【現地2007年5月16日水曜日、チョープー、タヒチ】ウエイティング・ピリオドが延ばされたビラボン・プロ・タヒチは、期待された4-6フィートのスウェルが到着し、チョープーで午前11時からクオーターファイナルがスタート。ファイナルデイに相応しいサーフィンが繰り広げられコンテストはクライマックスを迎えた。
2007年のビラボンプロ・タヒチ・チャンピオンとなったのはダミアン・ホブグッド(USA)。彼はカレントリーダーのミック・ファニング(AUS)をファイナルで倒して、タヒチで嬉しい初優勝を手に入れた。ホブグッドは、2005年のビラボンプロ・タヒチのファイナルで肩を脱臼して棄権。そんな曰く付きのファイナルだけに喜びも一入である。
「正気じゃないね。僕は2度目のチャンスをモノに出来て最高だよ」とホブグッド。「あの事があったから優勝出来たと感じているよ。2005年にここで僕はベストを尽くした。そして、いきなりだった。僕は心の中で、あの波を100回は思い返したよ。『ずっとバレルの中にいて、犬の出入り口みたいな小さなところから出るべきではなかった』ってね。でも今は、心の中から出来るって思えるよ」
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