更新日: 2009年4月17日 (金) 16:30
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第2戦リップカール・プロ
ベルズビーチ・presented by Snickers
■2009年4月7-18日■ベルズビーチ、オーストラリア■バックナンバー■#1#2#3#4#5#6

■パーキンソンが、ファイナルでワイルドカードのロバートソンを破り、2連勝。


写真:ジョエル・パーキンソン(AUS)ASP/CI/SCHOLTZ via GETTY IMAGES

【ベルズビーチ、ビクトリア(2009年4月17日金曜日)】ASPメンズ・ワールドツアー第2戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」が6フィートのベルズビーチで終了。ジョエル・パーキンソン(AUS)が、トライアル勝者でイベント・ワイルドカードのアダム・ロバートソン(AUS)をファイナルで破り優勝した。2009年のASPワールドツアー第2戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」は絶好のコンディションとなり、会場を埋め尽くしたギャラリーは、カレントリーダーと地元ビクトリアのサーファーとの歴史的なファイナルの目撃者となった。

2004年に初めてベルを鳴らしたジョエル・パーキンソン(AUS)にとって、今日の勝利は今シーズン2勝目。すべてのサーファーが夢見るアイコン・イベントでの名声と称賛を手に入れた。「おそらくホームで優勝することは最も特別な勝利だろう。しかし、これはその中でも最も特別なトロフィーである」とパーキンソンが言った。「このトロフィーにある威信と名誉に値するものは、このトロフィー以外にはない。再びトロフィーを獲得して、1年間それを持っていられる事は素晴しい事だよ」

優勝したパーキンソンはここまで2戦2勝、2009年のASPワールド・ツアー・レーティングでトップをキープし、ASPワールド・タイトル獲得に向けた絶好のポジションを固める。「自分のホームから多くの自信をもらい、そして今ここから、より多くの自信を得た」とパーキンソンが言った。「世界タイトル・レースに巻き込まれることはある。でも、それなりの結果で一年をスタートさせたいと僕はいつも言っている。こんなスタートは決して想像していなかったよ。本当にハングリーで激しいサーファーが沢山いる。彼等は僕の後にいて、次のイベントで強烈にプッシュしてくるはずさ。僕は次のイベントも同じ戦略で、ステップバイステップで勝ち上がって行くつもりだよ。ゴールドコーストから言っているけど、世界タイトルはマラソンで短距離競走ではない。まだ8つのイベントがあるんだからね」

強烈なオープニングライドを決めたロバートソンだったが、パーキンソンのセンスの良い正確なフォアハンドは、17.40のヒート合計をたたき出した。「ファイナルはロボ(アダム・ロバートソン)との素晴らしい時間だった」とパーキンソンが言った。「僕たちは、勝つにはどうすればいいか話していて、素晴らしいファイナルだった。彼の努力に多くの敬意を払わなくてはならない。ワイルドカードのためにトライアルに勝って、彼はとても多くのヒートを戦った。そして彼はやり遂げたのさ。まさしく賞賛に値すると思う」

2009年のリップカールプロ・ベルズビーチでのロバートソンの2位入賞という活躍は、ビクトリア州のサーファーとして、過去最高のものであり、名声あるコンペティションの歴史に残るものである。「ビード(ダービッジ)とのヒートが絶好調だった。波は本当によかったね。波が僕にとって好都合だった」とロバートソンが言った。「僕はただ進むしかなかった。結果には本当に満足だよ」。ロバートソンはファイナルまでに、ケコア・バカルソ(HAW)、トム・ホイッティカー(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)といった世界最高のサーファーと対決し倒してきた。メジャースポンサーを持たないにもかかわらず、ロバートソンが9ヒートを勝ち進んだという事は、彼がワールドクラスのサーファーだということを証明した。「素晴しいね、気分は最高、調子が良いよ。サーフィンも絶好調って感じさ」とロバートソンが言った。「いまASPワールドツアーの参加資格を得るために、WQS(ASPワールドツアーの予選リーグ)に参加しなくてはならない。賞金は助かるよ。ちょっとしたエクストラはいつでも歓迎だよ。わずかなスポンサーでもね。今は自分だけでなく、多くの人がスポンサーを見つけにくいんだ。僕の目標は、勝ち続けて賞金をゲットして続ける事。スポンサーを見つけるまで、その気持ちをキープするつもりだよ。そして、スポンサーが見つからなければ、勝ち続けるだけさ」

3位入賞し自己ベストを記録したフレデリック・パターチア(HAW)は、レーティング3位にジャンプアップした。「最高のスタートを切れて今年は最高だよ」とパターチアが言った。「ここでバックサイドは難しい。でも今までずっと、オッキーやトム・キャロルのような選手を見ていて、それを把握するのに時間がかかったんだ。ここの波はトリッキーだからね」。また、今年2年目のシーズンを迎えるジョディ・スミス(ZAF)も3位入賞。彼も自己ベストを塗り替えた。「これはキャリア最高の結果だよ」とスミスが言った。「Jベイでワイルドカードで出た時と同じ結果だと思う。満足だよ。ジョエルにお祝いを言いたいね。今年は彼の年になりそうだ。間違いなく、ワールドタイトル争いに絡んでくると思うよ」

次回、2009年ASPワールド・ツアーは、会場をタヒチに移し、5月9日-20日で開催予定の「ビラボン・プロ・チョープー」となる。 そちらの最新情報もお楽しみに。

リップカールプロ結果:
優勝:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.40
2位: アダム・ロバートソン(AUS)13.37
リップカールプロ・ベルズビーチ・セミファイナル結果:
SF 1: ジョエル・パーキンソン(AUS)16.33 ジョディ・スミス(ZAF)15.24
SF 2: アダム・ロバートソン(AUS)13.87 フレッド・パターチア(HAW)12.73
クォーターファイナル結果:
QF 1: ジョエル・パーキンソン(AUS)13.17 C.Jホブグッド(USA)8.66
QF 2: ジョディ・スミス(ZAF)15.50 ミック・ファニング(AUS)15.16
QF 3: アダム・ロバートソン(AUS)14.26 ケコア・バカルソ(HAW)12.33
QF 4: フレデリック・パターチア(HAW)14.13 キーレン・ペロー(AUS)12.17

 


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