長い長いブレイクの後の夢の世界。(7/15)
【現地7月15日】
いやぁ、長い長いブレイクの後、長い長いフライトと移動でグッタリのところ、いきなりの6フィートのうっつくしいJベイのパーフェクトウエイブ。夢の世界。
梅雨のジケジケ蒸し暑い日本から、乾燥してさわやかに寒い暖炉生活、UGGブーツ履いてコート着てってさ、う~ん、これは手術の傷跡もかなり痛みますわ。はい。
実際冷えた手で重いカメラ機材とか持ったりして、私の手はだいぶ痛くなっちゃってるので、今日は短めのレポートで勘弁してください。
ビラボンプロJベイ2010、本日からコンテストピリオドがスタート、そして本日からコンテストもスタート。いやぁ、いきなりのいい波でビックリだね。
特に朝の潮の上げているときには相当波良かったよね。チューブあり、アクションありの理想的なサイズ。
そんな中で、長い長いチューブを決めたのがジェレミー・フローレスだ。
まだいる、まだいる、まだいる、あ~、もう無理……のはずがスポッと出てきて9.50。あれはすごかったな。でも2本目が揃えられずに、ボビー・マルチネスにやられてラウンド2に回った。
アンディもきっちり確実にサーフィンできてて、いい出来。一段と身体もシェイプされてたように思う。
デーン・レイノルズはもうラウンドワンとかは余裕になってきた感じ。まったく何の問題もなく、う~ん、やっぱこの人のスタイルカッコいいじゃん、って感じでラウンド3へ。
ジョーディも落ち着いてしっかりお仕事完了。若手のオタオタ感のようなものはすっかり消えて貫禄のサーフィンだった。
で、ケリー様登場。相変わらず違うなぁ、って感じ。当ててる場所と、止まらない感じ。あの、きわどいところに当ててるサーファーはデーンとかファニングとか、トップグループに数人いるけど、それがまったく止まらない感じなのはケリーだけだもんな。マニューバーが無理なくキレイにつながってる感じ。そうねぇ、ここでケリーが優勝するとなると、後半の試合の場所と波を考慮して、かなり10度目のタイトルってのが現実として見えてくると思う。
ま、まだラウンドワンなので、気が早い話だけど、実際問題今日のクラシックな6フィートのJベイの波だとダントツだもんな。問題なく優勝候補筆頭。38歳なのに……。
タジ、ファニングもまったく問題なし。
ただふたりに共通して言えるのは、この手の波だと、なんとな~くサーフィンが軽く見えてしまう感じかな。フェイスの長いここの波は引きずり系のサーフィンが似合うから。
明日もたぶんやりそうだし、その後土曜日もいけそう、みたいな話で、今年は速いテンポで試合が進みそうな気配だよ。
つのだゆき