ファニング、パーコはセミファイナルへ。 ライトは鼓膜が破れ、棄権の可能性。

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更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

ファニング、パーコはセミファイナルへ。
ライトは鼓膜が破れ、棄権の可能性。

ASP MEN'S WORLD TOUR第9戦 リップ・カール・プロ・サーチ

■2009年10月19-30日 ペニシェ、ポルトガル

写真:ミック・ファニング(AUS)(C) ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES

【現地時間2009年10月27日火曜日 スペルトゥーボス、ペニシェ/ポルトガル】

霧のため延期を強いられていた2009年のASPワールド・ツアー第9戦の「リップ・カール・プロ・サーチ」は、メイン会場のスペルトゥーボスの6~8フィートのコンディションでラウンド3から再開。強烈なバレルでクオーターファイナルまでを行い、セミファイナルの4名が決定した。

コンテストは、これまでバックアップ会場であるラギド、ベルガス、モルヘ・レステで行ってきたが、ようやくメイン会場であるスペルトゥーボスでの開催に漕ぎ着けた。

現在のASPワールドNo.2のジョエル・パーキンソン(AUS)は、ラウンド3でカイ・オットン(AUS)を、クォーターファイナルでボビー・マルチネス(USA)を下し、素晴しい復活を感じさせるサーフィンを見せた。

ジェフリーズ・ベイで7月に優勝して以来、3試合連続17位タイという結果を強いられ、それまで独走態勢だったトップの座をファニングに譲り渡したパーキンソンだったが、今回のポルトガルではセミファイナルまで勝ち進み、彼らしいサーフィンを披露した。

「ただ夢に向かって勝ち続けるだけ」とパーキンソンが言った。「対戦相手にはフォーカスしない。まだ、2つのヒートがあって、その2ヒートに勝って僕の仕事が終わるんだ」

インドネシアでのトレーニング・セッション中に負った足首の怪我から、 パーキンソンは痛む足首の治療しているなどと、多くの憶測があったが、クォーターファイナルでパーフェクト10をマークして、それらの噂を払拭した。

リップ・カール・プロ・サーチにワイルドカードで出場している、現在WQS3位のオーウェン・ライト(AUS)は 、2日前に9XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)を破り、ラウンド3では土壇場でデーン・レイノルズ(USA)をも下し、クォーターファイナルではパーフェクト10をマークしてダミアン・ホブグッド(USA)に勝ち、セミファイナル進出を決めた。

「素晴らしいよ。確かにいまの僕の自信は非常に高いところにある」とラウンド3を勝ち上がったときにライトが言った。「ワールド・ツアーでいくつかのヒートを勝ち上がれて本当にうれしいよ。それが大好きなんだ。次のヒートも切り抜けて、もっと良い波を手に入れたいよ。かなり良いバレルがあるからね」

このまま行けば優勝も夢ではない勢いのあるライトだったが、クォーターファイナルで恐ろしいワイプアウトに見舞われ、インパクトゾーンの物凄い力で耳を強打。現場の医者の判断で、更なる診察のためライトは病院に運ばれた。

「彼は、かなり激しく水に叩き付けられた」とリップ・カール・インターナショナル・チーム・マネージャーのゲイリー・ダンが言った。「医者は彼の鼓膜が破れたのではないかと心配していた。砂浜で暫くいるとかなり回復はしていたが、医師は病院へ連れて行く事がベストだと考えた。明日まで状況を見守るしかない」

後の診察でライトの鼓膜は破れている事が判明。また首の損傷の可能性があるため更に診察を受けている。ヒート終了前に海から上がって来たライトだったが、リードしたままヒートは終了。彼の勝利が決定したが、明日のセミファイナルに彼が出場するかは決まっていない。

現在のASPワールドNo.1のミック・ファニング(AUS)は、インスピレーション・パフォーマンスを見せた。「深くて、それほど浅くないけど、ドロップはパイプラインの様だった。最高だったよ」この時点で明日のファイナルデイのライトの出場は不確かだが、このまま行くとファニングとパーキンソンのファイナルでの直接対決というのが見られる可能性が出てきた。

「それは楽しそうだね」とファニング。「間違いなくメディアはそういうのが好きでしょ。でも二人とも勝ち上がらなくてはダメだからね。今朝、ここでサーフしたんだけど、波に乗れないかなと思ったんだ。でもコンテストはオンになった。それは良い波を届けてくれるファンのグッドバイブレーションに違いないよ。凄い事だね」


リップ・カール・プロ・サーチは明日、ウエイティング期間のファイナルデイとなり2009年のチャンピオンが決定する。また同時開催のリップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチは、10月30日までウエイティング期間があり、明日スタンバイに入る。





リップ・カール・プロ・サーチ・セミファイナル:
SF 1:ビード・ダービッジ(AUS)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
SF 2:オーウェン・ライト(AUS)対ミック・ファニング(AUS)



現在のASPワールド・ツアー・トップ10
1、ミック・ファニング(AUS)が、6350ポイント
2、ジョエル・パーキンソン(AUS)6306ポイント
3、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)5773ポイント
4、C.Jホブグッド(USA)5748ポイント
5、ビード・ダービッジ(AUS)5524ポイント
6、ケリー・スレーター(USA)5514ポイント
7、タジ・バロウ(AUS)5149ポイント
8、ボビー・マルチネス(USA)4914ポイント
9、テイラー・ノックス(USA)4816ポイント
10、ダミアン・ホブグッド(USA)4794ポイント

詳細はASPジャパンサイトで。

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