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90年間続く伝統の“ハワイアン・スクール・ソング・コンテスト”に挑む生徒たちの姿を追った感動のドキュメンタリー(6/22)
ハワイ、オアフ島で創立120年を誇る伝統校カメハメハ・スクール。ハワイアンの血を引く子どもたちが通う名門校でもあるこのハイスクールでは、毎年3月に“ハワイアン・スクール・ソング・コンテスト”という合唱コンクールが開催される。9~12年生の2,000人もの生徒たちが学年ごとに分かれて、すべてハワイ語によるハーモニーで競いあうコンテストである。
映画『ワン・ヴォイス~ONE VOICE~』は、コンテストへ向けて1年がかりで準備し、練習に励む生徒たちの素顔を追った感動のドキュメ ンタリー作品である。学年ごとにリーダーとして選出された生徒と家族を中心に、指導者である教師やミュージシャンらのインタビューも交えながら、コンテスト当日までを描いている。様々な試練に直面する生徒は、いつしか一丸となり、真剣さも増していく。
また歌を通してハワイ語を覚え、島の歴史や伝統を学びながら、“ハワイアン”としてのアイデンティティも強く意識し始めるのだ。そして、この90年の歴史を持つ“ハワイアン・スクール・ソング・コンテスト”というイベントが持つ意義が徐々に浮かび上がってくる。
本作は、この21世紀のハワイアンの社会においても脈々と継承されているアロハ・スピリットをそのままに伝え、歴史と誇りに彩られたハ ワイの音楽と文化への賛辞を表している。日ごろ耳にするハワイアン・ソングとはひと味違った迫力のある歌声は、ハワイの人々の心がぎっ しりと詰まっており、観客の心にはいつまでも刻まれることだろう。そして、いよいよ演奏本番というラストシーンでは、きっと生徒たちと同じようにコンテストへ参加しているかのような緊張感に満ちた高揚感で胸が熱くなり、感動が吹き抜けていく。
配給:グラッシィ
提供:レイドバックコーポレーション
グラッシィ
キングレコード
後援:ハワイ州観光局
協力:フラハワイ
2009/アメリカ/カラー/86分/デジタル
©2009 JuniroaProductions Inc.
8月6日(土)より、シネクイントほか全国ロードショー