「Billabong TSURIGASAKI Pro supported by JPSA」優勝はパリッシュ・バーン

サーフィン情報サイトのサーフメディアは世界中のサーフィンニュースを日本語でお届けしています。

SURFMEDIA ASP JAPAN NEWS > ビラボンプロ

更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

WQS4スターイベントでオーストラリアの
パリッシュ・バーンが優勝。田嶋鉄兵が2位。

ASP-WQS4スターイベント
「Billabong TSURIGASAKI Pro supported by JPSA」

■2009年 9月24-27日 千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸

IMG_1626.jpg

千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸で24日から開催されていた、2009年ASP ジャパンWQSシリーズ4スターイベント「Billabong TSURIGASAKI Pro supported by JPSA」が終了。オーストラリアのパリッシュ・バーンが、ハワイを活動の拠点として、ASP/WQSに参戦する田嶋鉄兵をファイナルで抑えて見事優勝した。

2-3フィートというコンディションで行われたファイナルデイ。前日までのコンディションよりサイズダウンとなったが、風の影響を受けたながらも、パワフルな波を維持し、ファイナルデーに相応しいコンディションとなった。

WQS4スターという今年の日本で行われるASPイベントのなかでは最もハイグレイドな大会。そのため海外からの参加選手も多く、ハイレベルなサーフィンが繰り広げられた。そんな中で最終日まで残った日本人サーファーは日本を代表するに相応しい田嶋鉄兵と田中樹。二人はクオーターで強敵のニック・ヴァシック、ネイザン・キャロルをそれぞれ倒してセミファイナルに駒を進めた。

田中樹はオーストラリアのグーフィーフッター、パリッシュ・バーンと対戦。前半ポイントをから重ねるイズキに、中盤からハイスコアでヒートをリードしたパリッシュが圧勝。

田嶋鉄兵はクオーターファイナルで17.84というイベント最高スコアをマークしたハワイのジョエル・センティオと対戦。現在ハワイを拠点にしているテッペイは、ジョエルとも交流が深く、今回の日本滞在も彼がケアしていた。クオーターでは物凄いパフォーマンスを披露していたジョエル・センティオ。しかし、セミファイナルでは全く良い波に乗れない。逆にテッペイは、前半に8.17、中盤に7.33というハイスコアをまとめ、コンビネーションの大差でファイナル進出を決めた。

ファイナルでは、パリッシュ・バーンと対戦となったテッペイ。地元の大声援に応えるように、セミファイナルの勢いを維持し前半からハイスコアをマークする。完全にファイナルはテッペイのペースで試合が進み、優勝を誰もが信じていた。しかし、残り時間6分のところでパリッシュがセットのライトを掴み、ビッグなりエントリーとフローターで大会のベストスコアとなる9.33をマーク。ここで形勢が逆転した。

この時点でテッペイが逆転するのに必要なスコアは9.33 。残り時間は5分。完全に追い込まれた。そして、残り時間2分で逆転が可能な1本をゲットしたテッペイは、際どいリエントリーやビッグフローターを織り交ぜてフィニッシュ。これでどうだと言わんばかりにジャッジにアピールした。しかし、ジャッジからコールされたスコアは9.00。僅かO.33が足りなかった。

今回、千葉で4年振りのWQS4スターとなった「BILLABONG TSURIGASAKI PRO」はラウンドオブ48まで勝ち進むと、JPSA(日本プロサーフィン連盟)の未公認プロに公認資格が与えられことになっており、9位となった加藤嵐 、37位となった矢島冬海、河村海沙の3名が公認資格獲得の権利を得た。また日本人最高位の田嶋鉄兵にはJPSAから賞金が贈られた。

今回のイベントは、このエリアのローカルサーファーをはじめ、一宮町サーフィン業組合、NSA千葉東支部といった人々が一丸となって運営に協力し、ギャラリーも多く、非常に盛り上がりを見せていた。最後の挨拶では、コンテストディレクターである田中敏之氏が、来年の大会の開催を願う意向を示したが、このようなイベントが今後も続いて行くことが日本のサーフィンの発展にも繋がるのではないかと思う。

次回のASPジャパンのコンテストは、10/9 -12 宮崎県日向市小倉ヶ浜海岸にてWQS2スターイベント、プロジュニア、ロングボードの3ディビジョンが同時開催の「HYUGA PRO 」が開催される。


詳細はASPジャパンサイトで。

aspjapan_logo_140.gif
ASPジャパン最新ニュース
c.jpg