●JPSAジャパンプロサーフィンツアー2010ショートボード最終戦
ムラサキプロ鉾田
大澤伸幸 ALL photo:by:S.Yamamoto
プロトライアルから勝ち上がった5名の選手がプロ合格。
カレントリーダーの大澤伸幸は順調に勝ち進む。
【2010年10月1日金曜日、鉾田】茨城県鉾田市とっぷさんて下においてJPSA最終戦「ムラサキプロ鉾田」メインラウンドがスタート。トライアルを勝ち上がった5名の男子選手が見事プロ資格を獲得した。JPSAジャパンプロサーフィンツアー2010ショートボード最終戦「ムラサキプロ鉾田」は10月1日(金)〜3日(日)( ※9月30日(木)プロトライアル)で開催される。
本日のコンテスト会場の朝の天気は曇り。波のサイズは胸肩ぐらい。風は北のサイドオン。午後には太陽が顔を出し、秋らしい天候の中、男子のトライアルのR-4からメインラウンドのラウンド2のヒート8までが行われた。
今回、男子はR-4を勝ち上がった4名と3位の高得点者1名の合計5名がプロ本戦に。そして、プロ本戦のR-1を勝ち上がった選手に公認プロ資格が与えられる。また、女子はR-2を勝ち上がった6名がプロ本戦へ。プロ本戦のR-1を勝ち上がった選手に公認プロ資格を与えられる。
今日の熾烈なトライアルでの戦いをクリアし、メインラウンドに進んだのは、稲葉玲王、高橋翔、加藤周平、大原洋人、寺村智紀の5名。女子は矢野恵、辻尾友香里、高間木希、萩原浩子、北沢麗奈、松下智香子の6名がメインラウンドに出場した。
そして、そのなかで見事ラウンド1を勝ち上がり、プロ資格を獲得したのは、加藤周平、高橋翔、大原洋人、稲葉玲王、今回スポンサーシードで出場の渡辺寛の5名。なかでも大原洋人、稲葉玲王は13歳でプロ資格を獲得、最年少プロ誕生だ。また彼等は次年度からの公認登録となる。
更に、驚くことに本日のトップスコアは、大原洋人の15.00。カレントリーダーの大澤伸幸も11,75をスコアし、明日に繋げている。
今回の注目は2010年のJPSAグランドチャンピオン争いだ。
第4戦の大洗が終了して、ランキングが大きく動き、3試合連続で2位の大澤伸幸が5160ポイントでランキングトップに躍り出た。2位には僅か50ポイント差の5110ポイントで辻裕次郎、3位には前回優勝した椎葉順が4873ポイントで9位からジャンプアップ。そして、4位にジェイソン・シバタ、5位にニック・ミタ、6位に小川直久、7位に林健太、8位に田中樹となった。
全5戦中、上位4戦のポイント合計で年間ランキングが決定されるJPSA。暫定1位の大澤と2位の辻の差は僅か50ポイントだが、初戦が不参加でも1位の大澤伸幸が有利と言えるが、最終戦の結果次第だ。とはいえ、辻が現在持っている最低得点650ポイントを切り捨て、計算するとふたりの得点差は700ポイントへと広がる。そのシチュエーションを考えると、カレントリーダーの大澤伸幸がセミファイナルに残れば、2位の辻がファイナルまで行き優勝しても大澤伸幸のグラチャンが決定する。
辻裕次郎がグラチャンを取るためには、大澤伸幸がラウンド3で負け17位なら、ファイナルまで勝ち上がり準優勝以上が必要、25位ならセミファイナルまで勝ち上がり3位以上が必要、仮に大澤伸幸が最初のラウンドで一コケし最下位だとしても、クオーターファイナルまでは勝ち上がらないとグランドチャンピオンを獲得することはできない。
毎年、盛り上がりを見せるJPSAグランドチャンピオン争い。泣いても笑っても次の最終戦となる10月1日(金)〜3日(日)鉾田市とっぷさんて下で行われる「ムラサキプロ鉾田」で全てが決まる。是非会場に足を運んで日本のトッププロサーファー達の熱い戦いを観戦してもらいたい。もちろん、最終戦もツイッターで現地から情報をアップしてくのでお楽しみに。
コンテストの模様はスポーツ・カルチャー番組専門チャンネルスカイ・A sports+(スカイ・エー・スポーツ・プラス)で放映予定。ホームページではJPSAの無料動画も配信中。放映スケジュールなどはホームページをご確認ください。http://www.sky-a.co.jp/
大会に関する情報は公式ホームページもご覧ください。
http://www.jpsa.com