2011年11月25〜12月6日 サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ
バンズ・ワールド・カップが10〜12フィートのサンセットでスタート。大野修聖はファーストラウンドで敗退。(11/28)
Hawaii's Tonino Benson, Thriving on the Power.
Credit: VansTripleCrown/ASP/Cestari
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【ホノルル(2011年11月27日)】ハワイ、オアフ島ノースショアで開催中の「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン presented by ロックスター・エナジー・ドリンク」の第2戦である賞金総額250,000ドルのASPプライム「バンズ・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」が10~12フィートのサンセット・ビーチでスタート。ラウンドオブ128の16ヒートまでが行われた。
今日のような風にあおられたラフなサンセットで、強さを見せたのはハワイアンたち。今日行われた16ヒートのうち、11ヒートでハワイアンがトップ通過を果たした。そんな中で、サンセットをホームとする元ASPワールド・ツアーサーファーであるパンチョ・サリヴァンは、10年以上も、このイベントの優勝候補であり続けているが優勝はまだない。
「毎回、この波を理解出来たと思っても、屈辱的な思いをする。」と、サリヴァンが言った。「ここで上手くサーフするために、多くの時間を重ね、このブレイクとエクイップメントに集中する。インサイド・ボウルで吹き出るアドレナリン。その波は振動して音をたてている。その後どうなるかは予想出来ない。未知のものへの興奮。サンセットは全てのレベルにそれを伝える。サンセットは本当に厳しい波だから、みんながサーフィンするのだと思う。」
「近年、多くのフォーカスはパイプにある。そして、選手は本当に薄く細い板でライディングする。しかし、その板でサンセットでやろうとしても太刀打ち出来ないよ。すべての力は、波のトップの3分の2にある。若い選手は、ボトムターンをセットする前に、ボトムにずっといるミスを侵していると思う。エネルギーはそこにはない。彼らが本当に狭いピン・ボードに乗っているという事実を加えるならば、オフザトップやダウンザラインでドライブする事は出来ないんだ。」
今日のトップ・ヒート・スコアラーは、2ウェイブ・トータルで16.17ポイントをマークしたトニーノ・ベンソン(ビッグアイランド、ハワイ)。また、ベスト・シングルスコアは、ビッグなチューブ・ライドで9.33をスコアしたバンズ・ワールド・カップ・ルーキーでジュニア・ワイルドカードのキアヌ・アシン(ハワイ)だった。
「僕はテイクオフしたとき、すでに波のフェイスの下にいた」とビッグ・ドロップについてアシンが言った。「ワォ!って感じで、波がダブルアップするのが見えた。それで僕はストールするほうが良いと考えたんだ。目の前は大量の水で、何とかチューブを抜けた時は、ほとんどワイプアウト寸前だったよ。」
今日のサンセット・ビーチは、オーストラリアのミッチー・コレボーンの出身地であるサンシャイン・コーストとは似ても似つかないコンディションだった。「今までサニーコーストで、このような大きい波は見たことがないと思う。」とコレボーンが言った。「でもパドルアウトして、凄く楽しかったね。ラウンド1を勝ち上がれて最高だよ。僕はここで全くサーフィンした事がなかったんだ。いつもパイプにステイして、家の前でサーフしていたんだ。でも、この数日は、ダスティー・ペインとここでサーフィンした。そして、彼は僕にコツを教えてくれたんだ。いくつかの目印をセットしてくれた。それのお陰だよ。良い結果を残したい。今年は僕には辛い一年だった。まあまあの結果をいくつか手に入れただけ。大きな結果は、僕に世界を意味する。特にこのような大きなサンセットではね。」
リカルド・ドス・サントスは、ラウンド1を勝ち上がった唯一のブラジリアンで、バレルを上手くメイクした唯一のグーフィー・フッターだった。「多くのブラジリアンが、これらのコンディションが得意なはずだ。おそらく彼らは今日不運だったのだろう。しかし、 ブラジルの代表として戦えて誇りに思うよ。」と、ドス・サントスが言った。「回りに人がいないところでサーフィンするのが好きなんだ。良い波を見つけてベストが出せるからね。あのバレルはラッキーなだけだよ。ただ自分のところに波が来ただけなんだ。」
このイベントの1994年、2000年の2度のチャンピオンであるサニー・ガルシアは、今日のラウンドでダブル・バレルをスコアして、明日、女性ワイルドカードのカリッサ・ムーア、アラン・リウ(リユニオン・アイランド)とミッチー・コレボーン(オーストラリア)と対戦する。
「カリッサと同じヒート?」と、ガルシアは言った。「去年は去年は彼女をコーチングしていたんだ。僕は大のカリッサ・ムーア・ファンだよ。彼女は世界でもっと偉大な女性サーファーさ。僕はラインナップでも彼女を応援するよ。」
Mar Ohno/World Cup/Sunset Beach photo:Gordinho
また今回、日本の大野修聖は、ウインディでラフな10~12フィートのコンディションのサンセットで、南アフリカのデール・ステイプルズ、ハワイのトニーノ・ベンソン、カマレイ・アレキサンダーと対戦した。スローなスタートとなったヒート10。中盤から各選手がハイスコアを揃える中、パワフルなバックハンドサーフィンで大野修聖も応戦した。ヒートはデール・ステイプルズが8.17、7.00のトップ2スコアを揃えリード。しかし、終盤に入り、ハワイのトニーノ・ベンソンが素晴しいバックハンドで最後に大逆転。大野修聖は、彼らしいサーフィンを見せる事のないまま、惜しくも4位で敗退となった。
昨年もあったiPad、iPhone、iPodタッチのためのVans Liveのアプリ。新しいバンズ・ライブ2.0アプリ(無料)をiTunesでダウンロードして、ライブを楽しもう。
http://itunes.apple.com/us/app/vans-live-2/id451040363?mt=8
RESULTS
Round of 128. 1st & 2nd advance.
H1: Vincent Duvignac (FRA) 13.24pts ; Evan Valiere (HAW) 11.94pts ; Tyler Newton (HAW) 7.94pts ; Sebastien Zietz (HAW) 6.93pts
H2: Marcus Hickman (HAW) 9.00pts ; Perth Standlick (AUS) 7.93pts ; Gabriel Villaran (PER) 7.60pts ; Yuri Sodre (BRA) 3.30pts
H3: Billy Kemper (HAW) 8.33pts ; Chris Foster (HAW) 7.40pts ; Jeronimo Vargas (BRA) 5.86pts ; Roy Powers (HAW) 5.70pts
H4: Jamie O'Brien (HAW) 14.84pts ; Brent Dorrington (AUS) 9.36pts ; Caio Ibelli (BRA) 9.23pts ; ALex Smith (HAW) 5.50pts
H5: Kekoa Bacalso (HAW) 11.00pts ; Gavin Gillette (HAW) 10.83pts ; Shaun Cansdell (AUS) 7.70pts ; Solomon Ortiz (HAW) 7.06pts
H6: Torry Meister (HAW) 9.43pts ; Brian Toth (PRI) 7.90pts ; Dege O'Connell (HAW) 6.90pts ; Hodei Collazo (EUK) 6.00pts
H7: Pancho Sullivan (HAW) 14.87pts ; Tim Reyes (USA) 10.20pts ; Kevin Sullivan (HAW) 8.83pts ; Billy Stairmand (NZL) 1.70pts
H8: Davey Cathels (AUS) 11.60pts ; Olamana Eleogram (HAW) 10.80pts ; Nathaniel Curran (USA) 9.67pts ; Dylan Goodale (HAW) 8.77pts
H9: Joel Centeio (HAW) 12.50pts ; Ian Walsh (HAW) 9.67pts ; Jano Belo (BRA) 9.43pts ; Jesse Merle-Jones (HAW) 7.56pts
H10: Tonino Benson (HAW) 16.17pts ; Dale Staples (ZAF) 15.17pts ; Kamalei Alexander (HAW) 11.40pts ; Masatoshi Ohno (JPN) 6.33pts
H11: Keanu Asing (HAW)12.90pts ; Austin Ware (USA) 8.06pts ; Stu Kennedy (AUS) 6.77pts ; Makai McNamara (HAW) 5.97pts
H12: Adrien Toyon (REU) 11.67pts ; Sean Moody (HAW) 10.66pts ; Casey Brown (HAW) 7.03pts ; Joan Duru (FRA) 6.36pts
H13: Makuakai Rothman (HAW) 11.97pts ; Sunny Garcia (HAW) 11.00pts ; Blake Thornton (AUS) 11.00pts ; Gony Zubizarreta (ESP) 9.96pts
H14: Mitchel Coleborn (AUS) 13.30pts ; Tanner Hendrickson (HAW) 12.93pts ; TJ Barron (HAW) 10.67pts ; Jonathan Gonzalez (CNY) 8.87pts
H15: Myles Padaca (HAW) 12.93pts ; Mason Ho (HAW) 12.70pts ; Jack Freestone (AUS) 9.37pts ; Rudy Palmboom (ZAF) 7.43pts
H16: Ricardo Dos Santos (BRA) 15.53pts ; Ian Gentil (HAW) 12.90pts ; Flynn Novack (HAW) 9.73pts ; Maxime Huscenot (FRA) 8.80pts
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。