ソフィア・ムラノヴィッチが、モヴィスター・ペルー・クラシック優勝

写真： © ASP/ CI/ ROWLAND via GETTY IMAGES

【現地時間2009年11月8日日曜日　ロビトス、ペルー】

ASPウイメンズ・ワールド・ツアー第5戦「モヴィスター・ペルー・クラシック・プレゼンテッド・バイ・リップ・カール」が終了。強いオフショアの3～4フィートのコンディションの中、2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであり、このペルーで2年連続優勝しているステファニー・ギルモア（AUS）を破って、ペルーのソフィア・ムラノヴィッチ（PER）が優勝した。

昨日、物凄いワイプアウトを食らったムラノヴィッチは、激戦となったファイナルで素晴しいサーフィンを見せ、バックハンドで15.00をスコア。地元のギャラリーが声援を送る中、一進一退のシーソーゲームを制した。「これが本当だとは思えない気分よ」とムラノヴィッチが言った。「これまで、ずっとこのイベントで優勝したいと思ってきた。でも、いつも期待はずれだった。やっと、このロビトスの良い波で、家族や友達の前で優勝出来て夢が叶ったわ。ペルー万歳！」

今回の優勝は、2009年のASPウイメンズのワールド・ツアー・レイティング上で前ASPウイメンズのワールド・チャンピオン（2004年）のムラノヴィッチを4位から3位に押し上げ、ワールドタイトルを射程距離内に収めた。「良いシーズンではなかったわ。そこから抜け出るための結果を本当に待っていたの」とムラノヴィッチが言った。「ホームで優勝出来た事は、本当に特別なこと。最高です」

今シーズン3度目の２位となったギルモアは、ペルーでの3年連続の優勝を逃したものの、自分のパフォーマンスに満足しているようだった。「確かに、かなり安定してファイナルをメイク出来ているわ」とギルモアが言った。「もう一つの勝利を探していたの。でも、ある意味では、ソフィア（ムラノヴィッチ）が勝つのを見れて最高だったと思う。かなりスペシャルよ。数千人ものギャラリーが、この人里離れたビーチに集まっているなんて凄い事だと思う。ファイナルに勝ち上がれてよかったわ。本当に楽しかった。優勝がシルヴァナ（リマ）でもココ（ホー）でもなく、ソフィアで良かった。これで、みんなの差がタイトになって本当にレイティングが面白くなってきた。ハワイでエキサイティングなフィナーレになるわね」

ギルモアは、3年連続のASPワールドタイトル獲得に僅かなリードとなっているが、ハワイを前に冷静な精神状態を保っている。「ワールド・タイトルのことは、時々は頭の中にあるわ」とギルモアが言った。「でも、それはイベントごと。このイベントは誰もが良いサーフィンができて、良いコンテストだった。私はポルトガルの5位のあとで良い結果を残したかった。そんな気持ちでやったの。タイトルレースは強烈よ」

2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーの次のコンテストは、2009年11月24日から12月6日までハワイのサンセット・ビーチで開催される「ギジット・プロ」。ウイメンズもいよいよ大詰め。こちらのリポートもお楽しみに。

モヴィスター・ペルー・クラシック・
ファイナル結果：
優勝：ソフィア・ムラノヴィッチ（PER）15.00
2位：ステファニー・ギルモア（AUS）14.74
セミファイナル結果：
SF 1：ステファニー・ギルモア（AUS）15.60 ココ・ホー（HAW）15.17
SF 2：ソフィア・ムラノヴィッチ（PER）16.27 サリー・フィッツギボンズ（AUS）16.20
クォーターファイナル結果：
QF 1：ココ・ホー（HAW）14.74 ロザンヌ・ホッジ（ZAF）10.16
QF 2：ステファニー・ギルモア（AUS）9.27 ページ・ハレブ（NZL）6.60
QF 3：サリー・フィッツギボンズ（AUS）16.16 シルヴァナ・リマ（BRA）6.83
QF 4：ソフィア・ムラノヴィッチ（PER）10.67 チェルシー・ヘッジ（AUS）10.17

ASPウイメンズ・ワールド・ツアー・トップ5
1、ステファニー・ギルモア（AUS）4765pt
2、シルヴァナ・リマ（BRA）4188pt
3、ソフィア・ムラノヴィッチ（PER）3891pt
4、ココ・ホー（HAW）3679pt
5、チェルシー・ヘッジ（AUS）3043pt

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