18才のココ・ホーがワールドツアー初優勝

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更新日 2009-11-10 | 作成日 2009-01-26

18歳のココ・ホー、ワールドツアー初優勝。

2009年ASPウイメンズ・ワールド・ツアー第4戦
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ

■2009年10月19-30日 ペニシェ/ポルトガル

写真:ココ・ホー(HAW)(C) ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES

【現地時間2009年10月29日木曜日 ベルガ、ペニシェ/ポルトガル】

メンズがミック・ファニングの今季3勝目という素晴しいフィナーレで幕を閉じた現地28日に、バックアップサイトのベルガでスタートを切ったASPウイメンズ・ワールド・ツアー第4戦「リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ」。大会2日目を迎え、再び会場をベルガに移し、午前8時にラウンド2からスタート。クリーンな2-3フィートのコンディションでファイナルまで行った。

2009年のASPドリーム・ツアー・ルーキーのココ・ホー(HAW)は、2005年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるチェルシー・ヘッジス(AUS)をファイナルで下し、初のASPウイメンズ・ワールド・ツアー勝利を手に入れた。今年のASPウイメンズ・ワールド・ツアー全7戦の第4戦となる「リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ」はコンペティションの2日間を通して、今年最高のコンディションと思われるベルガのバックアップ会場で開催。そんなホローなビーチブレイクで、最も素晴しいサーフィンを披露したのがココ・ホーだった。

ファイナルでは、どんどん波を捕まえて行くヘッジスに対し、ホーは根気よく良い波を待った。その素晴しい判断が彼女を勝利に導いた。コンディションが悪化するなか、ヤング・ハワイアンはレフトハンダーでバックハンド・アタックを見せ、7.50、8.33とハイスコアをマークし、コンビネーションで圧勝した。

「今朝、チェルシー(ヘッジス)がバレルをメイクするのを見ていたから、彼女がレフトで危険だと分かっていたわ 」とホーが言った。「今日の午後、波がよりリッパブルな波に変わったの。それはフォアハンドではハードだったけど、あの波を掴めて運がよかった」

この勝利で、ホーはASPウイメンズ・ワールド・ツアー・ランキング5位から3位にジャンプアップ。今年のファイナル3イベントにおけるメジャーフォースに名乗り出た。「トップであることは、とても気分が良いわ」とホーが言った。「あまり考え過ぎないようにしようとしているの。トロフィーが好きで、今年のはじめに自分でゴールを決めたの。全てのイベントでクォーターファイナル以上に勝ち上がって、年末にトップ5に入るって。それを達成するために自分のベストを尽くしている」

ヘッジスにとって今日のファイナル進出は、2007年以降初めてで、今回の2位入賞は、2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアー・レイティングで、彼女を8位から6位へアップさせた。アーリーラウンドから絶えずベルガの波をコントロールしたヘッジスは、クォーターファイナルにおいて、二度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンで現在のASPウイメンズ・ワールドNo.1のステファニー・ギルモア(AUS)さえ下した。

「もう一歩だった」とヘッジスが言った。「表彰台に再び上れて嬉しいわ。今年のベストリザルトよ。ワールド・タイトルのことは忘れ、イベントに入って、ただ自分の結果を改善したかった。ココ(ホー)はリッピングしていたわ。彼女は、より良い波を手に入れていた。2位に満足よ。ここから取り組んでいくわ」

元ASPウイメンズのワールド・チャンピオンであるヘッジスは、2008年に出産のためにコンペティションから離脱。ASPワールド・ツアーのワイルドカードを与えられ、今シーズンから復帰した。「今年、ココ(ホー)やサリー(フィッツギボンズ)のような若い女の子と一緒の開幕戦で自分の能力を少し疑ったわ」とヘッジスが言った。「彼女たちのサーフィンは素晴しくて、それが私の刺激になって、自分のサーフィンを見つめ直している。ステフ(ギルモア)を倒したのは、本当に気分がよかった。彼女は最高だと私は思う。彼女のサーフィンは鋭さがあるの」

今回惜しくもセミファイナルで敗退したのは、現在世界2位のシルヴァナ・リマ(BRA)。世界タイトルレースでリードするギルモアがクオーターで負けたため、セミまで残ったリマはその差を少し縮めた。「ステフ(ギルモア)がチェルシー(ヘッジス)に負けたけど、だからといって自分のサーフィンの仕方を変えないわ。ただ自分のサーフィンをするだけ。ステフは物凄いサーファーよ。だから今年、彼女と争っていることが素晴らしいの。今年私は物凄く集中している。それが順調な理由だと思うわ」

2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーの次のコンテストは、11月3日から8日まで北ペルーで開催される「Movistarペルークラシック・プレゼンテッドバイ・リップ・カール」。ウイメンズもいよいよ大詰め。こちらのリポートもお楽しみに。



リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ・ファイナル結果:
優勝:ココ・ホー(HAW)15.83
2位:チェルシー・ヘッジス(AUS)9.37
セミファイナル結果:
SF 1:チェルシー・ヘッジス(AUS)11.17 ロザンヌ・ホッジ(ZAF)5.10
SF 2:ココ・ホー(HAW)14.84 シルヴァナ・リマ(BRA)8.66
クォーターファイナル結果:
QF 1:ロザンヌ・ホッジ(ZAF)8.30 メラニー・バーテルス(HAW)7.13
QF 2:チェルシー・ヘッジス(AUS)12.16 ステファニー・ギルモア(AUS)11.73
QF 3:シルヴァナ・リマ(BRA)11.67 サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.34
QF 4:ココ・ホー(HAW)15.06 ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)9.16


サーチ後の現在のASPウイメンズ・ワールド・ツアー・トップ5

1、ステファニー・ギルモア(AUS)3793ポイント
2、シルヴァナ・リマ(BRA)3636ポイント
3、ココ・ホー(HAW)2923ポイント
4、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)2691ポイント
5、メラニー・バーテルス(HAW)2535ポイント


詳細はASPジャパンサイトで。

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