リップ・カール・プロ・サーチがスタート

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更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

猛烈な嵐が去ってコンテストがスタート。新フォーマットで番狂わせが続出。

ASP MEN'S WORLD TOUR第9戦 リップ・カール・プロ・サーチ

■2009年10月19-30日 ペニシェ、ポルトガル

写真:マーロン・リプキ(DEU)(C) ASP/ CI/ SCHOLTZ via GETTY IMAGES

【現地時間2009年10月22日木曜日 モルヘ・レステ、ペニシェ/ポルトガル】

2009年のASPワールド・ツアー第9戦の「リップ・カール・プロ・サーチ」は、数日前に通過した嵐によって、メインサイトのビーチに設営されていた建物が壊され、ウエイティング期間の初日から3日間連続のレイデイを強いられていた。

しかし、その嵐はウネリを残して去って行き、メイン会場のスペルトゥーボス・ビーチの北にあるバックアップ会場であるモルヘ・レステのクリーンな2-3フィートでコンテストはスタートした。

今回のイベントは、初めからのマンオンマン・ヒートでサドンデスのASPの新しいコンペティション・フォーマットの採用を決定。そんなコンディションでラウンド1の8ヒートまでが行われた。

いよいよ2009年のASPワールドツアーも残すところ2戦となった。もし現在のAS世界ナンバー1のミック・ファニングが、このリップ・カール・プロ・サーチ・ポルトガルで優勝すると、ジョエル・パーキンソン(AUS)が9位以上。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)3位以内に入れないと、ファニングの2度目のワールドチャンピオンが決定することになる。

今日は、8名のハイシードのサーファーのうちの5人が早くもコンテストから姿を消す事となり、多くの番狂わせが起きた。そんな中で、2009年のASPワールド・ツアー・ルーキーで現在のASP44位のマーロン・リプキ(DEU)は、アグレッシブなバックハンドのアプローチで、今日のベストスコアとなるヒート・トータル14.66をマークし、同じルーキーのミシェル・ボウレズ(PYF)を破った。

「今朝、ミシェル(ボウレズ)のフリーサーフィンを見た。彼のサーフィンは信じられなかった」とリプキが言った。「それで思ったんだ。良い波を掴まなくては勝てないとね。それで良い波を手に入れる事が出来てラッキーだったよ。ヒートを勝ち上がる良い気分を忘れるぐらい、今年はラウンド1を勝てなくて、勝ち上がるのは本当に気持ち良いね」

ドイツ生まれでポルトガル育ちのリプキは、ティアゴ・ピレス(PRT)が朝の第3ヒートで破れたため、ローカルからの期待を一身に受けた。「僕の両親はドイツ人で、僕はリスボンで生まれた。だから僕の友人の多くはポルトガル人。みんな僕を支えてくれているんだ」とリプキが言った。「ローカル・ギャラリーはとても支えになる 。ホームで勝ち上がれる事は本当に素晴らしいよ。」

リップ・カール・プロ・サーチのワイルドカードで参加している19歳のオーウェン・ライト(AUS)。現在ASP-WQSでレイティング3位の彼は、リップ・カール・プロ・サーチ・イベントに2年間出場し、エリートレベルのコンペティションをよく知っている。

サーフィン界の新鋭であるライトは、ラウンド1において元ASPワールド・ジュニア・チャンピオン(2005年)で現在のASP17位のケコア・バカルソ(HAW)を下すことによって、彼のサーフィンがワールドクラスであることを証明した。

「チリとバリのリップ・カール・サーチ・イベントに行ったことがあって、それは本当に素晴らしかったよ」とライトが言った。「このサーチは選手が毎回違った場所に行く事が出来る。その選手たちは何にでも対応できる世界のベストサーファーなんだ。そんなサーファー達と一緒に、このポルトガルで戦えて最高だよ」

2009年のASPオーストラレーシア・プロ・ジュニア・シリーズでは無敗だったライトは、厳しいASP WQSシリーズでも大活躍。すでに来年のASPワールド・ツアーのスポットを手に入れている。「その年の初めの戦略は、ASP WQSをちょっとかじってみる感じだった。でも、最初のコンテストの後、全く変わってしまった」とライトが言った。「ドリーム・ツアーに参加出来る事は最高の事だよ。全てのコンペティション・サーファーの夢だからね」と彼が言った。



リップ・カール・プロ・サーチ:ラウンド1
ヒート1:ジハード・コードル(BRA)13.10ティム・ボール(FRA)10.84
ヒート2:ヘイター・アルベス(BRA)8.50デイビッド・ウイアー(ZAF)4.10
ヒート3:ナザニエル・カラン(USA)11.00 ティアゴ・ピレス(PRT)9.67
ヒート4:ベン・ダン(AUS)12.33フィリップ・マクドナルド(AUS)11.67
ヒート5:マーロン・リプキ(DEU)14.66 ミシェル・ボウレズ(PYF)10.77
ヒート6:パトリック・グダウスカス(USA)11.84 クリス・デーヴィッドソン(AUS)10.17
ヒート7:オーウェン・ライト(AUS)12.03 ケコア・バカルソ(HAW)8.76
ヒート8:カイ・オットン(AUS)9.90 デイビッド・ルイス(PRT)5.90



現在のASPワールド・ツアー・トップ10
1、ミック・ファニング(AUS)が、6350ポイント
2、ジョエル・パーキンソン(AUS)6306ポイント
3、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)5773ポイント
4、C.Jホブグッド(USA)5748ポイント
5、ビード・ダービッジ(AUS)5524ポイント
6、ケリー・スレーター(USA)5514ポイント
7、タジ・バロウ(AUS)5149ポイント
8、ボビー・マルチネス(USA)4914ポイント
9、テイラー・ノックス(USA)4816ポイント
10、ダミアン・ホブグッド(USA)4794ポイント

詳細はASPジャパンサイトで。

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