■南アフリカのジョディ・スミスがワールドジュニア・タイトルを獲得
「信じられないよ。僕はこれまで、このイベントで本当に良い成績を残せなかったんだ。でも今回は自分の家族や友達が待つ南アフリカへ優勝を持って帰る事が出来て最高だよ」とスミスがいった。「今は信じられない気持ちで一杯さ。でも,この優勝した事が理解出来た時....その気持ちは明日お話しするよ!」
スミスはデ・スザが6.0ポイントで逆転できる状況にあって、更に差を広げなければならないと思っていた。また、風がオフショアに変わった事が、デ・スザの得意のラディカルなエアリアルを阻止するヘルプをしてくれたと思った。「エドリアーノは、素晴らしいサーファーだ。だから僕は彼に対抗するために必死でスコアを上げていかなければならなかった」とスミス。「運良く風が変わって、彼はエアリアルを開始するためのビッグなランプをゲット出来なかったんだ。彼とのヒートでアドバンテージをとったのは本当に嬉しかったよ」。
これまでスミスは、このビラボン・ワールドジュニア・チャンピオンシップで奮闘し続けてきた。しかし、今年の彼は2006年のジェフリーズ・ベイのWCTで3位になった事が要因となっているのかもしれないが、非常に自信に満ちあふれていた。彼は2008年のエリートツアー入りを目指し、現在ASPーWQSに標準を合わせる。「今年は確実に大きな自信を得たよ。だからリラックスしてサーフ出来て、更に優勝を手に入れる事も出来た」とスミス。「フォスターズASPワールド・ツアーに参加する事が、確かに自分の目標なんだ。来年はそこにいたいと思う。だから僕はそこにフォーカスしていくよ...でも今は、この瞬間を楽しむつもりさ。アンディ・アイアンズとジョエル・パーキンソンといったヒーローと同じ舞台で戦うという夢を実現するんだ」。
2位となったデ・スザは、2007年のシーズンに向けた強烈なスタートとなった。そして、彼のフォスターズASPワールド・ツアー・キャンペーンが約1ヵ月後に再開するとき、この大会での結果が彼のモチベーションになる事を明らかにした。面白いことに、デ・スザはジュニアとしての資格をもう1年残しており、2008年に2度目のタイトルを狙って戻って来ることができる。
「良いファイナルだったよ。ジョディにストークした」とデ・スザが言った。「今年を2位でスタート出来てハッピーさ。まだ来年もチャンスがあるから、来年もナラビーンに戻ってきてブラジルのために2度目のタイトルを狙うつもりさ。このままの調子を維持して、フォスターズASPワールド・ツアー開幕戦のゴールドコーストで昨年の3位の成績を上回る結果を目指したいね」とコメントした。
2月の後半に開かれるASPアワードでは、ワールドチャンピオンのケリー・スレーター、レイン・ビーチリーと共に、ジョディ・スミスとニコラ・アサトンはジュニアの世界チャンピオンとして表彰されることになっている。ジュニアが終了し、2007年のシーズンがスタートする。WQSの初戦はフロリダのセバスチャンインレットで開催されるオニール・セバスチャンインレットプロ。そしてWCTは例年通り、ゴールドコーストでクイックシルバープロとロキシープロで2月27日に開幕となる。
ビラボンASPワールドジュニアチャンピオンシップ最終結果:
クオーターファイナル:
ヒート1:
マット・ウィルキンソン(AUS)15.67 def ハンク・ギャスケル(HAW)14.50
ヒート2:
エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)11.16 def ティアゴ・カマラオ(BRA)5.33
ヒート3:
ジョディ・スミス(AUS)12.00 def ピエール-バレンティン・ロンバード(FRA)8.27
ヒート4:
メイソン・ホー(HAW)12.84 def トーリー・ミイスター(HAW)11.50
セミファイナル:
セミ1:
エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.40 def マット・ウィルキンソン(AUS)10.50
セミ2:
ジョディ・スミス(ZAF)13.80 def メイソン・ホー(HAW)4.20
ファイナル: ジョディ・スミス(ZAF)13.84 def エイドリアーノ・デ・スザ(ブラ)12.83
ファイナル・チーム結果:
第1位:南アメリカ 2774
第2位:オーストララシア 2486
第3位:ハワイ 2474
第4位:アフリカ 2432
第5位:ヨーロッパ 1967
第6位:日本 1460
第7位:USA 1270
ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はASPのオフィシャルサイトで。http://www.aspworldtour.com/
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