ブラジルの6スターイベントでシマオ・ロマオが優勝。ウイメンズWQSが最終戦となり、ジェシー・マイリー・ダイヤー優勝。WQSレイティング確定。
2009ASP-WQS6スターメンズ/WQS5スターウイメンズイベント
「オークリー・リオ・サーフ・プロ・インターナショナル」
■2009年10月5日-11日 リオデジャネイロ、ブラジル
【現地2009年10月11日日曜日 リオデジャネイロ】(2009年10月14日更新)
ブラジルのリオデジャネイロで開催されていたASP WQS 6スターイベント「オークリー・リオ・サーフ・プロ・インターナショナル」が終了。クリーンな2-4フィートのコンディションで行われたブラジリアン・ファイナルで、シマオ・ロマオが、ベルナルド・ミランダを下し、キャリア3度目となる2年連続優勝した。
「本当にハッピーだよ。2度目なんて信じられない。本当に嬉しいのは、自分のホームでこの勝利を祝えた事だよ。去年は、ここから直接エアポートに行き、試合に向かわなくてはならなかった。それが今年はなくて友達や家族とバーベキューでお祝いだ」とロマオが言った。そして、ロマオは優勝賞金20.000ドルとWQSの2.500ポイントを獲得。ASP-WQSランキング99位から49位にジャンプアップした。
その他の入賞者は、2位がベルナルド・ミランダ。3位に、ブレット・シンプソンとロドリゴ・ドーネルス。WQSランキングで、ベルナルドは50位から35位へ、ロドリゴは、20位から13位に、ブレットは9位から6位に浮上した。
今回、ASP WQS 6スターイベント「オークリー・リオ・サーフ・プロ・インターナショナル」には、日本からマー大野こと大野修聖(おおのまさとし)が出場。マーはラウンドオブ96から出場したが、ファーストラウンドで敗退。現在の彼のベスト7のトータルポイントは、先週から書き換える事は出来ず8264ポイントのままで、レイティングは先週の42位から46位へとダウン。次回の彼の試合は、10月25日にカナダでスタートするオニール・コールド・ウォータークラシック。この試合には、日本での全試合を終えた日本のチャンプ田中樹をはじめとする日本人選手が多数参加予定。世界を相手に戦っているマー大野と日本人選手にエールを送ろう!
オニール・コールド・ウォータークラシック
また、同時開催されていたウイメンズ5スター・イベントでは、オーストラリアのジェシー・マイリー-ダイヤーが優勝、2位にはローラ・エネバー(AUS)という結果になった。今回のイベントには日本から橋本小百合と萩原水紀が出場。萩原水紀がラウンドアップを果たしたが、ラウンドオブ24で敗退。本年度のWQS最終戦が終了しWQSレイティングは橋本は25位、萩原が27位でフィニッシュすることとなった。
ウイメンズWQS最終戦「オークリー・リオ・サーフ・プロ・インターナショナル」で優勝し、レイティング2位のジェシー・マイリー-ダイヤーは来年のワールドツアースポットを固めた。2010年のASPウイメンズのワールド・ツアーは、ASP-WQSのトップ6、ASPウイメンズ・ワールド・ツアー・レイティングのトップ10で構成される。リオが終わった現在、ASP WQSトップ6は、ココ・ホー、ジェシー・マイリー-ダイヤー、カリッサ・ムーア、ページ・ハーブ、レベッカ・ウッズ、クレア・ベビラックァ。
しかし、ココ、ページ、レベッカの3名は現在、ワールド・ツアーのトップ10でもある。もし彼女達がトップ10にとどまるならば、ASP-WQSレイティング上の次の3名が2010年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーにクオリファイすることになる。それは、リー・アン・カレン、ブルーナ・シュミッツ、ニキータ・ロブ。
ASPウイメンズ・ワールド・ツアーの現状を見る限りでは、ココ、ページ、レベッカの3名がトップ10を維持することは確実だが、この3名がワールドツアーのトップ10から落ちると、ニキータ、ブルーナ、リー・アンの運命も決まる。
しかし、ここまで開催されているASPウイメンズ・ワールド・ツアー・イベントは7戦のうちのわずか3戦で、最後のマウイまではどんな事も起こりうる状況。現時点ではASP WQSのトップ6以外は何も保証されていないといえる。
また、CTサーファーであるジェシーとブルーナの二人がASPウイメンズ・ワールド・ツアーのトップ10に入ると、 ASP WQSからのクオリファイが不必要となる。そうなるとWQS10位のセージ・エリクソンに順番が回ってくる。そして、ワールドツアーのトップ10にジャクリーヌ・シルヴァ、アラナ・ブランシャール、エミー・ドナホーが入らなければ、彼女たちにWQSからの扉が開く。また、いま名前のあがった全てのサーファーがトップ10に入ることができるならば、ベサニ・ハミルトンにもチャンスが出てくる。2010年のリクオリファイをかけたウイメンズ・ワールドツアーの熾烈な争いは、まだまだ続きそうだ。
現在の2009メンズWQS ランキング:
1:ダニエル・ロス(AUS)14,975
2:ジャドソン・アンドレ(BRA)14,813
3:オーエン・ライト(AUS)14,338
4:パトリック・グダスカス(USA)13,876
5:アダム・メリング(AUS)13,026
6:ブレット・シンプソン(USA)12,600
7:マット・ウィルキンソン(AUS)12,150
8:ジョアン・ドゥルー(FRA)12,050
9:ブレイク・ソーントン(AUS)11,925
10:トラヴィス・ロジィー(ZAF)11,851
11:オースティン・ウェア(USA)11,575
12:ダスティー・ペイン(HAW)11,425
13:ロドリゴ・ドーネルス(BRA)11,350
14:グレン・ホール(IRL) 11,200
15:ウイリアン・カルドゾ(BRA) 11,151
完全なレイティングはこちらをチェック。
2009年のウイメンズのWQSファイナル・ランキング
01:ココ・ホー(HAW)8.740ポイント、ASPワールド・ツアーのトップ10
02:ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)8.720
03:カリッサ・ムーア(HAW)7.980
04:ページ・ハーブ(NZL)7.840 ASPワールド・ツアーのトップ10
05:レベッカ・ウッズ(AUS)7.540 ASPワールド・ツアーのトップ10
06:クレア・ベビラックァ(AUS)7.400
07:リー・アン・カレン(FRA)7.240
08:ブルーナ・シュミッツ(BRA)7.000
09:ニキータ・ロブ(ZAF)6.900
完全なレイティングはこちらをチェック。
詳細はASPジャパンサイトで。