JPSAロングボード第2戦「マーボーロイヤル Kj プロ」で鈴木剛が,2週連続優勝。女子は小熊明美が初優勝(7/17)

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【Surfing for all がんばろう日本!】JPSA 震災復興支援チャリティーツアー2011

ロングボード第2戦 WellBeing presents マーボーロイヤル Kj プロ

期日/7月16日(土)~17日(日)
会場/神奈川県藤沢市 辻堂
特別協賛/(株)ウェルビーング / ワイレア(株)/(有)マーボーロイヤル / 神奈川地所(株)
主催/JPSA

JPSAロングボード第2戦「マーボーロイヤル Kj プロ」で鈴木剛が,2週連続優勝。女子は小熊明美が初優勝(7/17)



7月16日(土)~17日(日)で神奈川県藤沢市辻堂海岸で開催されていたJPSA 震災復興支援チャリティーツアー2011ロングボード第2戦「WellBeing presents マーボーロイヤル Kj プロ」が終了。先週行われた茨城鉾田プロで優勝し,現在ランキングでトップを走る鈴木剛が見事2週連続で勝利を手に入れた。

大会最終日となった17日。天候は快晴で、大会会場となった辻堂海岸には大型で強い台風6号からのグランド・スウェルが届き,午前中はオンショアも弱く,時折はいるセットはオーベーヘッドのコンディション。台風特有のワイドなブレイクが目立つものの,恐れていたクローズアウト・コンディションにはほど遠いライダブルな波がブレイクしていた。

ファイナルデイは女子のセミファイナルからスタート。ヒート1では、茨城鉾田プロで、プロデビュー戦でいきなり初優勝した高校生の田岡なつみと小熊明美がラウンドアップ。ヒート2では筌口聡子と寺内優佳が勝ち上がりファイナル進出を決めた。

女子のファイナルではダンパーが多く,各選手とも切れた走れる波を探していた。そんな中で寺内優佳がミドルサイズの波をメイクしリードを奪う。前回の茨城でプロデビュー戦でいきなり優勝した田岡なつみは、今回もそのポテンシャルを証明するかのようにクローズアウトセクションに大技を何度も仕掛けたがインコンプリート。筌口は思うようにスコアを出せる波を見つけられない。そして終盤に入り,後半から徐々にスコアを伸ばした小熊明美が最後は大逆転優勝。「今年は勝ち負けよりも自分のサーフィンに集中したい」と語った。優勝こそ逃した高校性プロの田岡なつみだは、2戦連続ファイナルで,レイティングトップを独走する。

クオーターファイナルからスタートした男子は、吉田英司,辻嶋司,鈴木康弘といった常に上位に顔を出す選手が敗退。セミファイナルでは,スピード感のあるフローターを武器に勝ち進んだ佐久間秀人をはじめ、安定感のあるサーフィンを見せていたユージン・ティール、ラウンド3では1位通過を果たした畑雄二、6度のグラチャン記録保持者の宮内謙至が、あと一歩のところでファイナルを逃した。

男子ファイナルは、バックハンドの大技が冴えてハイスコアをマークしていた鈴木剛、フロントサイドのリエントリーや、エア気味のフローターに加え,安定感のあるノーズアクションでファイナルまで勝ち上がった新城譲、スピード感のあるノーズライドとバーティカルなリエントリーが冴えていた尾頭信弘,今日のファイナルデイで最もクリティカルセクションを攻めていた松山欣則の4名の戦いとなった。

松山以外の3名全員が前回の鉾田のファイナリスト。ファイナルがスタートする頃になると、ロータイドに加え、オンショアも強まって更にトリッキーなコンディションとなった。各選手ともスコアリング・ウェイブを見つけられず苦しんでいるなか、前回の優勝者である鈴木剛がビッグセットをキッチリとメイクし6.5をスコア。これがウイニングライドとなり,鈴木剛が2週連続優勝を決めた。ヒーローインタビューではあえて,グラチャンを口にはしなかったが、この2連勝でその可能性はかなり高くなったと言える。



結果:優勝:鈴木剛、2位:松山欣則、3位:新城譲、4位:尾頭信弘
女子優勝:小熊明美,2位:寺内優佳、3位:筌口聡子,4位:田岡なつみ


大会に関する情報はJPSA公式ホームページをご覧ください。
LinkIconhttp://www.jpsa.com

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