更新日: 2009年4月16日 (木) 17:58
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第2戦リップカール・プロ
ベルズビーチ・presented by Snickers
■2009年4月7-18日■ベルズビーチ、オーストラリア■バックナンバー■#1#2#3#4#5#6

■クラシックなコンディションでクオーターファイナル出場者が決定。


写真:ジョエル・パーキンソン(AUS)ASP/CI/SCHOLTZ via GETTY IMAGES

【ベルズビーチ、ビクトリア(2009年4月16日木曜日)】ASPメンズ・ワールドツアー第2戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」が4-6フィートにサイズアップしたベルズビーチで再開。激しいオフショアとソリッドな波がクラシックなコンディションをセットアップし、ラウンド3までが終了。クオーターファイナル進出者が決定した。コンペティションは、ベルズでラウンド2の残りの4ヒートと、ラウンド3の最初の3ヒートまでを行い、そこから先は再び隣のウインキーポップで行われた。

現在のASP世界1位で2004年のイベントチャンピオンであるジョエル・パーキンソン(AUS)は、 今シーズンの圧倒的なフォームを続け、レイルカーヴィングから深いバレルを決めエクセレントな9.00をマークし、カイ・オットン(AUS)をラウンド3で下した。「タフなヒートだった」とパーキンソンが言った。「たぶん今年の中で最もタフなヒートだった。風が強くて、背中から吹き飛ばされた波もあったよ。僕の9.00は小さいバレルがあった。でも、それはサーフするには本当にハードな波だった。風が凄くて必死で掴まっていたよ。もう一日、戦うために生き残れたんだと思う」

9XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)だけでなく、昨年2位のビード・ダービッジ(AUS)、3位のタジ・バロウ(AUS)までもがイベントから姿を消した。そんな状況で、初めての世界タイトルを獲得しようとするパーキンソンは手応えを感じているはずだが、彼はこの先にある残りのシーズンを用心深く見ている。「誰もがケリー(スレーター)ビード(ダービッジ)タジ(バロウ)が、ノックアウトされたことを興味をひくように話す」とパーキンソンが言った。「これは短距離競走でなくマラソンなんだよ。いまトップにいても意味のないことなんだ。まだ8ヶ月あって、8戦も残っている。だから、このイベントで何が起こるか心配しても意味がないんだよ。彼等は次によりハングリーになるはずさ」パーキンソンは、クォーターファイナルで、前ASPワールド・チャンピオンのC.J.ホブグッド(USA)と戦う。

潮が上げてしまったため、イベント主催者はコンペティションを近くのウインキーポップに移動。選手たちは、斜面のある壁の出来るライトハンダーを大いに楽しんだ。そんな中、ジョディ・スミス(ZAF)は今日、最もエキサイティングな対戦の1つとなったヒートで、ジャイアントキラーのワイルドカード、オーエン・ライト(AUS)を倒した。ラウンド2でイベント・チャンピオンのスレーターを破ったライトは、再び好調そうに見えたが、スミスのフォアハンドは手に負えなかった。「多分、今回で最大のヒートだったよ」とスミスが言った。「ワイルドカードの選手は、失うものがない強敵さ。そんな選手に勝てて嬉しいよ。オーエンは凄いサーファーさ。自分はちょっとだけラッキーで、最初の波をゲット出来た。そこから、あのヒートをコントロール出来たんだ」スミスは、クォーターファイナルで元ASPワールド・チャンピオンでリップカールプロ勝者のミック・ファニング(AUS)と対戦する。

2009年のASPドリーム・ツアー・ルーキーであるケコア・バカルソ(HAW)は、移動したウインキーポップで17.34のエクセレントなスコアをマーク。仲間のルーキー、ドリュー・コートニー(AUS)を下した。「コンテスト・ディレクターがここにイベントを動かしてくれて本当に最高だよ」とバカルソが言った。バカルソはトライアル勝者であるビクトリアのアダム・ロバートソン(AUS)とクォーターファイナルと戦う。また、同じハワイアンのフレデリック・パターチア(HAW)も今日の最高ヒートスコア17.57をバックハンド・アタックでたたき出した。「波はどんどん良くなってきていて、パーフェクトな波を掴んだよ。最高に楽しかった。ベルズは潮でコンディションが変わるからタフなんだ。でも、ここまでは良い感じ。バックハンドの選手にとってベルズで5位は素晴しいよ。満足だよ」イベント主催者は、明朝8時にファーストコールをする。

リップカールプロのラウンド2結果:
ヒート13: ジェイ・トンプソン(AUS)15.84  タジ・バロウ(AUS)12.83
ヒート14: キーレン・ペロー(AUS)16.56   ティム・レイズ(USA)10.84
ヒート15: ディーン・モリソン(AUS)13.50  エイドリアン・バカン(AUS)6.13
ヒート16: フレデリック・パターチア(HAW)11.50  デイビッド・ウイアー(ZAF) 10.50 
リップカールプロのラウンド3結果:
ヒート1: C.J.ホブグッド(USA)15.17  テイラー・ノックス(USA)13.00
ヒート2: ジョエル・パーキンソン(AUS)15.57  カイ・オットン(AUS)9.63
ヒート3: ミック・ファニング(AUS)14.26  ボビー・マルチネス(USA)3.43
ヒート4: ジョディ・スミス(ZAF)16.84  オーエン・ライト(AUS)13.67
ヒート5: アダム・ロバートソン(AUS)15.50  トム・ホイッティカー(AUS)13.13
ヒート6: ケコア・バカルソ(HAW)17.34  ドリュー・コートニー(AUS)11.17
ヒート7: キーレン・ペロー(AUS)13.50  ジェイ・トンプソン(AUS)9.00
ヒート8: フレデリック・パターチア(HAW)17.57  ディーン・モリソン(AUS)
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・クォーターファイナル :
QF 1: C.J.。 ホブグッド(USA)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
QF 2: ミック・ファニング(AUS)対ジョディ・スミス(ZAF)
QF 3: アダム・ロバートソン(AUS)対ケコア・バカルソ(HAW)
QF 4: キーレン・ペロー(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)

 


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