プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオ ンシップ」
2010年1月9日から17日まで、シドニーのノースナラビーンで開催。仲村拓久未、大橋海人、新井洋人、松岡慧斗、加藤嵐、大村奈央、橋本小百合が出場する。
今シーズンのハワイアンレッグは、オーストラリアのミック・ファニングとステファニー・ギルモアの世界タイトル獲得によって幕を閉じた。そして、世界のフォーカスは、ジュニアの世界タイトルをかけた「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオ ンシップ」へ移っていく。
世界各地のプロジュニアサーキットを戦ったトップサーファーによる、プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオ ンシップ」は、2010年1月9日から17日まで、シドニーのノースナラビーンで開催される。
このイベントは、世界中から集まった選りすぐりのジュニアサーファーによって、ASPジュニア・ワールド・タイトル獲得の熾烈な戦いが繰り広げられる。
これまでイベントでは、3XASPワールド・チャンピオンのアンディ・アイアンズ(HAW)、2度のイベントタイトルを持つジョエル・ パーキンソン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)といった現在のサーフィン界のトップ選手が優勝しており、このイベントが、どれだけハイレベルなものなのかが理解出来る。
1998年にスタートしたプロジュニアの世界大会。これまで行われた10回のなかで、開催国である地元オーストラリアの選手がタイトルを獲得したのは、パーコの2回のみで、2001年以降オーストラリアにタイトルは渡っていない。今年こそはオーストラリア復活の年になるか。
そんな中で、オーストラリアの期待の星が、レノックス・ヘッドのオーウェン・ライト。2009年のシーズンは、WQSで大暴れし、WCTではワイルドカードで出場してスレーターを2度も倒した。
「昨年のビラボンASP-WJCは、自分にとって、かなり間違った方へ行ってしまった」とライト。「去年と同じ選手が多く顔を揃えているから、かなりハードだと思う。でも楽しみにしているよ。会場のナラビーンは、レフトもライトも最高に良い波でバレルにもなる。今年も良い波でやれると良いね」とコメント。
今年、世界タイトルが既に2つオーストラリアに渡っているため、このジュニアで2つのタイトルをオーストラリアが獲得すると4つのタイトルがオーストラリアに渡ることになる。これはサーフィン史上初の快挙である。
今シーズン2度目のワールドタイトルを獲得したオーストラリアのミック・ファニングが言った。「オーウェンはワールド・チャンピオンになれる逸材だと僕は思う。ずっと彼を見てきたけど、正直言って、彼はワールドジュニアで勝つだろう。彼の姉妹のタイラーは、15歳でウイメンズのワールドツアーで優勝した経験がある。
この10年間、ケリーとアンディに支配されて、オージーサーファーはおとなしくしていた。そんな中で、ウイメンズではレイン、ステファニー、チェルシーたちがタイトルをオーストラリアに持ち帰ってくれた。うまくいけば、我々は今年、全4タイトルを手に入れることができる。そして、それはオーストラリアの時代を告げるものになるだろう」
2005年からスタートしたガールズ・ディビジョン。昨年はフランスのポーリーン・アドゥがタイトルを獲得したが、これまでオーストラリア勢が圧倒している。彼らは、アメリカ、ハワイ、ヨーロッパ、サウス・アフリカ、サウス・アメリカ、ASPインターナショナル、日本を含む8つの各地域から参加する優秀なサーファーと戦う。
今年、日本からはASPジャパンのジュニア・トップ3である仲村拓久未、大橋海人、新井洋人に加え、WQSのジュニア上位の松岡慧斗、加藤嵐が出場。ガールズではジュニアで大村奈央、WQSから橋本小百合が代表選手として参加する予定。彼らをインターネットで応援しよう。
この大会の模様は、インターネットでライブ中継されます。 www.billabongpro.com