SURFMEDIA ASP JAPAN NEWS ファニングが2連勝

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更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

ファニング2連勝。

2009ASPワールドツアー第7戦「クイックシルバー・プロ・フランス」

■2009年9月23-10月4日 サウスウエストコースト、フランス

mfwinqpf09(cestari)big.jpgMick Fanning (AUS), (C) ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES GETTY IMAGES

【現地22009年9月27日日曜日 セニョーセ,フランス】

ASPワールドツアー第7戦「クイックシルバー・プロ・フランス」が終了。1~3フィートのレ・ブルデインで行われたファイナルでビード・ダービッジ(AUS)を倒したミック・ファニング(AUS)がカリフォルニアに続き、このフランスでも優勝した。

大会主催者は、10月4日までのウエイティング期間中にウネリが期待出来ないと判断し、今日のコンディションで大会を終了することを選択した。今日の厳しいコンディションにもかかわらず、世界最高峰のサーファーたちは、フィンを抜くプログレッシブなサーフィンとエアリアル・サーフィンをブレンドしたアプローチを披露した。

ファニングは、今日のファイナルデイを通して勢いがあり、ファイナルではエクセレントな7.83、8.83、そして7.33をヒート前半にマークした。「初めに良い波をゲット出来て本当に幸運だったよ。最後はガス欠してしまったからね」とファニングが言った。「勝つためにファイナルデイでは4ヒートを戦わなくてはならなくて、しかも2つの試合は間が無かったから、かなり疲れたよ。コンディションは悪化していた。早くスコアをゲット出来てラッキーだったよ」

今回の優勝はファニングにとって、先週カリフォルニアで行われたコンテストに続く2戦連続優勝となった。そして、ツアーランキング2位の、ファニングは現在のASナンバー1のジョエル・パーキンソン(AUS)が昨日、ワイルドカードのパトリック・ベヴェン(FRA)にラウンド3で破れ、2戦連続の17位を強いられたため、その差を936のポイントから僅か146ポイントまで縮めた。「元に戻った」とファニングが言った。「皆そうだと思うけど、ジョエル(パーキンソン)は優勝するつもりだったと思う。早くに敗退して彼は不運だったね。最後の2ヒートはかなりハードだったよ。今シーズンの残りの3試合に向けて気合いが入るよ」

ファイナルデイのダービッジはエクセレントなフォームを見せた。そして、ファイナルまでに絶好調のデーン・レイノルズ(USA)、ベン・ダン(AUS)、今回大金星を挙げたローカルのパトリック・ベヴェン(FRA)(31)を下した。決してサーフィンの調子は悪くなかったが、彼は厳しいコンディションでファニングのスピードを止めることができなかった。

「良い感じでフィットしていたけど、あまりに強くターンをプッシュしすぎたかもしれない。多くのコブに引っかかったんだ。だからファイナルは今日の他のヒートとは違うと思った」とダービッジが言った。「コンディションは少しガタガタで、クリーンなセクションを見つけることが出来なかった。でもファイナルでまで勝ち上がれて最高だよ。トラッスルズの3位に続いて今シーズンのベスト・リザルト。本当に嬉しいよ」

ダービッジの2位は2009年のASPワールド・ツアー・レイティング上で7位から4位へジャンプアップさせた。そして、今シーズン終盤に向かい強烈なポジションに彼を置く。「それは嬉しいね。でも僕のいまのゴールは今年を良い感じで終えることで、来年良いポジションでスタートすることなんだ」とダービッジが言った。「トップ5ではフィニッシュしたいね。だからこの調子で頑張りたい」

今回のイベントでは、ヨーロッパのサーファー達が大活躍し、ティアゴ・ピレス(PRT)、パトリック・ベヴェン(FRA)の二人が3位入賞を果たした。なかでも今回のイベントの怪物であると多くの人々が考えた ASPドリーム・ツアー2年目のティアゴ・ピレス(PRT)は、クォーターファイナルで9回のASPワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)を倒した。「ケリーは大好きなサーファーで、本当に彼を尊敬している。彼を倒すためにはデカいセットを待つしか無いと思っていたんだ。今年は辛い年だけど、このためにトレーニングもかなりやってきた。だからこの結果を喜んでいるんだ」

パトリック・ベヴェン(FRA)は 、トライアルから勝ち上がって出場権を得たサーファー。彼は、現在のASPワールドNo.1、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ディーン・モリソン(AUS)、ボビー・マルチネス(USA)を下し、セミファイナルでダービッジに破れた。「ビードは素晴しいサーファーだ。あのヒートは本当に疲れたよ。今日は何も食べていなくて、自分のヒートに集中していたのさ。でも、ラインナップで良い波を手に入れなくて混乱した。ヒートの前半は凄くストレスを感じていて、前のヒートのように良いサーフィンが出来なかったんだ」

2009年のASPワールド・タイトルレースは、パーキンソンの早期敗退とファニングの優勝で、さらに面白くなってきた。彼らと世界タイトルを争うトップ・シードのC.J.ホブグッド(USA)、ダービッジ、スレーターとのヨーロピアンレッグが続く。次回のASPワールド・ツアーであるビラボン・プロ・ムンダッカは10月5〜17日で開催予定となっている。そちらのリポートもお楽しみに。

クイックシルバー・プロ・フランス・ファイナル結果:
優勝:ミック・ファニング(AUS)16.66
2位:ビード・ダービッジ(AUS)12.87
セミファイナル結果:
SF 1:ビード・ダービッジ(AUS)14.76 パトリック・ベヴェン(FRA)12.90
SF 2:ミック・ファニング(AUS)17.43 ティアゴ・ピレス(PRT)12.33

クォーターファイナル結果:
QF 1:ビード・ダービッジ(AUS)14.70 ベン・ダン(AUS)13.60
QF 2:パトリック・ベヴェン(FRA)14.86 ボビー・マルチネス(USA)14.00
QF 3:ティアゴ・ピレス(PRT)17.70 ケリー・スレーター(USA)17.43
QF 4:ミック・ファニング(AUS)16.00 タジ・バロウ(AUS)12.33

ラウンド4:
ヒート1:ビード・ダービッジ(AUS)13.33 def.。デーン・レイノルズ(USA)12.40
ヒート2:ベン・ダン(AUS)13.83 def.。C.J.ホブグッド(USA)12.37
ヒート3:ボビー・マルチネス(USA)11.43 テイラー・ノックス(USA)10.30
ヒート4:パトリック・ベヴェン(FRA)14.10 ディーン・モリソン(AUS)12.67
ヒート5:ケリー・スレーター(USA)17.23 ミシェル・ボウレズ(PYF)8.33
ヒート6:ティアゴ・ピレス(PRT)14.83 ティム・ボール(FRA)9.36
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)16.40 ジョディ・スミス(ZAF)15.00
ヒート8:タジ・バロウ(AUS)15.74 キーレン・ペロー(AUS)10.40

現在のASPワールド・ツアー・トップ10(クイックシルバー・プロ・フランス後):
1、ジョエル・パーキンソン(AUS)5896
2、ミック・ファニング(AUS)5750
3、C.Jホブグッド(USA)4872
4、ビード・ダービッジ(AUS)4792
5、ケリー・スレーター(USA)4638
6、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA) 4573
7、タジ・バロウ(AUS)4417
8、ダミアン・ホブグッド(USA)4384
9、 ボビー・マルチネス(USA)4314
10、テイラー・ノックス(USA)4216

詳細はASPジャパンサイトで。

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