ファイナルデイを前に田岡なつみが破れ、小熊明美のグランド・チャンピオンが決定。男子はベスト8が決定。(11/9)

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【Surfing for all がんばろう日本!】JPSA 震災復興支援チャリティーツアー2011

JPSAロングボード第5戦(最終戦)
「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」

期日/11月7日(月)~10日(木)※7日(月)プロトライアル及びプロ本戦男子R1
会場/バリ島 クラマス 特別協賛/株式会社 マックス・エー、ガルーダ・インドネシア航空
主催/JPSA 協力/トラベルシーン、バリサーフィンアソシエーション(BSA)

ファイナルデイを前に田岡なつみが破れ、小熊明美のグランド・チャンピオンが決定。男子はベスト8が決定。(11/9)

グランドチャンピオン!小熊明美選手。photo:S.Yamamotoグラチャン最有力候補のユージン・ティール。photo:S.Yamamoto開幕2連勝のペースを維持出来なかった鈴木剛。photo:S.Yamamotoパワーが炸裂する石川剛。photo:S.Yamamoto松永雅道はセミファイナル進出。photo:S.Yamamoto2011JPSAグランドチャンピオン、小熊明美。photo:S.Yamamotoルーキーオブザイヤーは田岡なつみ。photo:S.Yamamoto田岡なつみ、敗戦に涙。。photo:S.Yamamoto



JPSA 震災復興支援チャリティーツアー2011ロングボード第5戦(最終戦)「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」が、インドネシアのバリ島、クラマスでスタート。一昨日はプロトライアル終了後に、ロングプロ本戦男子R1が行われ、田中祐介がプロ公認資格をゲット。8日(火)はオフで、本日男子ランド2からスタートした。大会初日はコンディションがかなり厳しく、波数の少ない腰サイズのコンディションだったが、ようやくサイズアップで胸ぐらいまで波が来るようになった。そして女子もラウンド1からスタート。トライアルを勝ち上がった小栗瑞恵、丹羽美樹がラウンドアップし公認プロ資格をゲットした。

男子クオーターファイナルでは、グラチャン争いを繰り広げる、ランキングトップの尾頭信弘、2位の新城譲、4位のユージン・ティールがセミファイナルへラウンドアップするなか、ランキング3位の鈴木剛がまさかの敗退。これで鈴木剛の年間トータルポイント5700が確定。レースから外れた。

全5戦中、上位4戦のポイント合計で年間ランキングを決定するJPSAロング。各選手がバリで自分のワースト結果を上回る結果を出すと仮定し、現在のワースト結果を切り捨てると、1戦出場してないユージンがトップに。そして同点で尾頭と新城が2位となる。この3名に絞られたグラチャン争い。この3名はファイナルに勝ち上がる確立の高い選手で、ファイナルでの直接対決となる見方か強いが、仮に3名のうちユージンだけがセミで破れ5位になったとしても、尾頭と新城はファイナルで3位以上に入らなくてはユージンに勝てない。逆に二人がセミで破れ、ユージンがファイナルに残れば、そこでユージンのグラチャンが決まる。

女子では、グラチャン争いを演じていた、開幕戦のプロデビュー戦で、いきなり優勝した高校生の田岡なつみが、ラウンド1でまさかの敗退。トータル6060ポイントが確定し、この時点で、254ポイント差でランキングトップをキープしていた小熊明美のグランドチャンピオンが決定した。

明日はいよいよロングのファイナルデイ。10日の朝、7:00AM クラマス集合。男子のSF→女子 Final →男子 Final 。その後、ショートのプロトライアルを行う予定。夜にはロングボードの表彰式となる。

男子SFの組み合わせ H-1 松永雅道、新城譲、石川剛、ユージン・ティール。 H-2 ジェイソン・鈴木、畑雄二、尾頭信弘、石塚晃。 女子ファイナルは、 植村未来、小高恵子、一の瀬さゆり、小熊明美。

「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」は11月7日(月)~10日(木)のロングボードの試合のあと、11月10日(木)~14日(月)でショートボードが開催される。JPSAもいよいよ大詰め。泣いても笑っても今回のバリ島で、今シーズンの4名のグランドチャンピオンが決定する。

また今回のガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ開催期間中、特別戦としてJPSAショートボード歴代チャンピオン戦「LEGENDARY OF SURFING」が開催される。これには、川井幹雄、善家誠、添田博道、久我孝男、糟谷修自、関野聡、沼尻和則、河野正和といった日本のチャンピオンに加え、バリからカトゥ・メンダ 、ワヤン・ピッチャといったレジェンドが参加する。このヒートは、2回戦方式にてヒートを行い、各回戦のベスト2ウェイブ、トータルベスト4ウェイブのスコアにより順位を決定。総合順位上位2名は日本・バリ親善試合への出場権を得ることが出来る。これも非常に楽しみな戦いとなりそうだ。

また今回、ロング、ショートともエントリーが若干少ない中、男子ショートでは、大澤伸幸、加藤嵐、大橋海人といった選手が海外からの試合からバリへ直行。また女子ショートでは、数日前までブラジルにいた大村奈央が、庵原美穂の3連勝を食い止めるべく出場する。逆にロングでは秋本祥平、東川泰明の2名がスペインで開催されるASP=WLT参戦のため欠場。

注目の最終戦。サーフメディアは現地から最新情報をお伝えする予定です。

激化するJPSAショートのグラチャン争い。


ショートボードのグラチャン争いも最終戦までもつれ込み、バリでの結果次第となった。下の表に記したように、今回の新島が終了した時点で、田中英義がトップをキープ。3位だった今回優勝した高梨直人が2位に浮上した。ご存知のように、JPSAは全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングが決定されるシステムであるため、全6戦に出場した選手は一番悪かった結果を切り捨てることが出来る。各選手が次のバリで自分のワースト結果を上回る結果を出すと仮定し、現在のワースト結果を切り捨てると順位が変わってくる。

アジャスト後の暫定順位では、高梨直人が僅か50ポイント差で田中英義を逆転してトップ。次いで720ポイント差で3位に田中樹、100ポイント差で4位に椎葉順となる。この数字から簡単に推測出来るのは、田中英義がバリで2度目のグラチャンを獲得するためには、初のグラチャンを狙う高梨直人より上位でフィニッシュしなければならないということ。3位の田中樹は、トップと770ポイント差。暫定上位2位のふたりがファイナルまで残ると田中樹は優勝しても彼らを超えることは出来ない。

椎葉順はふたりが5位で、中村昭太は彼らがセミファイナルまで勝ち上がると、優勝しても彼らを超えられない。また、女子ではこの2戦で連勝した庵原美穂と谷口絵里菜の6000ポイントを集めているふたりの戦いとなりそうだ。アジャストして540ポイント差があるため庵原が優勢という状況。ショートボードの最終戦は、11月10日(木)~14日(月)(※10日(木)プロトライアル)バリ島 クラマスで開催。


JPSA2011男子/最終戦で可能な獲得ポイント
 バリ島(アジャストP)

優勝
2000 

2位
1720 
3位
1460 
4位
 1340
5位 
1220 
7位
1110 

暫定順位

アジャスト
後の順位 
田中英義(6120) 8120 7840
7580
7460
7340 7230
高梨直人(6170) 8170 7890 7630 7510 7390 7280
田中樹(5400) 7400 7120 6860
6710
6620 6510
椎葉順(5300) 7300 7020 6760 6640 6520 6410
中村昭太(5110) 7110 6830  6570 6450 6330 6220



JPSA2011女子ランキング
  第1戦
伊豆 
第2戦
新島
第3戦
大洗 
第4戦
千葉 
第5戦
鉾田 
第6戦
バリ
新島後の計算式

暫定順位
(新島後)

アジャスト
庵原美穂 1220(L) 2000 1460
1720
2000  ?  6400+2000=8400-1220=7180 1
谷口絵里菜 1460 1460  1110(L)
2000
1720  ? 6290+1460=7750-1110=6640 2 2

※ 全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングを決定。
  ただし、同順位の場合は全6戦のポイント合計で決定。更に、同順位の場合は最高ポイントで決定。(L)が



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