喜納元輝と植村未来が優勝。喜納元輝はランキングトップに、植村未来のグランドチャンピオンが決定(7/26)

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●JPSAジャパンプロサーフィンツアー2010 ロングボード第4戦

茨城鉾田プロ

期日/7月24-25日 ※23日プロトライアル  会場/鉾田市とっぷさんて下

JPSAロングボード第4戦「茨城鉾田プロ」で喜納元輝と植村未来が優勝。喜納元輝はランキングトップに、最終戦を待たずに植村未来のグランドチャンピオンが決定(7/26)

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茨城県は鉾田市のとっぷさんて下ポイントにて開催されていたジャパンプロサーフィンツアー2010ロングボード第4戦「茨城鉾田プロ」が終了。ツアーランキング2位でハワイから参戦している喜納元輝が今季初となるツアー2勝目をあげ、2000ポイントをゲット。今大会不参加のランキングトップに位置していたケコア・ウエムラを抜き、喜納元輝がツアーランキング・トップに躍り出た。

また、女子では開幕戦のスリランカで優勝し、その後も常に上位入賞を果たしてきた植村未来が、今季2勝目を上あげ、最終戦の新島を前に、初のグランドチャンピオンを決めた。ランキング2位以下の選手に770ポイントの差を付けてトップを走っていた植村は、2位の小熊明美がラウンド2で、3位の古市陽子がセミファイナルで、4位の島尻祐子がラウンド1で敗退するなか、全ラウンドを1位で勝ち上がり、圧倒的な強さで悲願の王冠を掴んだ。

絶好のコンディションで行われた第4戦「茨城鉾田プロ」。大会初日は肩前後のクリーンなコンディションでスタートし、最終日も腰腹サイズをキープしてクライマックスを迎えた。水温の低下から濃霧が発生し、視界不良のため、5時間に及ぶウエイティングを余儀なくされるアクシデントなどがあったが、それを帳消しにするだけの素晴しい波が選手達に提供された。

そんなコンディションを利用して、今回プロ合格を果たしたのは、男子は岡部祐司、山本剛、脇本道男、大野靖幸の4名。女子は吉田佳世の1名。吉田は堂々としたサーフィンでラウンドアップを繰り返し、ファイナル進出。ファイナルでもプロ達に混じり、素晴しいサーフィンを見せた。

クオーターから先は本当に熱いヒートが多く、最高のコンディションで最高のロングボーディングが披露された。惜しくも北村吉代、吉田英司、鈴木康弘、吉川祐二、土屋昌平、辻嶋司、石塚晃、畑雄二といった選手達がクオーターで破れ、石川剛、秋本祥平、吉田泰、阿隅寛典がセミファイナルで破れた。

男子のファイナルでは、会場正面のライトを狙う喜納元輝と宮内謙至、会場左奥のレフトを狙う尾頭信弘と新城譲の二手にポイントは分かれた。そして、スタートからハングファイブからラウンドハウスカットバック、フィニッシュにロールインと言う多彩な技のレパートリーを見せた尾頭信弘が、ハイポイント6.0をマーク。更に5.85でファイナルを完全にリードする。

一方、比較的セットが入らなかった正面のライト。じっくり波を待つ作戦にでた喜納元輝は、ようやく中盤にセットの波を掴みバックハンドのハングファイブからダウンザライン。大きなカーヴィングでインサイドまで繋ぎ7.25をスコア。これで逆転に4.6と迫った。その後ライディングを重ねるも、僅かにスコアが足りない喜納。そして、終了間際に入ってきたセットをしっかりと掴み、大技を繰り出し大逆転に成功。そのままタイムアップとなり、嬉しい今季初優勝を飾った。

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女子のファイナルは植村以外、今シーズンからプロになったばかりの選手達。今年3月のスリランカでプロになった阿隅由香里、5月の千倉でプロになった宇井初美、そして今回プロになったばかりの吉田佳世。全て1位で勝ち上がった植村がファイナルもスタートから飛ばし、5.0でスタート。阿隅はセミファイナルまでの勢いが無く、良い波が掴めない。吉田は果敢にセットに突っ込むが惜しいところでワイプアウト。宇井は後半、スピードのあるバックハンドのファングファイで5.6をマークするもバックアップが見つけられず、そのままタイムアップ。植村が安定した強さを見せて今季2勝目をあげた。

JPSAロングは最終戦の新島を残すのみとなった。最終戦を前にランキングは喜納元輝がトップとなり、2位に秋本祥平、3位にケコア、4位に尾頭、5位に宮内と順位が入れ替わった。JPSAは全5戦中、上位4戦のポイント合計で年間ランキングを決定するため、最終戦終了後にアジャストされると順位が変動する。これはあくまでも暫定的なもの。男子ロングのグランドチャンピオンは新島が終わるまで分からない。


2010ジャパンプロサーフィンツアー・ロングボード・グランドチャンピオンは果たして誰の手に。 新島のオールジャパンは9月4日(土)〜5日(日)開催予定。

<男子>優勝/喜納元輝、2位/尾頭信弘、3位/新城譲、4位/宮内謙至
<女子>優勝/植村未来、2位/宇井初美、3位/阿隅由香里、4位/吉田佳世

コンテストの模様はスポーツ・カルチャー番組専門チャンネルスカイ・A sports+(スカイ・エー・スポーツ・プラス)で放映予定。ホームページではJPSAの無料動画も配信中。放映スケジュールなどはホームページをご確認ください。http://www.sky-a.co.jp/


大会に関する情報は公式ホームページもご覧ください。
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