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更新日 2009-10-08 | 作成日 2009-01-26

ジャパンプロサーフィンツアー2009
ショートボード第2戦 
第5回 BeachSoundPro(5/27)

 
JPSAショートボード第2戦目「第5回BeachSoundPro」が千葉・鴨川で開催された。大会日程はプロトライアルを含めた全4日間。コンテスト会場はマルキポイントを予定されていたがコンディション不良の為、急遽シーサイドポイントへ移動となりコンテスト初日のプロトライアルがスタートを切った。
 
初日のトライアルRから2日目本戦へ勝ち上がり見事プロ公認を取得したのは、女子からコンテスト歴はベテランクラスの志賀美千代と弱冠16歳の水野亜彩子。男子からは本戦R1でトータルポイント14.00のハイスコアをマークし1位通過を果たした関本海渡と高校生サーファーの菜花卓也、スピードに乗った器用なレールワークに力量を見せた大橋海人の計5名。菜花卓也はメインR3まで勝ち上がりトッププロとの対戦に健闘した。
 
コンテスト3日目、朝5時30分マルキポイント集合。波の状況は依然変わらずコンテストはシーサイドでの続行となりメンズR2がスタートした。R2H1からは昨シーズンのグランドチャンピオン田嶋鉄兵が鋭いリップでポイントをマークし地元小川幸男と共にラウンドアップ。H2からは仲野仁人と松岡慧斗、H3には冬のノースでの怪我の為療養中だった地元、渡辺将人が今期今大会からの参戦となったが、持ち前の切れたパワフルライドを見せペペン・ヘンドリックと共にR3へと駒を進めた。H4からは終始熱い攻めの姿勢で勢いを見せるジェイソン・シバタと深川達也がラウンドアップ、H5からは渡辺広樹とニック・ミタ、H6からは吉岡智文と昨シーズン今大会でプロ初優勝を手にしている辻裕次郎が勝ち上がった。
 
H7からはここ数年コンテストで安定した力量を発揮してきている椎葉順と飛田剛、H8からはプロトライアルから勝ち上がった菜花卓也と若手注目株の中村昭太、続くH9からは絶好調にハイポイントを打ち出すダレンターナーと沼尻和則、H10からは地元の大応援団が見守る中、スタイリッシュなライディングに強い実力を見せるトッププロ小川直久とエントリーが遅れR1からの参戦となった'06グラチャンの田中英義がラウンドアップ、H11からは小野嘉夫と善家尚史、H12からは田中ジョウと杉原康幸、続くH13からは田中樹と水元公志、H14から林亨、浦山哲也、H15からは器用なレールワークでハイポイントをマークした地元の高津敏幸と森哲太、最終ヒートからは今年度初戦バリでの優勝を決めた林健太とダイナミックなマニューバーでポイントをマークした吉川共久がR3へ勝ち上がった。
 
早朝から行われたメンズヒートはR3へと続き、H1では渡辺将人が勢いあるライディングでトータルポイントを15.40にまとめ田嶋鉄兵とQF進出、H4からは辻裕次郎がグーフィー方向へのリバースを決め逆転ラウンドアップ。H5のダレン・ターナーはトータルポイントで他を大きく引き離しQF進出。H6からは落ち着いた試合運びで着々と勝ち上がってきた田中ジョウがラストウェイブでの逆転を決めラウンドアップ。他、ジェイソン・シバタ、椎葉順、田中樹、林健太などの強豪達が翌日のQFへと駒を進めた。ウィメンズヒートはQFまでのスケジュールが消化され今期1戦目バリでの優勝を手にしている谷口絵里菜がレギュラー、グフィーの波に鮮やかなマニューバーと鋭いリップを叩き込み強い力量を見せ余裕のラウンドアップを決める中、ベテランyesco、橋本小百合、萩原水紀などもハイポイントを打ち出し強さを見せた。他、斉藤ユリ、一ノ瀬さゆり、植村未来、川邉聡美も難しい波の状況下で力量を発揮しセミへと勝ち上がった。
 
コンテスト最終日を迎えメンズQF、セミを勝ち上がりファイナル進出を決めたのはダレン・ターナー、ジェイソン・シバタ、田嶋鉄兵、田中樹の4名。メンズファイナルがスタートするとコンテスト会場正面左のブレイクにシバッツ、鉄兵、ダレンがウェイテイング・ポジションを構える中、1人右側のブレイクを狙う樹、1本目から快調に飛ばすシバッツが確実にトータルポイントを上げヒートトップを走る中、ポジショニングを右にとった樹もグーフィーのセットを掴み3本目7.10、4本目6.55でファイナルヒート2位に着ける。
 
その時点で3位の鉄兵が逆転に必要なポイントは7.90、ダレンは2本の波のコンビネーションが必要となった。ファイナルヒート残り時間2分、鉄兵は果敢に波を掴むがベスト2に入らず、セミまでハイポイントをマークして来たダレンはファイナルでの波回りに苦戦。ヒート終了間際に樹が逆転ウェイブを狙うがポイントは届かずタイムアップ。結果、ジェイソン・シバタが今年度2戦目のウィナーに輝きハワイから同行した婚約者と共に2年ぶりの優勝に喜びをかみしめた。
 
一方、ウィメンズファイナルヒートは谷口絵里菜、yesco、萩原水紀、斉藤ユリがファイナル進出。1戦目に続き絶好調の強さを見せる谷口は着々とセットを掴み1本目5.40、2本目に8.65ポイントのハイポイントをマークし早々からトータルポイントをまとめる。早いテイクオフでレギュラー方向バックハンドの波をしっかりと丁寧にメイクする斉藤ユリが4本目で6.15ポイントをマーク、5本目の波でトータルポイントを上げファイナルヒート2位に着ける物の、萩原水紀が6.80ポイントをマークし2位の斉藤ユリを追い上げると、さらに掴んだセットでベスト2を上げ2位に食い込む。ヒート残り時間5分、じっとセットを待ったyescoが6.76をマークしヒートを追い上げるが、残り時間僅かとなりタイムアップ。ヒート早々から勢いあるライディングでダントツの強さを見せた谷口絵里菜が今年度初戦に続き2連覇を手にした。おめでとう!!
 
 
写真撮影&取材:平沢久美子
 
 
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