ビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームで、
アメリカが13年振りの金メダルを獲得。
Team USA : photo Watts/ISA
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ビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームス2009結果
2010-01-26
現地2009年8月8日、コスタリカ】世界中から集まった選り抜きのトップ・サーファーによって競われるサーフィンのオリンピック「ビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームス」が4-6フィートのコンディションのファイナルデイを迎え、アメリカチームがフランスチームを抑えて優勝した。アメリカチームは、1996年にハンティントン・ビーチ(カリフォルニア)で行われたワールド・サーフィン・ゲーム以来の総合優勝で、13年振りの金メダル獲得となる。
8日間に渡るコンペティションで35チームのトップに立ったアメリカ。ファイナルデイで、アメリカチームは、8人のチーム・メンバーのうち5人が3つの決勝進出を決め、チーム総合優勝へと導いた。コーチは、僅か1ヵ月前に、そのポジションを引き受けたばかりのイアン・カーンズだった。
「我々のチームには素晴しいサーファーがいた。そして、彼らはコンセントレートしつづけた」と控え目なカーンズが言った。「これは長いイベントである。エネルギーを維持することが非常に重要だった。本当にハッピーだよ」と10年以上優勝できなかったアメリカに勝利をもたらしたカーンズが言った。「私の目標はここで優勝することだった。」
4人のオープンメン、2人のオープンウイメン、2人のロングという新しいチーム・フォーマットで行われた第1回のビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームス。個人戦のロングボードは、先日、日本で行われたASP-WLTで活躍した選手ばかりがファイナルまで残り、WLTさながらのファイナルで、アントワーヌ・デルペロ(フランス)が日本のリベンジを果たし大差で圧勝した。
ウイメンズでは、多くのWCT選手が出場するなか、16才のアメリカのコートニー・コンローグが、素晴しいバックハンド・アタックを見せ優勝。コンローグは、エクアドルのISAジュニアでも2位となり、先日のUSオープンでは優勝、今シーズン後半は注目の選手と言えるだろう。
Jeremy Flores : photo Watts/ISA
最終日のハイライトとなったオープンメンズのファイナルでは、フロリダのコリー・ロペスとノースカロライナのベン・ブルジョアのアメリカチームと、ペルーのガブリエル・ヴィラーランとフランスのジェレミー・フローレスの戦いとなった。そんなファイナルで、トレードマークの低い重心から繰り出す稲妻のような速いターンを見せたジェレミー・フローレスが、前半に2本の8ポイント・ライドを決め、優勝した。
今回日本からは、オープンメン4名、オープンウイメン2名、ロング2名の8名を選出。日本代表としてメンズオープン、小嶋 海生、加藤周平、大世戸洋司、小林祐樹。ウイメンズオープン、大村奈央、高橋 みなと。ロングオープン、岡崎生水、森本雄大が出場。そんななかで大村奈央はWCTサーファーが多く出場するなかラウンド3まで進出。しかし、そこで3位で敗退しリパチャージへ。そしてリパ5まで進むも3位で敗退、13位で終了した。前回日本は国別では12位だったが、今回はそれを上回ることが出来ず35カ国中18位という結果に終わっている。
NSAのブログから情報もチェック。
http://billabongpro.com/isa09/
優勝:ジェレミー・フローレス(FRA)
2位:コーリー・ロペス(USA)
3位:ガブリエル・ヴィラーラン(PER)
4位:ベン・ブルジョア(USA)
ウイメンズ:
優勝:コートニー・コンローグ(USA)
2位:ロザンヌ・ホッジ(RSA)
3位:セージ・エリクソン(USA)
4位:ポーリーン・アドゥ(FRA)
ロングボード優勝:
アントワーヌ・デルペロ(FRA)
2位:ハーレー・イングレビィ(AUS)
3位:ベン・スキナー(GBR)
4位:トニー・シルバニ(USA)
ファイナル・チーム順位表
1-USA-14910ポイント
2-フランス-13280ポイント
3-オーストラリア-10996ポイント
4-ハワイ-10856ポイント
5-南アフリカ-10666ポイント
6-ペルー-10180ポイント
7-コスタリカ-9650ポイント
8-ベネズエラ-9040ポイント
9-ブラジル-9000ポイント
10-プエルトリコ-882ポイント
18-日本-5324ポイント