2011年11月12~23日 ハレイワ・アリイ・ビーチ・パーク、ハワイ
素晴らしいエア・ショーとは裏腹に、多くのトップ・シードとともにカリッサ・ムーアが早くも姿を消した。(11/23)
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【ホノルル(2011年11月22日)】バンズ・トリプルクラウン第1戦ASP6スターイベント「リーフ・ハワイアン・プロ」の大会2日目は、熾烈なミドル・ラウンド・ヒートへと差し掛かり、波乱の展開となった。強いオフショアによってアシストされた素晴らしいエア・ショーとは裏腹に、多くのトップ・シードと唯一の女性ワイルドカードだったカリッサ・ムーアがイベントから早くも姿を消した。
ヒートは、オーバーヘッド・ウォールでの勝負から、首尾一貫しないスモール・サーフでの戦いへと刻々と変化し、まるで全く別々の日であるかのように激変するコンディションに選手達は悩まされた。そんな中でも、ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)が16.6ポイント、エヴァン・ガイゼルマン(フロリダ )が17.0、タナー・グダスカス(カリフォルニア)が15.27、タジ・バロウ(オーストラリア)が16.26というように、素晴しいパフォーマンスが披露された。
エアを決めたエヴァン・ガイゼルマン
ガイゼルマンのヒートは、ウェイブ・マシンのように、どこからともなくランプを伴った波が出てきた。。ガイゼルマンは、イベントで最も巨大なエアで9.7を記録したオーストラリアのジョシュ・カーを下し、ハワイのイズキール・ラウとともにラウンドアップを果たした。カーとガイゼルマンは、ハワイアン・エア・ショーの候補に挙がっている。
「フロリダ出身の僕にとっては、このようなコンディションは慣れたものですよ。」と、ガイゼルマンが言った。「僕のサーフィンにはレフトがファンだった。楽しめましたね。確かに僕はよりプログレッシブなエアにトライしました。あのヒートは本当にクレイジーでしたね。カーのあのエアは凄かった。すぐ逆転だなって思いました。あのエアと戦うのはハードです。彼はあのエアで9.7を手に入れ、それがどれくらい凄かったか分かりました。ファースト・クラスとか何かアップグレードして、ハワイアン・エアのフライトを楽しみたいですね。もし、ハワイアン・エア・ショーに勝てればですけど。それを勝ち取る人は誰でもハッピーでしょうね。」
フローレンス。
今シーズンからツアーを本格的に回り出したフローレンスは、今年1月のパイプラインで行われた5スターイベントで、いきなりASP初優勝を手に入れ、9月のローテーションで見事トップ34にクオリファイ。そして、その素晴しい年のブックエンドにバンズ・トリプルクラウンでの強烈なエンディングを目指している。「エヴァン(ガイゼルマン)とジョシュ(カー)のような多くの選手が、凄いエアリアルをメイクできるんです。」と、フローレンスが言った。「彼らと戦って、これらのコンテストのいずれかでファイナルをメイク出来るか、もしくは全てで良い成績を残せたら、僕は最高にハッピーです。友達や家族がみんな見てくれているハワイは自分のホームですからね。」
カリッサは敗退。
今年ウイメンズのトリプルクラウンが行われない中で、ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンとなったハワイのカリッサ・ムーアが、 120名を超えるメンズ・アスリートのワールド・クラス・サーファー達と肩を並べ、ワイルドカードで出場。注目のヒートとなった。しかし、惜しくも4位でヒートを敗退となった。
「トリプルクラウンの最初の2つのイベントでサーフする機会をもらえて最高ですね。でも正直に言って自分自身のパフォーマンスには、本当にがっかりしました。」と、ムーアが言った。「あれが女性同士のヒートだったとしても、私は負けていたと思います。その点で、私の全体的なパフォーマンスは、私の基準を満たしていませんでした。でも、それは時にあり得る事で、あの選手たちの中で戦えて素晴らしかったし、負けて学びました。燃えましたよ。
今日のハレイワのコンディションは、小さいレフトとライトのあるスモール・コンディション。ちょっと一貫性がなく、テイクオフ・ゾーンも本当に狭く限られていましたね。みんな、かなり接近していました。ゲームの一環なのですが、この状況でパドル・バトルと戦略を強いられて、確かに、男子の選手は違ったバイブレーションを出してましたね。女子でも時には、かなりアグレッシブになることもありますけど。」
彼女は、このハレイワにおいて11歳で初めてプロサーファーと戦った時の事と比較して言った。「これまでの8年間はものすごいものでした。ここで初めてサーフィンしたのを覚えています。確か11歳でワイルドカードかトライアルから出たと思います。今と同じように緊張していましたね。でも、その同じシチュエーションでも、対戦相手がみんな年上の女性だったのでプレッシャーはなかったですね。」
対戦相手のひとりで、そのヒートをトップで勝ち上がったハワイのロイ・パワーズが言った。「彼女は多くの人々に愛されている選手だよ。僕は彼女と同じヒートを戦えて光栄に思う。」とパワーズが言った。「彼女のサーフィンを披露する機会が多くがあればいいのにと思うけど、状況が厳しいね。彼女はワールドチャンピオンさ。僕は試合以外で彼女とよくサーフィンをするけど、やられっぱなしだよ。ヒートの中でも彼女は楽勝な選手ではない。彼女は信じられないサーファーさ。あのヒートは緊張したよ。僕がその唯一のまともな波を手に入れたことを神に感謝したい。」
ムーアは、11月25日から12月6日でサンセットで開催されるバンズ・ワールド・カップに出場する。
大野修聖。ファーストラウンドで惜しくも3位敗退
また今回は、日本から大野修聖がラウンドオブ96のヒート16に登場。ウィゴリー・ダンタス、ケーシー・ブラウン、エリック・ガイゼルマンと対戦。スローなスタートからリードを奪われたマー。終始3位を強いられ、ヒート終盤に見せた起死回生のフォアハンド・エアリバースもインコンプリート。4.90、3.83をスコアした大野修聖だったが、波数の少ない中でセットを見つける事ができず、まさかのファーストラウンドで惜しくも3位敗退となった。大野修聖は、11月25日から12月6日でサンセットで開催されるバンズ・ワールド・カップにも出場する。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。
昨年もあったiPad、iPhone、iPodタッチのためのVans Liveのアプリ。新しいバンズ・ライブ2.0アプリ(無料)をiTunesでダウンロードして、ライブを楽しもう。
http://itunes.apple.com/us/app/vans-live-2/id451040363?mt=8
http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2011
RESULTS:
2nd Round of 96
Heat 9: Luke Davis (USA) 11.43pts ; Shaun Joubert (ZAF) 8.83pts ; Lincoln Taylor (AUS) 7.17pts ; Yuri Sodre (BRA) 3.67pts
Heat 10: Dion Atkinson (AUS) 13.00pts ; Adam Robertson (AUS) 11.73pts ; Jamie O'Brien (HAW) 8.80pts ; Joan Duru (FRA) 8.07pts
Heat 11: Tanner Hendrickson (HAW) 14.00pts ; Torrey Meister (HAW) 10.20pts ; Dane Reynolds 8.90pts(USA) ; Billy Stairmind (NZL) 5.00pts
Heat 12: Vincent Duvignac (FRA) 10.67pts ; Romain Cloitre (FRA) 9.83pts ; TJ Barron (HAW) 8.20pts ; Dylan Graves (PRI) 6.06pts
Heat 13: Jack Freestone (AUS) 10.90pts ; Aritz Aranburu (EUK) 10.00pts ; Shaun Cansdell (AUS) 8.70pts ; Blake Thornton (AUS) 5.40pts
Heat 14: Roy Powers (HAW) 10.00pts ; Ian Gentil (HAW) 8.50pts ; Cory Lopez (USA) 7.50pts ; Carissa Moore (HAW) 5.60pts
Heat 15: Nathaniel Curran (USA) 12.00pts ; Marc Lacomare (FRA) 10.00pts ; Royden Bryson (ZAF) 7.23pts ; Perth Standlick (AUS) 3.23pts
Heat 16: Wiggolly Dantas (BRA) 15.10pts ; Eric Geiselman (USA) 12.67pts ; Masatoshi Ohno (JPN) 8.73pts ; Casey Brown (HAW) 4.90pts
Clash of the Legends: RossWilliams (HAW) 14.50pts ; Shane Dorian (HAW) 14.44pts ; Rob Machado (USA) 10.26 ; Kalani Robb (HAW) 5.33pts
3rd Round of 64
Heat 1: Evan Geiselman (USA) 17.00pts ; Ezekiel Lau (HAW) 15.13pts ; Josh Kurr (AUS) 12.57 ; Kai Barger (HAW) 10.66pts
Heat 2: Hodei Collazo (EUK) 13.33pts ; Kolohe Andino (USA) 11.27pts ; Kai Otton (AUS) 8.97pts ; Heath Joske (AUS) 8.84pts
Heat 3: Adrien Toyon (REU) 12.17pts ; Kieren Perrow (AUS) 11.86pts ; Travis Logie (ZAF) 11.64pts ; Tomas Hermes (BRA) 8.94pts
Heat 4: Nat Young (USA) 12.66pts ; Maxime Huscenot (FRA) 11.63pts ; Tom Whitaker (AUS) 10.44pts ; Damien Hobgood (USA) 10.30pts
Heat 5: Glenn Hall (IRL) 12.10pts ; Daniel Ross (AUS) 10.13pts ; Stu Kennedy (AUS) 6.33pts ; Raoni Monteiro (BRA) 2.79pts
Heat 6: Sebastien Zietz (HAW) 13.23pts ; Thiago Camaro (BRA) 11.90pts ; Davey Cathels (AUS) 11.27pts ; Taylor Knox (USA) 9.00pts
Heat 7: John John Florence (HAW) 16.60pts ; Kekoa Bacalso (HAW) 13.17pts ; Matt Wilkinson (AUS) 11.40pts ; Nathan Yeomans (USA)
Heat 8: Taj Burrow (AUS) 16.26pts ; Leonardo Neves (BRA) 14.36pts ; Mason Ho(HAW)13.97pts ; Conner Coffin (USA) 12.20pts
Heat 9: Adriano De Souza (BRA) 13.60pts ; Adam Robertson (AUS) 12.67pts ; Luke Davis (USA) 9.87pts ; Sean Moody (HAW) 9.86pts
Heat 10: Dusty Payne (HAW) 14.90pts ; Dion Atkinson (AUS) 14.70pts ; Shaun Joubert (ZAF) 12.70pts ; Richard Christie (NZL) 5.15pts
Heat 11: Tanner Guduskas (USA) 15.27pts ; Adrian Buchen (AUS)13.44pts ; Romain Coitre (FRA) 12.10pts ; Tanner Hendrickson (HAW) 9.46pts
Heat 12: Adam Melling (AUS) 10.69pts ; Brett Simpson (USA) 10.33pts ; Vincent Duvignac (FRA) 9.83pts ; Torrey Meister (HAW) 6.53pts
Heat 13: Michael Bourez (PYF) 13.34pts ; Jesse Mendes (AUS) 11.87pts ; Jack Freestone (AUS) 10.13pts ; Ian Gentil (HAW) 8.83pts