ギジット・プロ・サンセット・ビーチ(ウイメンズWCT)
サンセット・ビーチ、11月24日〜12月6日
オーストラリアのステファニー・ギルモア、3年連続のワールド・タイトルを獲得。カリッサ・ムーアがギジットプロ優勝(11/29)
Pictured: Stephanie Gilmore (AUS), 21, your three-time ASP Women’s World Champion! Credit: © ASP/ CI/ SCHOLTZ via GETTY IMAGES
【現地2009年11月28日土曜日、サンセットビーチ、ハワイ】ステファニー・ギルモア(AUS)は今日、3年連続のASPウイメンズの・ワールド・タイトルを獲得した。ギルモアは、これまでエリートASPワールドツアーレベルでコンピートし、毎年名声ある王冠を獲得するために戦い勝ち抜いてきた唯一のサーファーとして歴史に刻まれる。ギルモアは3度目のワールド・タイトル獲得に加えて、ギジット・プロ・サンセット・ビーチ(バンズ・トリプルクラウンの第2戦)のファイナルに残り第3位に入った。
コンテストはウェイブ・フェイスで12― 20フィート・レンジで開催され、17歳のハワイのカリッサ・ムーアが、サンセットでのサーフィン経験を生かしたダイナミックでパワフルなサーフィンで、ギジット・プロ・イベント・タイトルを獲得した。
第2位にはサリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)、第3位がギルモアで、カウアイのアラナ・ブランチャードが4位となった。ハレイワで優勝したブランチャードは、現在バンズ・トリプルクラウン・シリーズ・レイティングでトップを走る。
ギジット・プロのファイナルデイが今朝始まったとき、6人のサーファーによる2009年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル争いは続いていたため、この状況で決着がついてしまうのは、いくぶん予想外だった。とはいえ全く落ち度のないギルモアは、彼女がファイナルに勝ち上がるまでに、すべての挑戦者よりハイスコアをマークしていた。
「3回目の世界タイトルは、超現実的です。」とギルモアが言った。「本当に素晴らしいわ! 今朝起きて楽しい日になると思っていたの。波はどんどんサイズアップしてきて、一日を通してちょっとファジーなフィーリングだったわ。何を考えたら良いかも分からない。ただ今年一年を通して支援をしてくださった人に感謝したい」
ギジット・プロ・サンセット・ビーチでファイナルにフォーカスしていたギルモアは、コンペティションのファイナルデイにASPウイメンズのワールド・タイトルの可能性が残され、彼女が歴史的なクラウンをつかみとったことに驚いていた。
「そんなことが起こっているなんて全く知らなかったわ」とギルモアが言った。「私は、ファイナルの準備をしていて、私が勝ったことを知って頭の中がちょっと軽くなった」ホノルアへ行って、タイトルの事など心配せずに、リラックスしてイベントに入るギルモア。「ウイメンズ・ワールド・ツアーにおいて、より快適であると感じ始めているの。そして、イベントが変わって行く」とギルモアが言った。
「そのブレイクを理解して、まだツアー3年目だけど、旅と争うのが好きなの。そして、そうすることによってお給料がもらえるなんて特別な事。来年を楽しみにしているの。違ったコンディション、違った波でのツアーが見えている。来年はいくつかの新しいスポットでコンテストが出来ると思うの。良い波で良いヒートが出来る事を楽しみにしているわ」
ASPウイメンズ・ワールド・ツアー第7戦「ギジット・プロ・サンセット・ビーチ」で優勝したのは、17歳のカリッサ・ムーア。
Pictured: Carissa Moore (HAW), 17, Trials Winner and 2010 ASP Women’s World Tour rookie, has claimed the Gidget Pro at Sunset Beach.
Credit: © ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES
トライアルで優勝してメインイベントに出場した17歳のハワイのカリッサ・ムーアは、驚くべき安定感のある成熟したサーフィンで優勝した。「ものすごい名誉です」とムーアが言った。「何て言ったらいいか分かりません。このイベントでファイナルに残れるなんて、考えた事もなかった。みんな凄くサーフィンがうまいし、ステフ(ギルモア)に世界タイトルのお祝いを言いたいです」
ムーアは17歳にもかかわらず、既にASPウイメンズ・ワールド・ツアー・コンペティションを経験済み。2007年のロキシー・プロ・ゴールドコースト・イベントで、チェルシー・ヘッジス(AUS)次いで2位でフィニッシュした経歴があるのだ。
ワイルドカードとして過去にASPワールド・ツアー・イベントを経験していたヤング・ハワイアンは、ハイレベルとなったコンペティションのなかでも余裕を感じさせた。「確かに前にワールド・ツアーを経験していた事は大きな手助けになりました」とムーアが言った。「いつもチャレンジになるノースショアのサーフィンを分かっています。でも女の子たちは、物凄いレベルでサーフィンしていて、それぞれのヒートは全くの白紙の状態でした」
そんなサンセット・ビーチのトリッキーなラインアップでも余裕を感じさせたムーアは、ハワイアン・レジェンドのパンチョ・サリヴァン(HAW)の下で重要なコーチを受けていた。「私のコーチは、本当の大きなサポートをしてくれました」とムーアが言った。「水の中でのパンチョ(サリヴァン)のサポートは最高でした」
今シーズンのツアールーキーのフィッツギボンズは、初めてファイナル進出を果たした。そして、セミファイナルではイベント唯一のパーフェクト10-ポイント・ライドをスコアしたが、ファイナルで2位となった。
ハレイワで優勝したブランチャードは、今回もファイナルに残り、4位となりバンズ・トリプルクラウン・レイティングのトップを走る。彼女はセミファイナルでASPレイティング2位のシルヴァナ・リマ(BRA)を破り、ファイナルに勝ち上がった。そこでワールド・タイトルを争っていたリマの夢は破れたが、ブランチャードにとって2010年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーへのリクオリファイの可能性が高まった。
シルヴァナ(リマ)をノックアウトして悪かったと思う。でも自分も境界線上にいるの」とブランチャードが言った。「ここで頑張らないと来年のツアーはなし。これは今シーズンのベストリザルトだから本当に嬉しいわ」
そして、バンズ・トリプルクラウンの最終戦でもあるワールドツアー最終戦のステージは、マウイ島のホノルアベイで12月8~20日で開催予定のビラボン・プロ・マウイへ移動する。
ファイナル:
優勝:カリッサ・ムーア(HAW)、12,000ドル
第2位:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、7,000ドル
第3位:ステファニー・ギルモア(HAW)、5,100ドル
第4位:アラナ・ブランチャード(HAW)、4,900ドル
セミファイナル:
S1:ステファニー・ギルモア(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、チェルシー・ヘッジス(AUS)、メラニー・バーテルス(HAW)
S2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、アラナ・ブランチャード(HAW)、マリア・マニュエル(HAW)、ココ・ホー(HAW)
クォーター・ファイナル:
Q1:メラニー・バーテルス(HAW)、チェルシー・ヘッジス(AUS)、メーガン・アブボ(HAW)、ロウリナ・マッグラス(AUS)
Q2:ステファニー・ギルモア(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、サマンサ・コーニッシュ(AUS)、ジャクリーン・シルヴァ(BRA)
Q3:アラナ・ブランチャード(HAW)、マリア・マニュエル(HAW)、シルヴァナ・リマ(BRA)、ページ・ハレブ(NZL)
Q4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ココ・ホー(HAW)、ブルーナ・シュミッツ(BRA)、ベサニ・ハミルトン(HAW)