嵐の中の大逆転劇。オールジャパンを制した
田中樹が悲願のグランドチャンピオン獲得(10/7)
ALL PHOTO BY KUMIKO HIRASAWA
ジャパンプロサーフィンツアー2009
ショートボード第5戦(最終戦)
ALL JAPAN PRO
開催期日/9月30日(水)〜10月2日(金)
開催場所/千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸
主 催/日本プロサーフィン連盟(JPSA)
9月30日から千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(志田下)で開催されていたジャパンプロサーフィンツアー2009ショートボード第5戦(最終戦)ALL JAPAN PROが終了。ファイナルで優勝した田中樹が悲願のJPSAグランドチャンピオンを獲得。また女子は谷口絵里菜が優勝し2度目のグランドチャンピオンに輝いた。
コンテスト会場は、朝から雨が降り出し、昼前には風雨ともに強くなり、嵐の中で行われたファイナル。男子のトップだった2007年度のグラチャン林健太がセミファイナルで破れ、レイティング2位の田中樹と3位のダレン・ターナーのどちらかがファイナルで優勝した方がグランドチャンピオンになるという信じられないような最高のクライマックスが用意された。
そんな状況下で行われたファイナル。多くのプレッシャーをものともせず、自分の持てる全てを出し切り、素晴しいサーフィンを披露したイズキが悲願のグランドチャンピオンを獲得した。
また、女子はトップの萩原水紀と3位の橋本小百合がブラジルの試合に出場するため最終戦を欠場。そのため、レイティング2位だった2007年のグラチャンである谷口絵里菜が、ファイナルで3位に入ればグラチャンが決定だった。それは昨年の最終戦と同じ状況。昨年は目の前のグラチャンを間屋口に持って行かれた。
しかし、今年のエリナは違った。冷静に良い波を待ち、ハイスコアをマークして優勝。2度目のグラチャンに花を添えた。
最高のドラマがあった今年のJPSA。最高の感動をありがとう。
また、今回のイベントは、先日帰らぬ人となった千葉を拠点に活動されていた「ワンワンさん」の愛称で親しまれていた犬尾邦彦カメラマンのメモリアルイベントで、表彰式終了後に黙とうを行った。
詳しくはJPSAホームページをご覧ください。