2010年8月13日(金)14日(土) 神奈川県平塚市高浜海岸平塚ビーチパーク横
ジュニアはパース・スタンディックが2週連続優勝。カデットは大原洋人が初優勝。ガールズは大村奈央が今季2勝目(8/14)
photo;YAMAMOTO
パース・スタンディック photo;YAMAMOTO
【神奈川県平塚市高浜海岸 2010年 8月14日(土)】2010年ASPジャパンツアー・プロジュニアシリーズ第4戦グレード1イベント「湘南スーパーキッズチャレンジ」が終了。ジュニアの優勝は、先週の千葉大会でも優勝したパース・スタンディックが2週連続優勝。カデットは大原洋人が初優勝。ガールズは大村奈央が今季2勝目をあげた。
大会最終日は午前7:30にファーストコール。潮が引くのを待って最終的に午前9時よりスタート。コンディションは強い南西風の影響で腰胸ぐらいのコンディションを最後までキープした。
ジュニアのファイナルは、パース・スタンディック、高橋健人、大橋海人、石田銀二。スタートと同時にパース・スタンディックが、バックハンドで8.25をスコア。高橋健人もエアリアル・マニューバーで7.50をスコア。スタートから各選手リスクの高いテクニックに挑み、このファイナルが、どれだけハイレベルな戦いかを物語っていた。大橋海人、石田銀二もスコアを重ねるも前半にコンビネーションに追い込まれた。
8.25、6.50をマークしたスタンディック。7.50、5.00をマークした高橋健人が3位以下の選手を大きく引き離して前半を折り返す。大橋海人と石田銀二は、エアリアルマニューバーで攻めるも、今ひとつ技が決まらずスコアが伸びない。後半に入り、スタンディックは、ストレートアップのリエントリーを3発入れるバックハンドで8.10をマーク。その波で勝利を決定的なものにし、2週連続で優勝を手に入れた。
カデットでは、ハワイのアイゼア・モニーツ、大原洋人、渋谷玄仁、平井宏輔がファイナル進出。スタートから大原洋人が4.25、3.65とポンイトを重ね、ファイナルをリード。カデットとは思えない、強靭な足腰を持つ大原は安定感のあるサーフィンで他の選手を圧倒する。更に後半、バックハンドの深いボトムターンから幾度も際どい場所へストレートアップ。駄目押しとなる6.00をスコアし、大原がリードを広げる。
後半に入ると、前半振るわなかったモニーツが反撃開始。物凄いスプレーをあげ、5.00をスコアし追い上げる。さらにバックハンドリバースなどを見せ、4.35をスコアしたが、そこまで。大原洋人がモニーツの追撃を振り切り、見事初優勝を手に入れた。
ガールズのファイナルは、大村奈央、野呂玲花、高橋みなと、須田なつきの4名。前半から確実にポイントを重ねるのは大村奈央。バックハンドで打点の高いリエントリーでスコアを伸ばす。更にフロントサイトでポイントをゲットし、2位以下の選手を引き離す。そして、終盤に大村は駄目押しのハイスコア7.25を叩き出し、圧倒的な強さで今季2勝目を決め、レイティング・トップの座を固めた。
全5戦が予定されている2010年ASPジャパンツアーのプロジュニアシリーズは、第1戦千葉県館山、第2戦インドネシア・バリ島、第3戦千葉県一宮町、そして今回の神奈川県平塚市でのイベントが終了し、残すは福島県北泉で開催される最終戦のみとなった。(カデットU-16の最終戦は宮崎日向)果たしてクオリファイするのは誰か。来週、福島県の北泉で開催されるASPジャパンツアー「ムラサキプロ北泉」は、今シーズン初のメンズスター、ジュニア、ロングボードが 8月18日から22日まで開催予定。
U-20 Junior
優勝:パース・スタンディック 16.35
2位:高橋健人 12.50
3位:大橋海人 9.20
4位:石田銀二 6.50
U-16 Cadet
優勝:大原洋人 10.25
2位:アイゼア・モニーツ 9.35、
3位:渋谷玄仁 8.00
4位:平井宏輔 7.00
U-20 Girls
優勝:大村奈央 10.55
2位:野呂玲花 5.65
3位:須田なつき 4.30
4位:高橋みなと 4.15
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。