更新日: 2009年4月14日 (火) 16:52
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第2戦リップカール・プロ
ベルズビーチ・presented by Snickers
■2009年4月7-18日■ベルズビーチ、オーストラリア■バックナンバー■#1#2#3#4#5

■スレーターはラウンド2でワイルドカードのオーエン・ライトに破れ、2戦連続で17位。


写真:オーエン・ライト(AUS)ASP/CI/SCHOLTZ via GETTY IMAGES

【ベルズビーチ、ビクトリア(2009年4月14日火曜日)】ASPメンズ・ワールドツアー第2戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」が6フィートにサイズアップしたベルズビーチで再開。ラウンド2のヒート12までが終了。エクセレントな波が提供されたベルズには、世界最高峰のサーファー20名だけが残っている。

リップカールプロ・ワイルドカードのオーエン・ライト(AUS)はラウンド2において、9XASPワールド・チャンピオンで、リップカールプロのディフェンディングチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)を下す番狂わせを引き起こした。19歳のライトは、きわどいバックハンド・アタックで序盤からリードし、フォアハンドでバレルを捜すスレーターに対して14.67を手に入れた。「本当にハッピーだよ」とライトが言った。「ケリー・スレーターとの戦いを待つ長い1週間だった。ただ、それを味わいながら待っていたんだ。アウトでは僕自身のゲームをキープして、自分がサーフすることに集中した。ちょうどセットの波を手に入れて、それをサーフした。そして後半に海はフラットになって、リードを保て勝てたんだ」

今シーズン、素晴らしいフォームを見せているライトは、プロジュニア・イベントで3勝し、ASPワールド・クオリファイ・シリーズ(WQS)でも8位のスポットをキープしている。9XASPワールド・チャンピオンに対する今日の勝利は、爆発的なグーフィー・フッターがワールドクラス・フォームである事を再び証明し、明日以降のリップカールプロ・ベルズビーチへの大きな自信に繋がった。「次のヒートに凄く自信が持てた」とライトが言った。「このヒートは大喜びさ。ケリー・スレーターに1勝してハッピーだよ。今回のようなチャンスは滅多にないからね」

スレーターは、ベルズ・ボウルで彼の熟練されたテクニックを披露し、バレルにすべり込み、リップを何度も繰り返した。しかし、ダブルバレルの出口での失敗は、スレーターに必要なスコアを与えなかった。「ここで2000年にサニー・ガルシアと戦ったヒートを思い出した」とスレーターが言った。「ヒートを切り抜けるために2つ目のバレルを抜ける必要があったが失敗した。その時、サニーはイベントに勝ち、世界タイトルを獲得した。それはかなり運命ぽいと思う。オーエン(ライト)のヒートでのサーフィンをあまり見なかったが、自分の前で大きいターンをするのは見た。後でビデオを見たいね」今シーズン2度目の17位という今日の結果は、前人未到の10回目のASPワールド・タイトル獲得を難しいものにする。「マジックはなかった。でも今シーズンはまだ始まったばかりだからね」

現在のASP世界1位のジョエル・パーキンソン(AUS)は、今日のコンディションのベルズ・ビーチで圧倒的な強さを見せた。そして、ラウンド2で今日のベストシングルスコア9.23をマークし、2009年のツアー・ルーキー、ミシェル・ボウレズ(PYF)を破った。また、2007年のASPワールド・チャンピオンで2001年のリップカールプロの勝利者であるミック・ファニング(AUS)も、センセーショナルなフォームを見せ、驚異的なフォアハンド・パフォーマンスで17.16という本日の最高点をマークした。「波は上がってきているね。とてもコンスタントな感じ」とファニングが言った。「これまでならラウンド1で調子がどうか分かるけど、1週間サーフィンしないから少しイライラしたよ」

ヒート11と12は、ウインキポップで行われたが、オンショアが吹いてきたためにコンテストはそこで中止。イベント主催者は、明朝7時にファーストコールをする。コンペティションが再開するとき、ラウンド2のヒート13、タジ・バロウ(AUS)とジェイ・トンプソン(AUS)のヒートからスタートする。

リップ・カールプロのラウンド2結果:
ヒート1: C.J.ホブグッド(USA)16.00 ミック・キャンベル(AUS)11.00
ヒート2: テイラー・ノックス(USA)16.93 クリス・ワード(USA)10.67
ヒート3: カイ・オットン(AUS)12.67 ダイヤン・ネーブ(AUS)12.50
ヒート4: ジョエル・パーキンソン(AUS)16.76 ミシェル・ボウレズ(PYF)11.66
ヒート5: ミック・ファニング(AUS)17.16 ティアゴ・ピレス(PRT)15.27
ヒート6: ボビー・マルチネス(USA)16.40 ティム・ボール(FRA)12.50
ヒート7: ジョディ・スミス(ZAF)13.00 ダミアン・ホブグッド(USA)12.17
ヒート8: オーエン・ライト(AUS)14.67 ケリー・スレーター(USA)13.83
ヒート9: アダム・ロバートソン(AUS)16.10 ビード・ダービッジ(AUS)15.84
ヒート10: トム・ホイッティカー(AUS)12.57 ジハード・コードル(BRA)9.67
ヒート11: ドリュー・コートニー(AUS)16.07 エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)15.60
ヒート12: ケコア・バカルソ(HAW)15.60 ジェレミー・フローレス(FRA)13.47
残りのリップカールプロ・ベルズ・ビーチ: ラウンド2
ヒート13: タジ・バロウ(AUS)対ジェイ・トンプソン(AUS)
ヒート14: ティム・レイズ(USA)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート15: エイドリアン・バカン(AUS)対ディーン・モリソン(AUS)
ヒート16: フレデリック・パターチア(HAW)対デイビッド・ウイアー(ZAF)

 


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