【3月12日】
ファイナルデーだもんね。ヘッ、ヘッ、ヘッ。
これでこのコーナーもはじめて一試合終わってみたわけだけど、正直に言おう。楽しみに毎日見てて下さる皆様(いるのかな、そんな人)には申し訳ないが、やっぱかったるいわ、これ。特に昨日や今日みたいに1日炎天下のビーチに立ち尽くしたあと、家に帰ってこれやるって、けっこう拷問かも。いや、修行? 修行するぞ、修行するぞ、みたいな。う〜ん、いつまで続けられるんだろう。再び合掌。
さて、本日は昨日よりワンサイズアップで、朝方はすんばらしいコンディション。でも徐々にスウェルはぐちゃぐちゃ、ばらばらになり、セミから先は曇り空の下のばらばら。写真撮れな〜い、みたいな。当てるセクションがなかなか見当たらない波で、そうなるとバックハンドのほうが板がシャープに上がるから基本的にはバックハンドのほうが有利だったかな。フロントだとドライブになっちゃうし。
ケリー、アンディは一歩も譲らずに、初戦からいきなりファイナル対決かぁ? みたいな感じだったのだが、出ちゃったケリーのツキのなさアゲインみたいな。しかも相手は快調の、ただのデブじゃないミック・ロウだから。しょうがないな。なんかねぇ、神様相変わらずアンディ好きなのよ。3年越しなのに。愛され続けてるわけ。ホント、ツイてる。ツキも実力のうちと言うならアンディはWCTダントツの実力だな。
ケリーはその逆。ホント、ツイてない。
このアンディ、ケリーのふたり、そしてミックのほかにけっこういけそうだったのはテイラー。調子よさそうだったな。ただ、ファイナルが近づくにつれていい波の数が少なくなってハイポイントが難しくなってきたから、クリーンなフェイスに似合うテイラーのスタイルにはきつかったかもね。
ターンを一つ一つに分解すれば間違いなくケリーが誰よりも上を行っていて、アンディの10点満点(QF)をすごい、って思ったすぐあとのヒートにでケリー見て、やっぱこいつのほうが全然早いって思うわけ。でも負けちゃうんだな。だから納得がいかない感じが残るんだな。
で、ファイナルはもうミックがビーチ中の応援(ほら、オーストラリア、オラが国の選手だから)にのせられちゃった感じでノンストップアクション。ワンターンリップ止まらずって感じだったな。お得意のデブリップ連発ね。アンディはコンディションが悪くなった波に手を焼いてた感じかな。とにかく、ミックがいいライディングをするとビーチ中から歓声が上がるわけ。本日はこの歓声の迫力がいちばんびっくりだったかな。なんかビーチ中のギャラリーのサラウンド。すごかったよ。
と言うわけで、今シーズン初戦はミック・ロウ。ランキングはミック、アンディ、テイラー、トム・ウイッタカー、ケリー、ジェイク、オッキー、ビクターと続く。う〜〜〜〜〜ん、この神様の愛し具合だと今年もアンディなのか? って感じだけど、運を抜いて技術だけで見たら全然ケリーなんだけどなぁ……。ま、そのうち来ると思うよ。で、結局アンディ、ケリーなんじゃないの?
|
|
▲ミック・ロウだから。。
▲ケリーはホント、ツイてない。
▲アンディはWCTダントツ
photos:asptostee,robertoson
|