更新日: 2009年4月12日 (日) 20:26
■ASP WOMEN'S WORLD TOUR■
第2戦リップカール・ウイメンズプロ
ベルズビーチ・pres. by Ford New Fiesta
■2009年4月7-18日■ベルズビーチ、オーストラリア■バックナンバー■#1#2#3#4

■シルヴァナ・リマがステファニーを下し、ワールドツアー初優勝。


写真:シルヴァナ・リマ(BRA)ASP/CI/SCHOLTZ via GETTY IMAGES

【ベルズビーチ、ビクトリア(2009年4月12日日曜日)】ASPウイメンズ・ワールドツアー第2戦「リップカールプロ・ベルズビーチ・プレゼンテッドバイ・フォード・ニューフィエスタ」が3-4フィートのベルズビーチで終了。シルヴァナ・リマ(BRA)が2X世界チャンピオンで2年連続のリップ・カール・プロ優勝者であるステファニー・ギルモア(AUS)をファイナルで破り、ワールドツアー初優勝した。

「リップカールプロ・ベルズビーチ」はレディース・サーフィン界にけるハイパフォーマンス・サーフィンのレベルをプッシュしている二人のアスリートによるアクションで、クライマックスを迎えた。両者とも、ハイスコアをマークしていたにもかかわらず、ベルを鳴らす事が出来たのは、リマだった。「信じられない」とリマが言った。「これは私にとって初のワールドツアー優勝。そして、ベルズで優勝出来たなんて夢のよう。私がベルを鳴らした初めてのブラジリアンだなんて光栄だわ。今日はブラジルのみんなが遅くまでパーティで盛り上がってくれればって思う。

飛ぶ鳥を落とす勢いのブラジリアンは、ギルモアとのファイナルがスタートすると、9.17をマーク。立て続けに8.17のバックアップも決め、ギルモアを追い詰めた。「ステファニー(ギルモア)はどんなコンディションでも素晴しい。彼女には、素早くスコアをゲットする必要があると思ってた」とリマが言った。「スタートに本当に強烈な波をゲット出来て、自分のボードが本当によく動いているように感じたわ」今回の優勝は、リマをASPウイメンズ・ワールド・ツアー・レーティングで第2位に押し上げた。そして、確かなASPウイメンズ・ワールド・タイトルの脅威として、彼女のポジションを固めた。「世界タイトルは毎年、常に自分のゴールよ」とリマが言った。「去年は私にとって本当に良い年だった。でも優勝することができなかった。優勝出来た今、凄く自分に自信を持てた。次のイベントが本当に楽しみ」

フォーム・サーファーだったギルモアは、クロスヒートとなったクォーターファイナルではページ・ハーブ(NZL)を破り、セミファイナルでもイベント最高点となる9.60のシングルスコアをマークした。しかしファイナルではリズムを掴めなかった。「ついにシルヴァナ(リマ)にやられたわ。彼女はリップしていた」とギルモアが言った。「彼女は優勝する価値が充分あったと思う。そして、この先、素晴しいライバル関係になる事を願っています」2位だったにもかかわらず、ギルモアはシーズン中盤のブレイクを前にASPウイメンズ・ワールド・ツアー・レーティングにおけるトップの座をキープした。「もちろん残念よ。優勝出来なくて。でも2位は自分にとって素晴しい結果だと思う」とギルモアが言った。「ベルズは、トップに立つためにハングリーにしてくれる場所。3年連続でここで優勝したかったわ。シルヴァナにおめでとうと言いたい。そして気持ちを切り替えて、今後のツアーの事を考えるわ」

2009年のASPドリーム・ツアー・ルーキーで昨年のASPワールド・クオリファイ・シリーズ(WQS)チャンピオンの18歳のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、素晴しいパフォーマンスで、ベテランのジャクリーン・シルヴァ(BRA)と7XASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのレイン・ビーチェリー(AUS)を下した。しかしセミファイナルでギルモアに破れた。
「スタートは良い感じだったのに、ステファニー(ギルモア)のいくつかのビッグスコアでいきなり逆転されました」とフィッツギボンズが言った。「確かに欲しい波がいくつかありました。でも、それが我々のスポーツで、海は今回は自分の思うようにはならなかった。去年は私にとって最高の年でした。そこから自信を手に入れて、良い結果を出したいと思います」

元ASPウイメンズ世界チャンピオンのソフィア・ムラノヴィッチ(PER)も素晴しいパフォーマンスを見せ、サマンサ・コーニッシュ(AUS)(28)を下したが、セミファイナルでリマの前に倒れた。「かなり良い結果だと思うし、ハッピーよ」とムラノヴィッチが言った。「何もできなかった。それががっかりだったわ。少しナーバスになっていて、よく波を読むことができなかった。落ちて、ターンでスタックした。前にも同じ事をやっていて、それが頭から抜けない。少し精神的なものかも。ここに戻って来れて嬉しいわ。この波が好きで、ここが大好きなの」


リップ・カール・ウイメンズプロのファイナル結果:
1:シルヴァナ・リマ(AUS)17.34
2:ステファニー・ギルモア(AUS)13.06
セミファイナル結果:
SF 1: ステファニー・ギルモア(AUS)16.60 サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.67
SF 2: シルヴァナ・リマ(BRA)15.00 ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)7.57
クォーターファイナル結果:
QF 1: サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.50 ジャクリーン・シルヴァ(BRA)12.00
QF 2: ステファニー・ギルモア(AUS)8.43 ページ・ハーブ(NZL)7.50
QF 3: シルヴァナ・リマ(BRA)7.23 レベッカ・ウッズ(AUS)7.07
QF 4: ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)12.83 サマンサ・コーニッシュ(AUS)7.50

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド2
ヒート1: C.J.ホブグッド(USA)対ミック・キャンベル(AUS)
ヒート2: クリス・ワード(USA)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート3: カイ・オットン(AUS)対ダイヤン・ネーブ(AUS)
ヒート4: ジョエル・パーキンソン(AUS)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート5: ミック・ファニング(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート6: ボビー・マルチネス(USA)対ティム・ボール(FRA)
ヒート7: ダミアン・ホブグッド(USA)対ジョディ・スミス(ZAF)
ヒート8: ケリー・スレーター(USA)対オーエン・ライト(AUS)
ヒート9: ビード・ダービッジ(AUS)対アダム・ロバートソン(AUS)
ヒート10: トム・ホイッティカー(AUS)対ジハード・コードル(BRA)
ヒート11: エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ドリュー・コートニー(AUS)
ヒート12: ジェレミー・フローレス(FRA)対ケコア・バカルソ(HAW)
ヒート13: タジ・バロウ(AUS)対ジェイ・トンプソン(AUS)
ヒート14: ティム・レイズ(USA)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート15: エイドリアン・バカン(AUS)対ディーン・モリソン(AUS)
ヒート16: フレデリック・パターチア(HAW)対デイビッド・ウイアー(ZAF)

 


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