●JPSA2010ショートボード第3戦、ロングボード最終戦
ALL JAPAN PRO 新島
JPSAショートボード第3戦「ALL JAPAN PRO 新島」
男子は田中樹が優勝。女子はツアールーキーの大村奈央がJPSA初優勝しランキングトップへ(9/3)
男子ファイナリスト:photo:yamamoto
田中樹:photo:yamamoto
【2010年9月3日金曜日、新島】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2010ショートボード第3戦「オールジャパンプロ新島」が終了。ファイナルで終了間際に大逆転した田中樹がグランドチャンピオンの貫禄を見せて、見事逆転勝利。また、女子は今シーズンからJPSA公認プロとなった大村奈央が、ファイナルで2位以下の選手に大差を付けて、JPSA初優勝を手に入れた。
最終的に3日間とも会場を予定されていた羽伏浦からシークレットへ移動し開催されたオールジャパン。最終日は昨日からサイズダウンして腰腹セット胸といったコンディション。集合 6:00AM、7:00AM スタートで、男子のクォーターファイナルからスタートした。
クオーターの第1ヒートには、現在のランキングトップを走る辻裕次郎が登場。辻は開幕戦のバリで3位、2戦の鴨川で優勝。また先日福島で行われたASPジャパンの2スターイベントでも優勝し、国内2連勝中で、今シーズン絶好調だ。左側のポイントを選んだ裕次郎は、波とのサイクルが合わず4位のまま終盤へ。残り時間3分を切って逆転するには4.16ポイント。バックサイドで4発当て込んだが3.60ポイント。優勝候補の辻裕次郎がここで消えた。
初日のハイエストスコアをマークしていた大澤伸幸は好調さをキープしファイナルへ。また今シーズンは納得の行く結果が出せていないグランドチャンピオンの田中樹も今回絶好調でファイナル進出。また、ASPの北泉でも良い成績を残した大橋海人と田嶋鉄兵もファイナルを決めた。ファイナルは、大澤伸幸が終始リードしたが、終了5分前に9.00ポイントをスコアした田中樹が大逆転。グランドチャンピオンの貫禄を見せて、見事逆転勝利した。
また、女子は今シーズンからJPSA公認プロとなった大村奈央が、前半から7.50ポイントをスコアしリード。その後に7.25ポイントを手に入れてトータル14.75をマーク。終盤には駄目押しとなる8.25ポイントをスコアし2位以下の選手をコンビネーションに追いやる大差を付けて、JPSA初優勝を手に入れた。
JPSAショートボードは3戦が終了し、今回9位となった辻裕次郎が初のグランドチャンピオンを目指しトップをキープ。2位はバリで優勝した林健太。3位にニック・ミタ、4位に小川直久と続く。また、女子はグラチャンの谷口絵里菜がリードしていたが、今回9位となりランキングが4位に。逆に3位だったルーキーの大村奈央が優勝してランキングトップへ躍り出た。そのあと2位に橋本小百合。今季からツアーに復帰したバッカー麻里衣が3位と続く。次回のショートボード第4戦「第15回 I.S.U茨城サーフィンクラシックGOTCHA・G-LANDカップ」は9月10日(金)〜12日(日)、毎年盛り上がりを見せる大洗町大洗での開催となる。
明日からJPSAロングボード最終戦が新島でスタートする。
JPSA 『ALL JAPAN PRO 新島」
男子/1位:田中樹 2位:大澤伸幸 3位:大橋海人 4位:田嶋鉄兵。
女子/1位:大村奈央 2位:橋本小百合 3位:バッカー麻里衣 4位:川邉聡美。
女子ファイナリスト:photo:yamamoto
大村奈央:photo:yamamoto
JPSA(日本プロサーフィン連盟)は9月1日(水)〜9月5日(日) (9/1-3ショート、9/4-5ロング)新島村羽伏浦において「ALL JAPAN PRO 新島 」を開催する。このオールジャパンプロは、JPSAのショートボード第3戦(男子、女子)、ロングボード最終戦(男子、女子)となり、日本のトッププロが名誉と誇りをかけて集結。ロングボードは、女子の植村未来が最終戦を前にグランドチャンピオンを決めたが、男子はこの新島でJPSAのグランドチャンピオンが決定する。
5月の鴨川マルキ以来となるJPSAショートボードイベント。現在のランキングトップを走るのは辻裕次郎。辻は開幕戦のバリで3位、2戦の鴨川で優勝。また先日福島で行われたASPジャパンの2スターイベントでも優勝し、国内2連勝中で、今シーズン絶好調だ。2位はバリで優勝した林健太。3位にニック・ミタ、4位に小川直久と続く。
また、女子はグラチャンの谷口絵里菜がリード。2位に今季からツアーに復帰したバッカー麻里衣、3位にルーキーの大村奈央、4位に橋本小百合、5位にロングのチャンピオンを決めた植村未来と続く。ショートは男女とも5戦中2戦しか行われていないので、タイトル争いは不透明だが、このあとの次週の大洗、10月第一週の茨城鉾田の最終戦への流れを作る重要なイベントといえるだろう。
ロングは、茨城県は鉾田市のとっぷさんて下ポイントにて開催された第4戦「茨城鉾田プロ」で、ツアーランキング2位でハワイから参戦の喜納元輝が今季初となるツアー2勝目をあげ、2000ポイントをゲット。鉾田をスキップしたランキングトップだったケコア・ウエムラを抜き、喜納元輝がツアーランキング・トップに躍り出た。現在のランキングは喜納に続き、2位に秋本祥平、3位にケコア・ウエムラ、4位に尾頭信弘、5位に宮内謙至と続く。
また、女子では開幕戦のスリランカで優勝し、その後も常に上位入賞を果たしてきた植村未来が、今季2勝目を上あげ、最終戦の新島を前に、初のグランドチャンピオンを決めた。ランキング2位以下の選手に770ポイントの差を付けてトップを走っていた植村は、2位の小熊明美がラウンド2で、3位の古市陽子がセミファイナルで、4位の島尻祐子がラウンド1で敗退するなか、全ラウンドを1位で勝ち上がり、圧倒的な強さで悲願の王冠を掴んだ。
グラチャン争いでクライマックスを迎えるJPSA男子ロング。
グラチャン争いでクライマックスを迎えるJPSAロング。JPSAは全5戦中、上位4戦のポイント合計で年間ランキングを決定する。現時点で1戦欠場したケコアが3位だが、それをアジャストすると順位が変動する。各選手が現在の最低ポイント以上を今回の新島で獲得すると考え、喜納の一番低いポイントである5位の1220ポイント、秋本の33位の650ポイント。ケコアの0ポイント、それぞれを引くと喜納、ケコア、秋本の順位になる。
秋本は喜納がファイナルに残ると、優勝してもグラチャンは獲得出来ないという状況。秋本がグラチャンを取るためには喜納がセミファイナルで破れ、優勝するしかない。僅差の喜納とケコアは、基本的に上位に入賞した方がグランドチャンピオンを獲得する状況だ。ただし5位7位など同順位となると持ち点が僅かに多い喜納がグランドチャンピオン。ケコアが5位でも喜納が7位で喜納の勝ちと僅差のため獲得ポイントで微妙に勝敗が変わる。正確な数字はJPSAのホームページでご確認ください。
2010ジャパンプロサーフィンツアー・ロングボード・グランドチャンピオンは果たして誰の手に。 新島のオールジャパンは9月1日(水)〜5日(日)開催予定。
コンテストの模様はスポーツ・カルチャー番組専門チャンネルスカイ・A sports+(スカイ・エー・スポーツ・プラス)で放映予定。ホームページではJPSAの無料動画も配信中。放映スケジュールなどはホームページをご確認ください。http://www.sky-a.co.jp/
大会に関する情報は公式ホームページもご覧ください。
http://www.jpsa.com