2010年8月6日(金)、8月7日(土)千葉県 長生郡一宮町 釣ヶ崎海岸
オークリー・プロ・ジュニアが終了。ジュニアはパース・スタンディック、カデットでは渡辺寛、ガールズでは野呂玲花が優勝した。(8/7)
photo:YAMAMOTO ASP JAPAN
【 千葉県、釣ヶ崎海岸(2010年 8月7日土曜日)】ASPメンズ・ジュニア・クオリファイング・シリーズ・グレード1イベント「オークリー・プロ・ジュニア」が終了。ファイナルデイは、弱い南西からのオフショアにより、クリーンな2ー3フィートのコンディションがセットアップ。ジュニアはオーストラリアのパース・スタンディック、カデットでは渡辺寛、ガールズでは野呂玲花が優勝した。
昨日のトップスコアを叩き出したハワイのアイゼア・モニーツや、現在ASPオセアニアのプロジュニアシリーズ・ランキング9位で、昨年のオークリー・プロジュニア・グローバル・チャレンジ優勝者のサム・レンチ(オーストラリア)といった優勝候補筆頭の選手が、早々とイベントから姿を消すなか、ランキング1位の大橋海人、2位の新井洋人、3位の高橋健人までもがセミファイナルで敗退する波乱の展開となった。
そんな中で、見事ジュニアのファイナルまで勝ち上がったのは、加藤嵐、田中海周、仲村拓久未、オーストラリアのパース・スタンディック。ファイナルは、ハイタイドと重なって波が割れづらく、スロースタートとなった。それでも田中が2本乗り、加藤の1本のあと、仲村が4.10 のスコアを出す。
しかし、そこにファイナル最大のセットが入ると、スタンディックがバックハンドでレフトを攻め、イベント最高点となる9,50をマーク。そのセットのライト側に乗った加藤嵐も6.50のハイスコアをマークし2位につける。更にスタンディックはフロントサイドで4,60をスコア。2位以下を大きく引き離し、そのまま勝利を手に入れた。
カデットでは、開幕戦の優勝者である松下諒大、開幕戦のジュニアで3位だった大原洋人、渡辺寛、安井拓海がファイナル進出。ファイナル開始から渡辺寛が5,00、松下諒大が4,25がハイスコアをマークし、ふたりが前半をリードする。波数が少なく焦ったのか、松下が痛恨のインターフェアを侵してしまう。そして大原洋人が2位に浮上したが、絶好調の渡辺に追い付くことは出来ず、そのまま渡辺が初優勝を決めた。
またガールズでは、ヒート開始直後から、野呂玲花と田代凪沙がダブルインタフェア。大村奈央が、その隙をねらってポイントを重ねる。水野亜彩子も高得点をスコア。野呂玲花は中盤、レフトのグッドセットに2発当て込み、ファイナルのベストスコアとなる5.75をマークし、トップに躍り出るも、直ぐに大村が逆転。残り時間6分。なんと今度は大村が野呂にインターフェア。それにより野呂がトップとなる。終了間際に大村、野呂ともに最後の勝負にでるも順位は変わらず、野呂がASP初優勝を飾った。
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