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更新日 2009-10-08 | 作成日 2009-01-26

ジャパンプロサーフィンツアー2009
ロングボード第3戦「マーボーロイヤルプロ」

写真撮影、取材&文:池田潤

7月12日、辻堂海岸において、マーボーロイヤル 神奈川地所カップが行われた。前日11日より、男子のラウンド1、2、女子のラウンド1が行われ、大会2日目となる12日は、前日までのグッドコンディションから一転して、ショアブレイクの膝波のプアーコンディションとなった。

朝7時よりコンディション不良の為、コンテストはウェイティング。約3時間のウェイティングの末、午前10時より、女子のセミファイナルヒートがスタート。(この時点で男子のヒートはキャンセルとなり、日を改めてラウンド3より順延が決定された)

セミファイナルヒート1は、割鞘ジュリ、大橋寛子、鈴木由貴の3名。波のコンディションは膝波の軽いオンショア。1ヒート3人、20分マキシマムは10本、ベスト2ウェーブカウント、トップ2アドバンスで争われる。フェイスのある、少ないセットの波を選び、つないでインサイドのショアブレイクに的確にローラーコースターすることで高得点をゲットすることができる、波のチョイスが難しいコンディション。

ヒート序盤は素早いパドリングから割鞘がセットの波つかみ、ヒートをリード。大橋もインサイドの小さめの波を上手く攻めて反撃開始。ヒート中盤、鈴木が立て続けに、フェイスの張る波を、上手くチョイスしてチータファイブでセクションをつなぎ、インサイドでボードのボトムをしっかりと当て込むリエントリーを連発して、一気に一位に順位をアップ。終盤もリードを確実に守り、一位でファイナルに進出。2位にはコンスタントにファイナルに残る、割鞘が3戦連続でファイナル進出を決めた。

セミファイナルヒート2は、丸山良子、水口朋香、伊藤美夏。このヒート唯一のグーフィーフッターの丸山はグレースフルなロングボーダーらしいスタイルでヒートをリード。小さな波を、バックサイドのハングファイブとバックサイドリエントリーを連発して、バックサイドながらヒートをリードし、ファイナルに進出。水口が安定したサーフィンを見せて2位でヒートアップ。第2戦のファイナリストである、実力者、伊藤はセットの波に恵まれず残念ながらヒートアップならず。

そして、ファイナルは、割鞘ジュリ、鈴木由貴、丸山良子、水口朋香というメンバーが顔を揃えた。今大会には、第1戦の優勝者の古市陽子、第2戦の優勝者の植村未来がフランスで行われている、世界選手権出場の為、今大会をキャンセル。それにより、この大会で優勝したサーファーが、グランドチャンピオン争いをリードすることができる重要な一戦となる。そんな大事な一戦のファイナルに進んだ4名は、いずれも安定したパフォーマンスを見せる、実力者同士の戦いとなった。

ファイナルヒートは30分、マキシマム12本、ベスト2ウェーブカウント。ヒート開始、直後、いつものようにセットの波をつかんだ割鞘がハングファイブからローラーコースターを決めて、序盤でヒートをリード。鈴木はセットの波に照準を絞りじっくりと波を待つ。
丸山はセミファイナルで乗っていたような、レギュラーの良い波を探し当てることができずに、小さめの波に手をだしてポイントが伸びない。水口もオープンフェイスの波を見つける事がなかなかできない。その間を縫うように、割鞘は素早いパドリングからのテイクオフで波をつかみ、ポイントを重ねて行く。割鞘が終始ヒートをリードしてヒートは終盤戦に突入。コンテストエリア一番右でレギュラーのセットを冷静待つ割鞘。身軽な身のこなしでうねりからテイクオフできる割鞘はピークで波を待つ事で、完全にヒートを掌握。後半、良いセットはブレイクする事なく、若干16歳の割鞘’イチゴ’ジュリが嬉しい初優勝を決めた。

ベテランのような落ち着いた戦術と、素早い動きで今シーズンのコンテストシーンをリードする、割鞘がグランドチャンピオン争いでもトップにたった。今年初となる女子ロングボードのグランドチャンピオンからは、シーズン最後まで、目が離せない。

以上

レポート 池田潤


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