ブラジルのレナート・ガルバウンが優勝

■2009年9月28日-10月4日　Tomboビーチ、グアルジャ、サンパウロ

Renato Galvao : photo ASP South America

【現地22009年10月4日日曜日 グアルジャ、サンパウロ】

ブラジルのサンパウロ州 グアルジャで開催されていたASP WQS 6スターイベント「ローカル・モーション・グアルジャ・サーフ・プロ」が終了。2-3フィートのコンディションで行われたファイナルで、ブラジリアンのレナート・ガルバウンが、アメリカのパトリック・グダスカスを下し優勝した。

ガルバウンは、ブラジルで100回目となる歴史的なWQSイベントのファイナル・ヒートを、5.83と6.33という比較的スローなスタートを切った。そしてヒートの前半に2～3フィートの波でエクセレントな8.00、7.70をマーク。彼を応援していた地元のギャラリーの大声援に応えて勝利を手に入れた。

「物凄く興奮したよ。いつも応援してくれるファンが、たくさん集まってくれたからね。グアルジャが大好きなんだ。ビーチに集まってくれたギャラリーと優勝できて本当にハッピーだよ。ファイナルは素晴らしかった。パトリックは最高のサーファーだよ。そして、グアルジャでこの素晴しいファイナルを出来た事を神に感謝したい」とガルバウンが言った。今回の優勝はガルバウンの２度目の優勝。彼はイギリスで2004年に優勝している。またレナートは、レイティング上で70位から37位へジャンプアップした。

その他の入賞者は、2位がパット・グダスカス。3位にブランドン・ジャクソンとパブロ・パウリーノ。今回のブラジルのイベントではWQSレイティングの大きな変動は無い。しかし、レイティング3位のオーエン・ライトは、今回5位となり、2010年のドリーム・ツアー・スポットを手に入れるために13,588から14,338ポイントにスコアを伸ばしている。また、今回クオーターで破れたグレン・ホールは31位から21位に。セミで破れたブランドン・ジャクソンは16位から13位へランクアップしている。

WQSレイティング上で現在のトップ5は、2010年の安全圏内といえそうだ。WQS4スターで来日していたブレイク・ソーントンや、ルーク・マンロー、ロドリゴ・ドーネルズは注目していたい。サウス・アフリカのブランドン・ジャクソンはトップ20外だが、今の上がり調子を続けるならば、レイティングアップも期待出来る。

今回、ASP WQS 6スターイベント「ローカル・モーション・グアルジャ・サーフ・プロ」には、日本からマー大野こと大野修聖（おおのまさとし）が出場した。マーはラウンドオブ96から出場したものの、ファーストラウンドで敗退。現在の彼のベスト7戦のトータルポイントは、8264ポイントでレイティングは42位へとダウン。後半に入り、彼にとって重要なブラジルでの第２戦は現地時間10月5日（月）からスタートした「リオサーフ・インターナショナル」。地球の裏側でひとりで戦っているマー大野にエールを送ろう！※ライブ中継あり。

ローカル・モーション・グアルジャ・サーフ・プロ結果：
ファイナル：
レナート・ガルバウン（BRA）15.70 　パトリック・グダスカス（USA）12.16
セミファイナル：
ヒート1：レナート・ガルバウン（BRA）10.43 パブロ・パウリーノ（BRA）7.17
ヒート2：パトリック・グダスカス（USA）14.00 ブランドン・ジャクソン（ZAF）13.20