった彼女は、ゴメスが無名にもかかわらず厳しい戦いになる事を予想していた。「アナリは、アメイジング・サーファーなの」とアサトンが言った。「多くの人は彼女を知らない。でも、彼女は9.0を簡単に出す事ができる.....前に彼女の物凄いバックハンドを見たわ。彼女は素晴らしいサーファーで私の親友なの」とコメント。その他に 優勝候補だったステファニー・ギルモアとハワイの新鋭、ココ・ホーが3位タイでフィニッシュという結果になった。明日はいよいよメンズのファイナルデイ。

今日のチームジャパンは,日本人として唯一勝ち進んでいた田中英義。ヒデヨシはラウンド4のヒート1でハワイのハンク・ギャスケルと対戦。ヒデヨシは日本のチャンピオンとして恥じないサーフィンを見せたが、ギャスケルはいきなり9.50のハイスコアを叩き出した。ヒデヨシも6.00、8.00とスコアを固め応戦するが一歩及ばず、クオーターファイナル進出を目前に敗退した。とはいえ、日本人最高位となる9位入賞。このイベントは2006年の締めくくりとなるものだが、2007年のシーズンも新たな気持ちで世界を目指し精一杯のサーフィンを見せてもらいたいと思う。がんばれヒデヨシ。がんばれ日本。

セミファイナル1:アナリ・ゴメス(PER)9.84 defステファニー・ギルモア(AUS)9.73
セミファイナル2:ニコラ・アサトン(AUS)10.67 def ココ・ホー(HAW)9.67
ファイナル: ニコラ・アサトン(AUS)11.84 defアナリ・ゴメス(PER)9.50

ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はASPのオフィシャルサイトで。http://www.aspworldtour.com/



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