バンズ・ワールド・カップは大会3日目。10〜12フィートのサンセットでデーン・レイノルズがVANSワールドカップ最高得点をマーク。

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バンズ・トリプルクラウン第2戦/ASPプライム「バンズ・ワールド・カップ」

2011年11月25〜12月6日 サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ

大会3日目。10〜12フィートのサンセットでデーン・レイノルズがVANSワールドカップ最高得点をマーク。(12/2)



【ホノルル(2011年12月1日)】バンズ・トリプルクラウン第2戦ASPプライム「バンズ・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」が、再び10~12フィートにサイズアップしたサンセットで再開。いよいよトップシードが登場し、見せ場を作った。

今日はかなりラフ・コンディションで危険なサンセット・デイ。そんな中でラウンドオブ64のファイナル・ヒートにデーン・レイノルズ(USA)が登場した。ハイシードを狙うサーファーたちの戦場と化していた10〜12フィートのサンセットでレイノルズは、9.37と9.0のトップ2スコアで信じ難い18.37のヒートスコアをメイクした。彼は、ハンク・ギャスケル(ハワイ)、ジュリアン・ウィルソン(オーストラリア)とトーマス・ヘルメス(ブラジル)に考える隙も与えなかった。

reynolds1651vans11kirstin_n.jpgDane Reynolds (USA)

デーン・レイノルズ(USA)

「僕は、あのヒートに関して、ほとんど自信がなかったんだ。サンセットのラインナップのことを本当に知らないし、これまで乗った事のない板を使っていた。」と、レイノルズが言った。「恐らくラインアップのことを知らなかったから調子が良かったのかも。ハンクとジュリアンは、僕より10〜15ヤード沖で波を待っていたんだ。たとえラインアップがどんなであっても、インサイドで待つのが好きなんだよ。僕に向かって来る波を見たいんだ。

僕は、そんな彼らがキャッチできなかったナイスなラインを持つ小さな波を掴んだ。その波では2、3度ターンをしたかな。良い感じだったよ。それが3ポイントなのか、8ポイントなのかは分からなかった。でも、それで9.3をスコアしたんだ。僕にとってのコンペティションは、何が成功するか確かめるための単なる機会なんだ。

僕は、本当にナーバスになったけど、あの種類の激しいプレッシャーを感じることは、素晴しい事だという事が、ちょっとわかったよ。激しいプレッシャーは人に異なったサーフィンをさせる。そして、たとえ何が起こっても、常に何かをそこから学ぶことができる。僕が掴んだ波は、今日の中ではそれほど大きい波ではなかったよ。でも素晴らしいラインを持っていた。」

テイラー・ノックス(USA)、エイドリアーノ・デ・スザ(ブラジル)、ブレット・シンプソン(USA),コロヘ・アンディーノ(USA)といった選手は、彼らのオープニング・ヒートで破れ、早くもイベントから姿を消した。そんな番狂わせの多発するタフ・コンディションで、デーン・グダスカス(カリフォルニア)は、僅か7.67という2ウェイブ・トータルでヒートを勝ち上がった。

凄まじいクローズアウト・セットが入る、非常に可変的なコンディションに加え、恐ろしい西のピークと波のフェイスにコブがあった今日のサンセット。そんな危険な場所から自分の波を見つける事が出来たサーファーには、深いバレルと、そびえ立つバーティカル・ウォールが、次のラウンドへのチケットとともに報酬として与えられたのであった。

walsh_i9268sunset11cestari_n.jpg Ian Walsh (HAW)

イアン・ウォルシュ(HAW)

ハワイのイアン・ウォルシュは、ジョエル・センティオ(ハワイ)、ジャドソン・アンドレ(ブラジル)、コロヘ・アンディーノ(カリフォルニア)と対した彼のヒートで、クレイジーなコンディションに苦しめられた。しかしオープニングライドで8ポイントをマークしたウォルシュは、幸いにもスモール・バックアップをスコアして勝ち上がった。「最初にビッグ・ピークを掴めてラッキーだったよ。」と、ウォルシュが言った。

「あとの残り時間は、波を喰らい、ボードを捨ててドルフィンしたよ。インパクト・ゾーンの裏側より悪い場所はない。基本的に、ウエスト・ボウルはノース・ボウルと共に来て、ホワイトウォッシュの巨大なトライアングルを作っている。一度そこにハマってしまったら滅茶苦茶さ。ゼッケンまで脱げてしまうんだ。車の事故に遭って息を確保しているような感じだよ。このイベントには苦しめられて来た。3年間、セミファイナルをメイクして来たんだ。今年はファイナルまで勝ち上がって、トリプルクラウンに繋げたいよ。」

burrow1121vans11kirstin_n.jpgTaj Burrow (AUS)

タジ・バロウ(AUS)

オーストラリアのタジ・バロウ、エース・バカン、ジョシュ・カーは、順調に勝ち上がった。バロウはバンズ・トリプルクラウン・タイトルのゴールに向かって順調に勝ち進み、カーは、彼がツアーで最も多才で熟練のサーファーの1人であるということを証明した。

「それは非常に名誉だよ」と、タジが言った。「全てが非常に難しい、3つの完全に異なるハワイの波で行われる3つのビッグイベント。その全てが終了した時にトップに立つということは価値がある。僕はこれまで、惜しい所までは行っているが勝てた事がない。だからリストをチェックすることは良いかもしれないね。」

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ジョシュ・カー(AUS)

見事なサーフィンを見せたカーは、7ポイント・レンジを2ライド決めて15.04をスコアした。プレイ・フィールドは、サイズが肩だった先週のハレイワと比べて、今日は全く異なっていた。「先週、私たちは、1フィートのハレイワでエアを狙っていた。そして今週は、サンセットで最もビッグなサーフボードで踏ん張って、ターンをメイクし、ボードから振り落とされないようにしているよ。」とカーが言った。「でも、その多様性がハワイなんだ。そして、それが好きになる。ハワイに来るときに、何に期待するのかわからないけど、全てのボードの準備をしておく必要がある。そして、いくつものバレルをゲットし、ヒートをメイクする6週間を楽しむことに、ただ興奮している 。」

主催者は明日、ソリッドな 6~10フィート・レンジのサーフでバンズ・ワールド・カップのファイナルデイを見込んでいる。

昨年もあったiPad、iPhone、iPodタッチのためのVans Liveのアプリ。新しいバンズ・ライブ2.0アプリ(無料)をiTunesでダウンロードして、ライブを楽しもう。
http://itunes.apple.com/us/app/vans-live-2/id451040363?mt=8

RESULTS:
ROUND OF 64

HEAT 1: Jordy Smith (ZAF) 17.478pts ; Heath Joske (AUS) 11.00pts ; Vincent Duvignac (FRA)10.00pts ; Ezekiel Lau (HAW) 7.66pts

HEAT 2 : Evan Valiere (HAW) 10.77pts ; Adam Melling (AUS) 9.53pts ; Junior Faria (BRA) 5.10pts ; Brett Simpsom (USA) 2.57pts

HEAT 3 : Dusty Payne (HAW) 10.20pts ; Jamie O'Brien (HAW) 7.60pts ; Taylor Knox (USA) 6.57pts ; Brent Dorrington (AUS) 5.90pts

HEAT 4 : Josh Kerr (AUS) 15.04pts ; Jesse Mendes (BRA) 13.63pts ; Wiggolly Dantas (BRA) 10.83pts ; Tanner Gudauskas (USA) 6.54pts

HEAT 5 : Michel Bourez (PYF) 15.23pts ; Travis Logie (ZAF) 10.17pts ; Kekoa Bacalso (HAW) 6.57pts ; Torrey Meister (HAW) 4.94pts

HEAT 6 : Kai Otton (AUS) 10.43pts ; Evan Geiselman (USA) 8.90pts ; Matt Pagan (USA) 6.87pts ; Daniel Ross (AUS) 6.17pts

HEAT 7 : Nat Young (USA) 13.17pts ; Kieren Perrow (AUS) 12.34pts ; Pancho Sullivan 11.80pts ; Tiago Pires (PRT) 5.43pts

HEAT 8 : Taj Burrow (AUS) 12.67pts ; Olamana Eleogram (HAW) 9.47pts ; Kalani Chapman 5.50pts ; Davey Cathels (AUS) 4.73pts

HEAT 9 : Dane Gudauskas (USA) 7.67pts ; Tonino Benson (HAW) 7.20pts ; Adriano De Souza (BRA) 6.83pts ; Dale Staples (ZAF) 6.56pts

HEAT 10 : Ian Walsh (HAW) 11.90pts ; Joel Centeio (HAW) 11.07pts ; Jadson Andre (BRA) 9.50pts ; Kolohe Andino (USA) 7.27pts

HEAT 11 : Damien Hodgood (USA) 9.76pts ; Lincoln Taylor (AUS) 9.47pts ; Willian Cardoso (BRA) 5.93pts ; Gabe Kling (USA) 4.57 pts

HEAT 12 : Adrian Buchan (AUS) 15.87pts ; CJ Hodgood (USA) 9.23pts ; Keanu Asing (HAW) 7.27 ; Adrien Toyon (REU) 4.10pts

HEAT 13 : Chris Davidson (AUS) 13.97pts ; Mitchel Coleborn (AUS) 12.97pts ; Glenn Hall (IRL) 11.00pts ; Thiago Camarao (BRA) 9.50 pts

HEAT 14 : Sunny Garcia (HAW) 12.46pts ; Raoni Monteiro (BRA) 11.67pts ; Fredrick Patacchia (HAW) 8.33pts ; Shaun Joubert (ZAF) 6.40pts

HEAT 15 : John John Florence (HAW) 15.83pts ; Matt Wilkinson (AUS) 14.00pts ; Ian Gentil 8.10pts ; Mason Ho (HAW) 7.16pts

HEAT 16: Dane Reynolds (USA) 18.37; Hank Gaskell (Hawaii) 11.56; Julian Wilson (Aust) 7.36; Tomas Hermes Brazil) 6.17



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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