deeep around the world.

【現地9月13日】

カリフォルニアのこのあたりでは珍しく朝からピーカン。なんか夏のカリフォルニアって言うと朝は曇りとか霧とかでどんよりって印象がある。

たぶん東浪見とかも似たようなことが良くあるけど、気温が高いのに水温が低いから海沿いに霧が出るんだと思う。で、風があればとんでっちゃうけど、風がないからずっとそこにあるみたいなことなんでしょ、ってのはシロート考えなので、信用しないように。でも、たぶん合ってると思う。

で、朝起きてモーテルの窓から差し込む朝日に、いいじゃん、今日は、とやる気になって、朝7時には出発。フリーウエイから会場が見えるんだけど、なんかカランとしてるなぁ、と思い、やっぱり月曜日だからだな、などと思いつつ駐車場の入り口に行くと、おじさんが、今日は試合ないよ～、と教えてくれた。

出来れば昨日の夜に決めてくれればお寝坊できたのに。

ま、1日のんびりさせてもらうことにします。

日本時間の夜10時起床の午後3時就寝って生活に、一日や二日じゃなじめないのよね、年よりは。若いときは徹夜なんて全然普通で生活リズムなんてバラバラだったけど、もうね、オバサンは無理。着いてからずっと眠いもん。

でも、ここで昼間ガッツリ寝てしまうとまた大変なことになるので、写真の整理でもしようかと、昨日撮った写真を４GBから１GBにまで荒編集。撮った写真のうちの75％はゴミ箱行きの後、デリート。

基本的にフィルム時代から私は自分の撮った写真をバンバン捨てるほうだし、あまり数を撮るほうではない。だってキリがないし、結局使わないから。その辺が編集者の感覚。他のカメラマンから例えばトリップの写真を寄稿されたとき、雑誌で結局使うのは20枚ぐらい。選択肢としては60枚もあれば十分だ。

でも何百枚も寄稿するカメラマンがほとんどで、そうなると、さっと見て、決めるというわけに行かず、なんとなく机の上に置き去りになる。ヘタしたらそのまま忘却のかなただ。ましていまやデジタルなので、ワントリップでDVDが何枚もあったりすると、それだけでもうウンザリ。なかなか見る気になれない。これはカメラマンのビジネス的には損なやり方だと思う。DVD1枚の中に厳選された60枚が入っていれば、編集者としてはすぐに作業する気になるもん。

同じような写真の中でのベストショットというのは1枚限りなので、あんたもカメラマンなら、自分の感性でそれを選んできてくれ、と思う。選べないのはあんたに感性がないからだ、と。ま、ぶっちゃけ編集作業がメンドクサイのもあるんだけどね。

試合は、噂では次のスウェル予報が週末なので、人出も多くなる週末まで待ちって話。ま、詰めればあと2日だから。

つのだゆき