トーマス・キャンベル監督最新作「ザ・プレゼント」 ８月２２日（土）より、渋谷シアターTSUTAYAにてレイトショー！！

前作『SPROUT』で大ブレイクしたトーマス・キャンベル監督の最新作『The Present』の日本での劇場公開まで1ヶ月を切った。ロングボードでメローな波に乗る映像、音楽はジャズやオーガニック・ロック。カリフォルニアのアーティストでもあるトーマスは、従来のサーフィン映画とは対象的な、優しくゆるい映像を生み出し、観るものをゆっくりと惹きつける。

トーマスが映画を作り始めてから１０年。彼は自然を愛するサーファーたちのライフスタイルを通して、自然環境の大切さを伝えるメッセージがかくされ、自然環境の大切さも伝える。1999年の『The Seedling』では、クラッシックなロングボードのムーブメントとなったサーファーや、アーティスト達をフィーチャー。2004年の『Ｓｐｒｏｕｔ』では、フィッシュや、クラッシックスタイルのシングルフィンなどに焦点を当てた。

そして、５年間の集大成とも言える本作は、サーフィンの『今（＝The Present）』の魅力を表現した作品。多文化的なサーフィンのテクニックと幅広い層のサーファーたちによる新たなるサーフィン体験と、その可能性を追求するドキュメンタリー・フィルムだ。もちろん彼が持つ独自の世界観を表現する16ミリカメラで撮影された映像は、美しくアート性に富んだもの。その映像にトミー・ゲレロやレイ・バービー＆マトソン２らのどこか懐かしく、心地ようサウンドが加わってトーマス・キャンベル作品の決定版が完成した。

今回は、今シーズンのトレンドとも言うべき「アライア」を大きくフィーチャー。チェルシー・ヘッジのサーフィンから女性サーファーの進化した姿を紹介し、ダニー・ヘスやパタゴニアのフレッチャー・シュイナードの作る長持ちする道具＝サステイナブルなサーフボードなども登場する。また、WCT選手としてツアーを回るコンペティターのデーン・レイノルズの驚愕のエア系サーフィンも紹介。ジョエル・チューダーはサーフィンの歴史的な足跡とその価値を語り、コミカルなサーフコンテストのコメディシーンはお約束。そして最後に「どんな道具を選んでも波の上を滑る喜びに代わりはない」ということが、このフィルムに描かれていることが分かる。とにかくサーフィン界の今を描いた「てんこ盛り」の作品と言える。これまでのトーマス・キャンベル作品というと、緩いロングボーダーなイメージが強いが、今回はショートボードの過激なサーフィンがトーマスによって、どのように描かれているかも注目してもらいたいところだ。

ご希望の方は、郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、最近見たサーフィン映画のタイトルをご記入の上、必ず件名に「プレゼント希望」と書いて、こちらまでメールでお送りください。 応募締切2009年8月7日。

出演サーファー：デビッド･ラスタビッチ、ジョエル･チューダー、ソフィア・ムラノビッチ、Ｃ.Ｊ.ネルソン、デーン・ライノルズ、トム・ウェグナー、キース・マロイ、テイラー･レノックス、ロブ・マチャド　他

ロケーション：西アフリカ（セネガル、ベルデ岬）、インドネシア、カリフォルニア（ベントゥーラ）、サンオノフレ、サンセット・ビーチ、ワイメア・ベイ

2009年/アメリカ映画/カラー　

© 2009 Woodshed Films, Inc

http://www.thomascampbellpresent.com/