2011年11月25〜12月6日 サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ
19才のフローレンスが、バンズ・ワールド・カップで優勝。トリプルクラウン・ランキングもトップの座へと躍り出た。(12/3)
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
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【ホノルル(2011年12月2日)】バンズ・トリプルクラウン第2戦ASPプライム「バンズ・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」が終了。ハワイのジョン・ジョン・フローレンスが優勝した。
ジョン・ジョン・フローレンスは、彼が6歳の頃から、サーフィンのチャンピオンが決定するのを、このサンセットビーチの砂の上に立って見ていた。そして、19歳となった今、彼は表彰台の上に立ち、子供の頃からの夢を叶えた。またフローレンスは、今回の優勝で、バンズ・トリプルクラウンのランキング・トップの座へと躍り出た。それは12歳の時、初めてトリプルクラウンでサーフしたフローレンスの圧倒的な勝利だった。
パーフェクトな10フィートの波で行われたファイナルは、素晴らしいチューブ・バトルとなり、ミシェル・ボウレズ(タヒチ)、アダム・メリング(オーストラリア)とハンク・ギャスケル(マウイ)というファイナリストを下し、フローレンスは優勝賞金40,000ドルを獲得。9.5と7.5というベスト2ウェイブで17ポイントをスコアしたフローレンスは、他の選手をコンビネーションに追いやっての圧勝だった。
2週前のハレイワでバンズ・トリプルクラウン・キャンペーンを開始したフローレンスは、第5位でフィニッシュした。そして今回の優勝。トリプルクラウン最終戦は、彼のホームポイントであるパイプラインで開催される。ビラボン・パイプ・マスターズは、12月8日にスタートとなる。今シーズンのキャンペーンを2月に行われたパイプラインの試合でスタートさせたフローレンス。彼は、その5スターイベントで見事優勝し幸先の良いスタートを切った。そこから彼はASPトップ32に入るため、世界中のASPツアーを転戦。素晴しい成績を収めて、エリートツアーにクオリファイし、現在ワールドランキング19位につけている。
「楽しんでいます。僕はサーフィンで生活しているんです。それ自体が僕の夢だったんです。」と、フローレンスが言った。「これは僕にとって初めてのプライムでの優勝です。しかも、ここはホームブレイクのひとつで、家族や友達が見守る中、優勝できた事は、僕の人生で最高の瞬間です。これは、すべてを意味します。僕は小さい子供の頃、ここで大会をする選手を見て育ちました。6歳の頃、会場に来ては選手のサインをもらっていました。」
来るべきパイプ・マスターズについて:「僕はパイプで生活していて、ほとんど毎日すべてのコンディションでサーフィンをしています。間違いなく面白いことになりそうですよ。」
第3位:アダム・メリング(AUS)
ファイナルのサンセットは、スイッチの入ったジャイアント・ウェイブ・マシンのように、全てのファイナリストたちにバレルライドを与えた。しかし、フローレンスのパフォーマンスは度肝を抜くものだった。30分のファイナルでボウレズとメリングは、彼をキャッチするために激しく戦った。メリングは6秒もの長いチューブ・ライドに挑んだが、ホワイト・ウォーターのカーテンから出てくることはできなかった。ハレイワで第2位になり、今回第3位となったメリングはバンズ・トリプルクラウン・レイティングで第2位にランクされ、パイプでジョン・ジョンを追いかける。
「前回より一つ順位を上げられたら良かった。でも、そういうもんだよ。」と、オーストラリアのレノックス・ヘッド出身のメリングが言った。「あの長いチューブはそんなに素晴らしくなかった。メイク出来なかったからね。トリプルクラウンは、すべてを意味する。若い時からここに来て、いつも優勝したかった。去年のパイプはまずまずだったけど、今年はちょっと違うようだね。ビッグなパイプになりそうだ。だから今週はちょっと練習するつもりだよ。」
第2位:ミシェル・ボウレズ(PYF)
ボウレズは、バンズ・トリプルクラウンの29年の歴史のなかで最も成功したタヒチのサーファーである。ハレイワで行われたリーフ・ハワイアンプロの元チャンピオンで、彼のパワフルなサーフィン・スタイルは、ノースショアのウインター・ウェイブにナチュラル・フィットする。バンズ・トリプルクラウン・ランキング第3位の彼は、パイプで新たな頂を目指す。
「彼らとファイナルを戦え、ツアーのこのステージにいられて最高の気分だよ。」と、ボウレズが言った。「僕の最初の波は信じられない爆弾だった。メイク出来なかったけど、もしあれをメイクで来ていたら、満点だったかもしれない。ヒートのスタートに満点を出したら、他の選手に相当プレッシャーをかけられたね。でも、そうはならなかった。」
第4位:ハンク・ギャスケル(HAW)
4位となったハンク・ギャスケルは、今日のサンセットで乗ったような波のために生きているサーファーだ。マウイ島出身の彼は、今年のASPハワイのチャンピオンとなり、トリプルクラウンへ出場している。そして、パイプラインへの2度目のワイルドカードを手に入れた。「これは、僕にとって本当にスペシャルなことである」と、ギャスケルが言った。「この事は生涯忘れないだろう。これまでトリプルクラウンで、これ以上の成績はない。ファイナルをメイク出来て本当に嬉しいね。そして、パイプ。気合が入るよ。準備は出来ている。これまでに2度、パイプの試合でサーフしている。パイプのイベントに復活出来て嬉しいね。私は少しばかりの運を持っていたし、多くのハードワークを重ねて来たので、それが功を奏したんだと思う。自分自身を誇りに思っているよ。」
また、昨年の優勝者であるブラジルのラオニ・モンテイロは、セミファイナルでフローレンスとギャスケルに破れ、7位でフィニッシュ。そして、フロリダのエヴァン・ガイゼルマンも、ラウンドオブ32で破れたが、バンズ・トリプルクラウンのルーキーオブザイヤーを獲得した。
そして、バンズ・トリプルクラウンは、いよいよ最終戦を残すのみとなった。ASPワールドツアー最終戦「ビラボン・パイプ・マスターズ」は、現地12月8日からウエイティング期間に入る。
ファイナル:
第1位:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.00pt、40,000ドル
第2位:ミシェル・ボウレズ(PYF)12.30pt、20,000ドル
第3位:アダム・メリング(AUS)11.96pt、12,000ドル
第4位:ハンク・ギャスケル(HAW)11.53pt、10,000ドル
セミ・ファイナル
ヒート1:
ミシェル・ボウレズ(PYF)12.03pt;
アダム・メリング(AUS)8.00pt;
オラマナ・エレオグラム(HAW)7.60pt;
ダスティー・ペイン(HAW)4.60pt;
ヒート2:
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.40pt;
ハンク・ギャスケル(HAW)14.50pt;
エイドリアン・バカン(AUS)13.57pt;
ラオニ・モンテイロ(BRA)9.77pt
クォーター・ファイナル
ヒート1:
アダム・メリング(AUS)12.86pt;
ミシェル・ボウレズ(PYF)11.33pt;
エヴァン・バリエール(HAW)7.16pt;
ナット・ヤング(USA)7.16pt;
ヒート2:
オラマナ・エレオグラム(HAW)17.83pt;
ダスティー・ペイン(HAW)17.50pt;
ジョディ・スミス(ZAF)14.16pt;
トラヴィス・ロギー(ZAF)6.16pt;
ヒート3:
ラオニ・モンテイロ(BRA)14.77pt;
ハンク・ギャスケル(HAW)11.67pt;
CJホブグッド(USA)11.50pt;
ジョエル・センティオ(HAW)4.87pt;
ヒート4:
アドリアン・バカン(AUS)14.84pt;;
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.23pt;
イアン・ウォルシュ(HAW)13.37pt;
マット・ウィルキンソン(AUS)9.43pt
昨年もあったiPad、iPhone、iPodタッチのためのVans Liveのアプリ。新しいバンズ・ライブ2.0アプリ(無料)をiTunesでダウンロードして、ライブを楽しもう。
http://itunes.apple.com/us/app/vans-live-2/id451040363?mt=8